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【MakerFaire2022 現地レポート #2】 まさにものづくりの聖地!作品紹介編

こんにちは!日テレR&Dラボです!
今回は9/3,4に東京ビッグサイトにて行われたMaker Faire Tokyo 2022の現地レポート第2弾、会場作品紹介をお届けします!

会場の様子

第1弾の出展編はこちらから↓

■全体概要

今年は2020年以来の2年ぶりのリアル会場での開催(+オンライン配信)となりました。
会場は下記の画像のようなエリアに分かれており、数100組の出展者によってブースが展開されています。
またブースだけではなく、会場を歩き回るロボットや自作の移動ロボット移動している人もおり、会場は一日中パレードのような様相となっておりました🎇

エリアマップ

会場に来ている方の年齢層は幅広く、子供から大人まで多くの方が来ておりました。
中には子供がものづくりを体験できるスペースもあります。まさに楽しみながら学びのある素敵な空間。

子供も体験!
FLFさんの工作スペース

まさに幅広い世代、ジャンルが集まった技術者たちの学園祭!といったような大盛り上がりの会場の様子を写真・動画中心にお伝えできればと思います!

■ロボット編

まずはロボット編!
まさにMaker Faireというように、会場は思わず目を引いてしまうような自作ロボットで溢れかえっておりました。

巨大な恐竜ロボに唖然とするブラウンくぁん

事前情報で非常に楽しみにしていたものの、筆者が訪れた際にはすでに完売・・・。マスターの入れたコーヒー飲みたかった・・・。

こちらはNHKさんの激アツギーク番組「魔改造の夜で話題になった「ペンギンちゃん大縄跳び」です。
可愛すぎるしすごすぎる・・・。

オセロAIの進化の話はよく聞きますが、リアル空間でAI同士が戦うようになった時代も到来していました。

こちらは一家に一台導入必須な置き配受け取りシステム。
手をさすると荷物渡してくれる設計も素敵でした。

また会場の注目を大きく集めていたこちらは、柿ピーの「柿」と「ピー」に分離する装置。This is Maiker Fairという狂気を感じる作品です。

他にも電卓演奏ロボットや、怪文書作成ロボット(!?)まで幅広いなんて言葉では言い表せないほどの多くのロボットで賑わっていました。

■乗り物編

さらに冒頭でも少し触れたように会場には多くの自作乗り物で移動している人がいます。

公式ナンバーついてる!?

■楽器編

また会場には自作の楽器を出展している方々も多くいらっしゃいました。
既存の楽器の拡張から、日常のものを楽器化したようなもの、楽器を演奏するロボットなど、こちらも幅広い作品となっていました。

中には見た目からは楽器とは思えないようなもので演奏している猛者たちも。
こちらはたこ焼き器はMPCに似ているというぶっ飛んだ発想から作られた蛸焼打器。たこ焼きを作る動作で演奏することができます。

またこちらはELECTRONICOS  FANTASTICOSさんによるバーコードリーダーによる演奏。「役割を終えた電化製品を新たな電子楽器へと蘇生」させるといったコンセプト、素敵です!

■映像系編

会場にはロボットや乗り物やガジェットなどデバイスが割合が大きいものの、中には映像をテーマにした作品も多くありました。

こちらはダンボールでまさにDIYした自作天球ドーム。
リアルタイムで360度カメラの映像を中に映し出していました。

家に欲しい

お次は子供が興味津々の回るコマにプロジェクションした作品。コマに貼られた反射材のシールが、回ることで円形として識別されてセンシングできるという秀逸な設計でした。

そしてこちらは動画で伝わるか難しい作品ではありますが、残像で3Dの形状を表現している3Dコンテンツ。
立体走査線という言い方をしていましたが、生で見るとより立体感を感じました!

■そのほか

以前日テレR&Dラボでもスマートミラーを制作でコラボさせていただいたPanasonicのデザインチームFuture Life Factoryのみなさんも展示されていました。
以前の取り組みはこちらから↓

コンテナを積み上げたブースがおしゃれですね〜〜〜

新作の寝かしつけロボットを日テレメンバーも体験させていただきました。

スヤァ・・

こちらは悟りを開いたような作品です。
昔ものづくり界隈で電子工作生花みたいなもののブームが起きた時がありましたが、それ以上の趣を感じますね・・・。

コンデンサー盆栽

お次は筆者が二日間で一番心を打たれた作品と言っても過言ではありません。台座そのものが回転することで水平に滑り続けています。

一生見てられますね・・・。

またまた他にもゴリゴリの電子デバイスだけではない、アイデア作品も!

なんかもうロック
顔が拡大されるレンチキュラーマスク

■さいごに

長くなりましたが、ここでは伝えきれないほどの多くの作品や、会場でしか体験できないような作品も多くありました。
改めて写真や映像を見るだけでもワクワクするものでいっぱいです。

一見、それなんの役に立つんだ?と思ったとしても、そんな邪念(?)を吹き飛ばすようなワクワクで溢れている作品達ばかりで、筆者も心が洗われた気がします。

Maker(ものづくりする人)達が単に作りたいものを作るお祭りMaker Faire。「便利なもの」「役に立つもの」を作るということにとらわれない技術のあり方を体感し、非常に刺激的なイベントでした!

会社用のコースターとして使わせていただきます。