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組織的な自給自足

食料自給

未来農園のぱーです。

今回は組織的な自給自足についてのみ、書かせていただきます。

自然を見て、美しいと思える感性をお持ちの方は
共感いただけるかもしれない。
自分で育て、収穫したものは、様々な思い入れがあり、格別に美味しく感じる。自然を観察し、人が横から手を添えて、生産を増やして行くのが食料自給に私は感じています。



山へ繰り出す

自給自足を行うという事は、自然の中の季節に従って生きるような生き方です。本当に美味しいや、感動を追って、生きる感じかなと、個人的には感じています。
いまは寒くなってきましたので、木や、竹が水を吸うことを辞め、休みはじめます。この時期に伐採した木を、キノコ作りに役立てていきます。竹は、しばらく乾かして、農業や、柵等の資材にしたりします。
また、植物の成長が止まるため、耕作放棄地などを開拓するにはこの時期がうってつけです。

猪や、鹿はいまのうちに、ご飯をと、
せっせと、山の木のみや、土中に潜む虫、畑のものを食べに来ます。気温の低下と共に、植物は葉を落とし、じっと耐え忍ぶもの。植物の成長を止め、寒さに耐えるために、糖分を身に貯えるものも出てきます。冬は根菜類、葉野菜が寒さに当たり、とても甘くて、美味しい。
猪もこの時期が一番脂がのっていて、美味しい。
分かりやすくのはボタン鍋。旬を盛りだくさんが一番美味しい。


炭火焼で、旬の食材を

春は、寒さから解放され、若々しい植物の優しい緑が、さんさんと咲き誇ります。動物や、虫たちも動き出し、人間もどんどん活発になっていきますね。まだ、畑で収穫できるものは少ないのですが、それを補うかのように、野草や、山菜などが強く芽吹きます。
タケノコもすごく獲れますね。2週間ほどで、採りきってしまうので本当に一瞬です。出来る限り、保存して長く食べられるようにします。
旬の野菜や食べ物とは、その時期に人体にとって、もっとも栄養が足りてない要素を補ってくれるものだと感じております。

なぜ、美味しく感じるのか。それは体に染みていくように、欲しているからだと感じています。欲しいものほど、必要なものほど、得られた時の感動は、大きいものだと考えています。
この時期は、夏野菜に向けての畑の準備や、春野菜の細々したものの収穫に時間を要します。心地よい気温に、久しい暖かい風、外での作業がとても気持ち良くなる季節です。
梅雨に入る前に、夏野菜の準備などは済ませておきます。
そして、田植えが始まりますね。日本の伝統文化です。
また、鶏のひなが孵化しやすい時期でもあります。

私と同じアフロの鶏、名前はジュニア

梅雨の前後で、私たちの町ではホタルが多く、飛んでいます。
暗いところで、みんなで見るのが、毎年の楽しみとなっております。
時期はジューンベリーがなります。今年のは出来が悪く、3個に1個美味しかったなあ。

梅雨が明けると、トマトや、きゅうりなどの野菜が少しずつでき始めます。
夏の日差しをさんさんと、浴びて、出来てくる果菜類です。夏の野菜は、生命力が強く、エネルギーを感じるものが多い。日差しや、暑さにやられた人間にパワーを与えるようです。


豊作すぎたトマト


夏場に辛いのは、草刈りや、草取り。一日作業はなかなか出来る時期ではありません。早朝か、日が沈んでから、作業することが増えてきます。
梅や、シソが出来てくると、梅ジュースや、シソジュースにする。私は梅ジュースがすごく好きです。
植物の緑が強くなる時期、葉を食べて、美味しくなるのが鹿です。
また、夏は近くの川で遊ぶ機会が増え、鮎を今年は食べました。
鮎の内臓、藻の味がして、ちょっと苦かった。焼き加減が微妙だったのか。

意外にもサワガニが、揚げて食べるのが美味しく、みんなで捕ったのは楽しかったです。
この時期は畑の最盛期。食べるものに全く困りません。

秋に入ってくると、稲刈りが始まります。その後に、稲刈りを祝うかのように餅つきをするのが、私たちの習慣です。

餅つきが終わると、次は、椎茸が少しずつなり始めます。柿と、栗がなり始め、干し柿や、熟した柿をみんなで、食べ始めます。この時期にに美味しいのは枝豆。1カ月~2か月後は、サツマイモがいい感じに美味しくなってきます。


くり栗拾い

寒さが強くなると、美味しくなるのが白菜や、大根、カブなどの冬野菜、これを獲れたイノシシなどと一緒に鍋にするのが楽しみなんです。

来年は、蜂蜜(養蜂)を始めてみようかと考えているのと、果樹園を大きくやってみる。畑を2~3倍にしていき、ビニールハウスは、夏場、トマト畑にする。

ほかにも会員さんや、やろうとしているプロジェクト(日本酒を米から作ってみよう)(巨大なトマトの木)(羊を飼って、糸を紡ぐ)(木を削って、皿や、スプーンを作る)はいっぱいあります。

自然に沿って暮らす生活は楽しいぞ。

養鶏について


私たちの養鶏場は現在200~250羽。
最大でも2000羽を目指します。特徴としては、孵化~産卵~食べる。までを行っていきます。(1000羽を超えていけば、鳥の解体場も建築予定です)

そうすることで、自立した食料自給の仕組になります。

始めは20羽からスタート

飼い方は平飼いを採用し、出来る限り、近くで捕れたものを餌に与えるか、自分たちで生産できればと考えております。

卵は田舎で重宝されるので、物々交換するにはとても喜ばれます。

狩猟について


本業猟師を育成するを目標に掲げております。(能勢町内で3名)
年間600頭まで広げていきたいと考えております。
猟師は農業よりも、機械化が進みません。なので、農業が機械化が進めば進むほど、耕作放棄地が増えるほど、獣害被害は増えていきます。
それを私達、若手の狩猟チームが活躍することにより、農家のサポートを行っていきます。


解体中

私達自身で、狩猟を行っていますので、若手猟師の育成、チームの結成から、商品としての販売までを日本中で行いたいと考えております。

鹿肉をペット向けに販売、頭蓋骨をアートとして、革も何かできれば嬉しいなと考えております。
今年の狩猟チームの成果次第で、解体場の建築まで進めていきたいと考えております。そうすることで、より鹿肉の有効活用を広く進めることが出来ます。

また、鹿を狩猟するばかりではなく、山の木の伐採を促し、山の中に餌を作ることで、鹿を生かす商品も作りました。

田、麦、大豆(2年3作)

稲作に関わってみて、機械や、土地が休んでいる期間が多すぎるのではないか。そう感じ、来年から少しずつ、こちらを実行していく予定です。

5月に田植え、10月に稲刈り。
11月に麦を植え、5月中旬に収穫。
6月には、大豆を植え、9月に収穫。
次の5月まで、休ませ、、5月に田植えを始める。

この循環を少しずつ、作っていこうと考えております。
日本の食生活の基本は、米。その次は、大豆だと考えており、大豆からの加工品も少しずつ増やして行きたいなと考えております。

一部、ノスタルジックな方法でやる年もあります。

味噌や、麹などの加工品も積極的に作っていく予定です。
麦は、鶏の飼料にする可能性が高いです。

畑について

畑は、会員さんと一緒に考えながら、希望のものを栽培していきます。
春野菜、夏野菜、秋冬野菜と通年かけて栽培していきます。
またビニールハウスもありますので、少し時期をずらしたり、ほかで出来ないことも少しずつ出来るかなと考えております。

手押しの耕運機

畑は、発想次第で、面白いもの多いので、来たら楽しい畑をみんなで目指せたら嬉しいなと考えております。

果樹園について

もぎたて果実をもっとちょうだ~~い。
ということで、いつでも食べられる環境を少しずつ創っていく予定です

果実はね。市場に並べられない美味しいもの、いっぱいあるんですよ。
それを知って食べてみて、これだって思ったんです。

果樹の写真撮ってなかったので、桜

鶏も相当感動しましたが、果樹もものすごい可能性を感じています。
時間が3~8年かかりますが、美味しいものの追求あきらめませんよ!

接ぎ木して、育てていき、ジャム作ったり、何かしらの加工まで出来れば、果樹は嬉しいです!
来年、3月から植え始め、少しずつ大きくしていく予定です

野草、山菜について


私は「管理しない自給自足」と呼んでいます。
山を3~4時間歩けば、野草、山菜や、木のみ、キノコなどを
採集し、自給自足することが出来ます。


草木染をしたときの写真です

山の採集民族の基本となる、食料自給の方法です。
いまは野草山菜くらいしか、しっかりと見分けられませんが、今後は、もう少し広い範囲で見られるように、頑張っていきます。

キノコについて


冬の寒い時期に入ると、木は休みはじめ、水を吸うことを辞めます。
そうなってくると、山の管理のために、間伐をしたり、伐採をする時期に入ります。
その時に、コナラや、クヌギの木は、椎茸に。サクラやブナの木は、なめこに。オオナラや、栗は、マイタケに、していきます。

昨年、伐採したクヌギ

この寒い間に伐採し、2~3月に菌を打ち込む予定です。

自給自足は感動や、美味しさの連続です。

まだ理想の自給自足生活には遠いですが、
年間を通して、見てみると、驚くほどに、どの時期でも
旬の美味しいものが、収穫できることが分かります。

市場には流通していない美味しいものや、獲れたてで味が格別になるものなど、体験したことのない食の体験が出来るのが、分かりやすい自給自足の良さだと感じます。

自然と共に過ごす日常を持つことで、ある意味人間性を取り戻すような生き方が出来るのが、自給自足の良さではないかと考えております。

年間を通して取れる旬の野菜


年間を通して、採れる果樹(理想)

私は、まだ若く、子供もいますので、
ゆったりとした時間を楽しみ、本当にやりたいことをしていくことは
出来ませんが、どこか落ち着いたら、やっていけたらと思います

私は動物が好きなので、様々な動物に囲まれ、子供たちに囲まれて、生活をしていきたいと思っています。

役割分担

よりよい日常を送っていく中で、生活の中に役割分担を行っていくべきだと考えております。

自給自足と言えど、ある程度の生産性は保たないと生きていけません。


始めたての頃のノスタルジックな田んぼ体験。もうやりたくない。

人には向き、不向きがあり、全員に同じ作業をするのは非効率だと考えております。
また、なりたい姿があり、それを目指して、苦手なことでもこなしていくことで、見えていくものがあります。なりたいものに向かって、努力することは将来の夢を追いかける原動力にもなります。

はじめは、子供のお手伝いは非効率です。しかし、教えて数をこなせるうちに、人並みに出来るようになっていきます。こういった小さい、一つ一つの体験が、何か挑戦をする原動力になると私は思うのです。

苦手なことにあえて、挑戦してみる。は、何か情熱があり、想いがあります。そういった人が、自分を貫き通し、人の痛みや、不自由さが分かる教える人にもなりうるのです。

教え上手な人は、やがて、団体となり、組織となります。より多くの人に良さを伝えられる原動力になるかもしれません。

そんな体験を生活の中に、ひとつひとつ組み込んでいくのが自給自足生活の良さだなと考えております。

自給自足の生活は、昔からある生活の基礎の部分にあたる活動です。
ある程度、全ての人がこなせるような感じに出来るのを理想と考えています。

その中で、自身の強みを生かし合って、生きることがお互いを生かすことに繋がると考えております。

私たちの自給自足生活の中では、食料生産活動を行い、みんなでご飯を作り、食べる。小さい子供たちは、子供同士で遊びながら、遊びの中で様々なことを学ぶ。


近所のブランコ

究極言うと、大人も食料生産活動を行いながら、その中で遊びの要素を入れられるのが理想だと考えています。

すべては遊びから始まった、すべては遊びの中から、生まれる。
そんなふうに私は考えています。

お金のことや、仕事のことを忘れて、遊ぶ時間を作ろう。

役割分担に関してはもう少しこなしていて、深めていきましょう。

物々交換


物々交換は、私たちが日ごろ慣れている、スーパーでの買い物による、等価交換をはるかに凌駕するスケールがある。

先月は卵10パックと、1.5tの米を交換してもらった。過去には、車をもらったこともある。(事故で廃車してしまったが)

出荷するはずの、小松菜が1畝分、大きくなりすぎて、出荷できなくなった。(100袋ちかい量)

収穫しない大量の柿(かご5個分)

その他に、数をあげていくと、きりがない。
これを組織的に行うことで、量に対応し、物々交換しようと、全体の意識が上がってくる。そうすると、よりよいものが循環していきます。


干し柿と、熟した柿



しかも、モノを渡すときに、必ず話をするので顔を合わすことが出来るので、連帯感が増してくる。

ただ、いいことばかりでもない。
なんでもいい面と、悪い面がある。

交換するものは「商品」ではないため、質や、量を選ぶことが出来ない

地方での物々交換で言うと、大量すぎる。虫に食べられている。少し腐ってないか?などがり、B級品に値するものが多い。

私たちは人が食べにくいものは、鶏へ。鶏でも難しそうなものは、堆肥にする。そんな流れを作っています。

都会での物々交換は、服や、おもちゃなどを例に挙げると、
毛玉まみれのセーターや、よれよれのTシャツが届いた。や、おもちゃが汚い。など、よかれと思って、物々交換したものがかえって、トラブルになっていることがあります。

ここは少し敷居や、ルールを少しすることで、いいことが多くなっていくように感じています。

よりよい物や、情報が循環することで、社会は活性化します。

こちらは会員制でオンラインコミュニティにするほうがいいと考えており、
構想が固まり次第、カタチにしていきます。

すべての物や情報などが、いいカタチで循環をし続ける事
これを共同意識を持ち、固めていく事、ありあまったものは、他者へどんどん、共有すること、これを行っていくことで、

日本はよりよい国になると信じ、
組織的な自給自足を考え、実践しております。

1人でも多くに、この感覚が伝わり、一緒に実践できる日を
心待ちにしております。

食の不安はなくせる。(会員について)

私達、未来農園は会員制で行っており、拠点ごとに(まだ1つですが)
会員数を限定しております。

家庭の食料自給を担う、自給自足会員(50世帯限定)。
通える方は、一緒に自給自足楽しみましょう。

家庭の食料自給を担いつつ、災害時の不動産の準備する防災会員(100世帯限定)こちらも、通える方は、一緒に自給自足楽しみましょう。

未来農園全体の流れとして、(総工費5~10億、期間は最低5年)
①食料自給力の向上 (農地と、人の確保)
②備蓄倉庫(米、大型冷蔵庫、大型冷凍庫)
③緊急時不動産の準備

をしていき、直接運営するのは
3か所、作っていきたいと考えております。(能勢1拠点目)

来年には、2拠点目、着手を目標に掲げ、能勢の拠点を②~③のフェーズにするのが目標です。

いまものすごい勢いで、土地が空いており、若手農家が引き継げるか、引き継げないかがとても重要になっております。

スピード感を持って、対応する必要があり、最近、焦って、
発信をしております。

未来農園全体の活動を応援いただく会員として、

こちらも準備しておりますので、日本の食の不安を無くしたい。
その想いがある方は、ぜひ、会員になってください。

各SNSを通じて、日本の食の不安がなくなっていく様子を
共有させていただきます。

一緒に日本の食の不安をなくし、
子どもたちに未来のある社会を作りましょう。

ぜひ、よろしくお願い致します

未来農園 ぱー

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