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【留学日記】タイの伝統医療「トークセン」初体験

2月18日(日)

アラームなしで9時起床。なんにも予定がない怠惰な幸せ。マンガを読んだり「カベポスターのヤングタウン」を聴き流しながらゴロゴロしたりして気付けば11時。

チェンマイ滞在も残り1週間半しかない中、まだ食べていないおすすめグルメがけっこうあるのでランチでお試しだ!と、まずはプーパッポンカリーのお店を探すがピンとくるところが見つからず。

続いて、マッサージスクールのクラスメイトちほさんおすすめのゲーンハンレー(チェンマイ名物のカレー)があるお店を調査

を、しているところにちほさんからLINEで「夕飯ゲーンハンレー食べませんか?」とのお誘い。ウソやだ、わたしの脳内漏れてた……?🥺💓

以心伝心にデレつつ、即答でごいっしょ確定。

 
ということで、ぼっちランチは以前から気になっていたミャンマー料理店「Payod Chiang Mai」へ行くことに。タイ料理ぜんぜん関係ない。
 

カオフンウンという麺料理
嬉しい無料サラダビュッフェも
ビジュアルから伝わるもってり感

 
こちらのちょっと太いちぢれ麺、食べるとお餅のような味がする。スープや具にはいろんな豆が入っているようで、こってりもったりしたコクのある味わいで美味しい。

無料サラダバーのレタスやもやしには引くほどコバエがたかっていたけど、トングをブンッと振れば一斉に飛び立つので、その間に何食わぬ顔で盛る。タイの屋台に慣れると、この辺りの感覚が麻痺して生きやすい。

 
ランチのあとは、適当なwifiカフェを探してぶらぶら。旧市街地の北側にある広いカフェに入る。居心地よさそうなのにお客さんが誰もいなくて心配。
 

テラス席や2階席もある広い店内

 
今回の留学日記、金曜のトラブルについての顛末やお気持ち全部盛りになったので、書くのにかかった時間&文章量ともにtoo longに。

いつの間にか夕方前となったので、「週末は必ずマッサージを受ける」な自主公約を果たしにワットマハーワンへ向かう。
 

念願の寺院マッサージ
ワット マハーワン

 
こちらは、マッサージスクール英語クラスのジョージがおすすめしてくれた寺院マッサージ。

ジョージはこちらで、木槌を使ったタイの伝統医療「トークセン」を受けたそう。トークセンには前々から興味があったものの、体験記事をいくつか読む中で「とても気持ちがいいワケではないけど体はとても軽くなった」とあり、体を楽にはしたいけど気持ちいい方がいいな……と思って結局タイ古式マッサージを選び続けてきた。

でも、せっかくタイに来たからには、わたしも1度はトークセンを受けておかねば。

そんな謎の使命感でトークセンをリクエスト。1時間250バーツ(約1,000円)でお安い。
 

施術ルームがこちら
動画で撮ったトークセンのスクショ

 
トークセンは、木槌で筋や腱をとんとん叩き、張りの解消や腱のゆるみを促す医療法らしい。

マットにうつ伏せになると、さっそく木槌でとんとんと背中や肩を叩かれる。「気持ちいいワケじゃない」との口コミだったけど、ツボらしき気持ちの良いポイントに直接強めの振動がくるので思ったより「き、効く~~!」という感覚がちゃんとある。木がぶつかる際のトントントントンという一定のリズムも耳心地がよい。
 

ただ、腕の内側と太もも裏側は張りすぎてるのか、叩かれるたびに痛みで内心悶絶。本気で骨ごと砕かれるかと思った。

 
さらに、木槌だけでなくおばちゃんの手技もしっかり加わるのだが、これが過去最強レベルの強強強圧。モミモミとかグッグッとかじゃない、ギュオン!ギュオン!と腕をひねり潰す音が聞こえてきそうなド強圧。

ガッチガチな肩や背中をほぐされる際はとても頼もしい一方、張りはありつつ刺激に弱そうな腕、もも、ふくらはぎあたりの施術では、バラエティ番組で強圧マッサージ師に足つぼを押されたタレントのごとく可能な限りのたうち回り、全スルーで強圧が続いた。
 
体は軽くなった気がする一方、マッサージ後としては初めて感じるタイプの妙な疲労感を抱えて寺院を出る。でもクセになる感じはあるなこれ。

 
いったんホテルに戻ってパソコンを置き、夜にはちほさんと合流してゲーンハンレータイム🍛

お目当ての食堂が日曜定休だったため、旧市街地の北側にある大衆食堂に向かう。
 

こんにちは、ゲーンハンレーです

 
ゲーンハンレーは、タイ北部名物の「豚角煮カレー」らしい。トマトベースなのか少し酸味のあるルーだけど、日本人の口に合いそうな食べやすさ。そして適度に脂ののった豚角煮がゴロゴロに入っていて、素敵なカロリーの気配がする。

そして、カレーの中に千切り生姜がたくさん入っていてピリ辛スパイスとなっている。肉々しい豚角煮に、体を温めてくれる生姜。なんだか元気がもらえそうなカレーで、もちろん味も美味しかった。

ちほさん曰く、これも美味しいけど昔初めて食べたゲーンハンレーが感動の美味しさだったらしい。どのお店か覚えていないそうなので、「感動のゲーンハンレーといえばここ!」という情報があれば教えてください。
 

 
おすすめのタイ料理情報として教えてもらったスイーツ「ロティ」を求めて、1.5kmお散歩の末、ミシュラン獲得の屋台「ロティーパーティー」を訪れる。

クレープのような生地のなかにバナナや卵などお好みの具を入れ、バターで焼き上げ、仕上げに練乳をかける、タイのハッピーカロリー爆弾・ロティ。カロリーは美味しい。だからロティが美味しくないワケがない。
 

 
 

大行列&大量の注文を、手際よくさばいていく店主のおふたり。生地を焼く様は熟練のピザ職人のごとき鮮やかさ。

写真にあるように、こちらではバターではなくココナッツオイルを使っているのがちょっとだけ嬉しい。カロリー爆弾に込められし少しのヘルシー。
 

バナナのロティ
20バーツ(約80円!)

 
こちらのロティ、全然くどくも重くもなくてビックリ。サクサク熱々の生地に、練乳がマイルドに絡んで優しい甘さを演出している。

絶対重いから1つだけ……と思っていたのに、いざ食べ終わると「あと3枚くらいいけますね」「並ぶ??並んじゃう??」と我々。行列に並ぶ元気がなかったので諦めたけど、マジであと数枚くらいはペロリといける軽さと美味さだった。

 
ちほさんとはターペー門でお別れし、近所のセブンイレブンで350mlのビールを1つ買う。週末2日分の日記を書くためのガソリン。

ロティを食べるためにがんばって長距離歩いたのに、セブンイレブンのすぐ横にロティ屋台があったので膝から崩れ落ちた。
 

読んでくださってありがとうございます◎