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ハイパーインフレという恐怖

皆さんこんにちは
若者に色々役に立つかもしれない情報をたまに呟いているおじさんです。

昔、米ドル建ての貯蓄型生命保険に加入する際に、ハイパーインフレ対応がある商品を選びました。
もし100円の価値が1円になってしまったとすると、その時保険金を100万円もらえても、1万円の価値にしかならないので保険の意味がありません。そこで、ハイパーインフレに陥った場合インフレ率に合わせて保険金が変動する商品だったと記憶しています。この当時ハイパーインフレに関しては特段重要だとは考えていませんでしたが、万一の保険に抜けがあると意味がないので、きちんとインフレ対応できる商品を選んでいました。
因みに、その商品へ30代の頃に始めて2015年に最後の積立をしたのですが、トータル700万ほど契約しています。先ほどチェックしたら解約返戻金は1100万円を超えていました。恐らく後10年は放置するので更に増えてくれると思います。(因みに、現状では3%以上で運用されています)貯蓄型生命保険の解約時の税金に関しても昔noteを書いたので良かったら読んでみて下さい。

本題に戻りますが、今日ドル建ての日経平均を調べていたら三井住友DSアセットマネジメントのレポートにたどり着いてそこからちょっと怖い以下のレポートにたどり着いたのでnoteを書いています。

日本はここ30年くらいデフレ(物の価値が低い)の世界で過ごしてきました。物の値段が安くて、生活するのにはメリットがありますね。しかしこれからインフレ(物の価値が高い)世界に移行していこうとしています。現金の価値がどんどん低くなり、その代わりに物の価値や証券の価値が増えていく時代です。これが進んでいくとアメリカのようにラーメン1杯が20ドルくらいの世界になります。ドル円の本来の感覚で言うと1ドル100円くらいで考えると計算しやすいので1杯20ドルのラーメンは日本円なら2000円、今の日本だと大体1000円くらいのラーメンが主流だと思いますので、2倍違います。ビックマック指数ではありませんが、これを基準に考えると5000万円のマンションは1億になり、300万円の車は600万円になるということになります。このようなインフレの世界では、お金をどんどん増やさないと貧乏になってしまいます。銀行に眠らせておいた300万円は現在の低金利の世界では、10年後も300万円です。しかしその時に車が欲しくなると300万円の貯金で買える車は、昔150万円で売っていた車しか買うことができなくなっています。

インフレが進む国では、通常金利が上昇していき、物価高を抑えようとする政策がとられますが、現状の日本は金利を簡単に上げられないと考えられています。マンションバブルに踊らされて高いマンションを低金利のローンで購入した人は、もれなく変動金利を利用していると思いますが、この金利が上がってしまうと途端に返済できない人であふれかえります。同じように、経営がうまくいっていない企業は銀行から融資を受けますが、その金利が上がると、融資を受けにくくなり、やがて首が回らなくなり倒産してしまいます。このような環境下では政策金利を上げたくても上げられない背景があるため、低金利のまま据え置かれてしまいます。すると、海外から見た場合の円の魅力はそれほど上がらず、どんどん円安が進んでしまいます。アメリカは金利がどんどん上がったため、現在ドル高の状態で推移しています。世界中の人がドルを買ってそこで運用した方が良いと考えているからです。日本はこのままだと、金利も上がらず、円の価値が下がり、インフレが加速してハイパーインフレの状態に移行してしまうと、現金で資産を持っている人は資産がどんどん減ってしまうことになります。

2024年になって日経平均は、新NISA開始と円安の追い風もあり3万6千円に到達しています。そろそろリスクを取って資産を現金から証券へ移行する必要がある時期なのかもしれません。
そんな中、インフレの影響を考慮したのか政府は、

老後資金に関しても新しい話を始めています。
折角政府が用意してくれた新NISAの仕組みを使わないのはもったいないです。来るインフレ時代のためにも資産の一部を証券に移す時かもしれませんね。

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