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【留学日記】こちらはチェンマイの無職です

2月8日(木)

6時50分起床。木曜日は学校ではなく少し離れた緑地スペースに、9時ではなく8時半に集合なのでちょっと早起き。

ラジオ番組「夕凪カベポスター」第2回をYoutubeで聴きながら準備。働いている人だけでなく無職向けのテーマも作ろう、無職に優しい番組にしよう、と言ったそばから届きまくる無職リスナーたちの魑魅魍魎なお便りに辟易するカベポスターにほっこりした。こちらチェンマイの無職です。
 

緑地にて太極拳をして、8歳女子と手をつなぎながら学校に向かう。学校でバナナを食べながらボーっとしていると、『もののけ姫』のTシャツを着たカナダ人男性に声をかけられた。
 

一番好きなジブリ作品なのよ
胸元のワンポイント
コダマじゃなくサンのお面なところが好感なのよ


どこで買ったのか聞いたら「タイのユニクロ」とのこと。現在ジブリコラボを実施中らしく、ほかにもトトロのバッグを買ったらしくて羨ましい。どんぐりとか入ってそう。
 

10時授業スタート。

Level2のレッスン内容は昨日ですべてレクチャー完了したので、今日はひたすら復習の日。午前中の時間をフルでもらい、横向き~うつ伏せ~座位のマッサージを通しで行った。時間的には良いペースで完了。あとは随所でぶつかった壁の取り壊し作業である。
 

お昼になり、ランチ先にて思いっきり見覚えのあるヒッピーな風貌の男性を発見。

7年前にライター案件でセブ出張したときに出会った、バジャウ族の集落に住むヒロムさんだ。
 

(当時書いたブログ)

 
さすがに覚えてないよな……と恐々お声がけすると「あ、ライターの!」とのお返事でそうそうソレですうれぴぃ。

すでにバジャウ族のもとを離れて日本にいる、と思いきや、数ヵ月前には同じくチェンマイでタイ古式マッサージを習っていたそうな。数奇な人生! #ベンジャミンバトン
 

ヒッピーなヒロムさん
テンション上がって目ギンギンなワイ

 
ランチでは先生と2人でおしゃべり。

ここで初めて先生の年齢を聞き、驚きすぎて心のアゴが外れた。え~見えないですぅ~とか童顔とかいう次元じゃない。

どんな人生を歩めばそんなご尊顔に……とタイ古式マッサージに行きつくまでのざっくりライフストーリーなどを伺い、情報量の多さに頭がピヨピヨした。ぽそっと出てくるエピソードひとつひとつの濃度ったら、各話だけでエッセイ本1冊ずつ出せそうだし代筆出版して印税で暮らしたい(煩悩)

先週飲み会で話した別の先生もワイルドな昔話が盛りだくさんで、タイ古式の先生になるの、人生の濃度が条件なのでは……という錯覚に陥る。

 
ランチを終えて学校に戻り、午後は攻守交代、ペアの方のマッサージをひと通り受ける。すでにこの学校の授業をひと通り受け、仕事でマッサージをされている方なのでとても勉強になる。

マッサージでよく見るチョップ叩きにて、「どうすればそんな良い音のチョップになるんですか?」と質問してチョップ講習。わたしのチョップがLevel2になった。
 

午後4時に学校終了。明日のテストに備えて、Level1&2クラスの4人で居残り練習をすることに。

こんなメンバーでやってます

 
いつも同じ相手で練習していたので、クラスをまたいでのペアチェンジ。大柄な宮古島んちゅ・ダイスケさんと組む。

先週のテストではストリートファイターのザンギエフばりに超大柄な欧米男性とペアになり、「こんな動きしたことナイでやんす~!」というイレギュラーの連続で頭ピヨピヨだったので、この場で対大柄マッサージを練習できるのはありがたい。

案の定、わたしとダイスケさんでは手足の長さも重量も違いすぎて「こんな時どうすればいいのか分からナイでやんす~!」とピヨピヨした。

一方、そんなわたしの施術を「あ~最高!そこいいね~!」などとテンション高くワッショイ褒めてくれるダイスケさん。ありがてぇ。拝

わたしとダイスケさんは7時頃に終了し、なおも練習を続ける片方のペアを横目に宿題のぬりえを猛スピードで進める。閉店リミットぎりぎりの20時まで皆よくよくがんばった。解散。
 

帰りは旧市街地のレストランでごはん。野菜たっぷりの春雨サラダに、ココナッツミルクにいろんなフルーツを入れたデザートも頼んで至福のディナータイム。疲れた体にはココナッツの甘ったるさが沁みる。
 

夜の野外席は最高なのよ

 
とても素敵なロケーション、だが、このとき足元にはクソでかゴキブリがいた。

ッッ!とビビりまくるわたしの後ろに座っていた欧米カップルの男性が、足でペイッペイッとゴキを追い払ってくれて、彼女ともども「☺👍」とこちらにニコリ。ありがたく「😂👏」と顔面でお礼を伝えた。
 

家に帰ると21時過ぎ。ここまで日記を書いて気づけば22時半。

明日のテストに備えて早く寝たいが、まだ宿題のぬりえが終わっていない。夏休みの宿題は9月1日の朝に終わらせてきた女の末路である。


読んでくださってありがとうございます◎