2月11日（日）

昨日アラームをかけずに寝て9時前に起床。母から「タイパンツ2つお土産よろしく、裾ゴムのやつ！」とメールが来ていて了解する。タイで買ってきてほしい物がある方は（面識のある方限定で）ご連絡くださいね。

交換日記のパートナー・ヨコちゃんから、以前にタイ北部グルメとしてナンチャーラギャオギャオみたいな名前の麺を紹介されていて、そういえばパッタイとカオソーイばかりでギャオギャオできていなかったなと思い出す。

「チェンマイ グルメ 名物」でググッたところ、やっとちゃんと名前を思い出せた。カノムジーンナムギャオだ。
　

　
カオソーイに比べるとあっさりした口あたりで、素麺のようにちゅるるんと食べられるので食欲がない時でも美味しくいただけそう。

先日の血スープ事件から血グルメにビビッていたけど、豚肉の血を固めたらしい具はプルプルの食感でクセになる。これゴマ油で炒めたら絶対最高なやつだわ（酒飲みの舌）
　

　
食堂を営む初老のご夫婦、おふたりともすごく柔らかな物腰と人懐っこい笑顔でほっこり。タイのローカル食堂、お店の皆さん空気感が優しくてすぐにほこほこしまう。

お店を出て、特に行先も決めずにぶらぶらと散歩。先日満員で入れなかったワット・パン・ウェーンの寺院マッサージに再挑戦し、先日以上の超満員を見て5秒で去った。
 

　
引き続きぶらぶら歩いていると、お花でいっぱいの公園にたどり着いた。植物園的な施設かなと思って調べたところ、先日開催されたフラワーフェスティバルの会場にもなっていた「ノーンブアックハート公園」だった。

ゆったりとした広さと開放感、美しい花々の彩り、コーヒーのおいしいカフェ、キラキラの噴水や水面、芝生の上でのんびり過ごす人々、オープンなマッサージ屋さん。この公園、わたしが求めるこの世の全てがつまってた。ONE PIECEじゃん……
　

　
ひと通り園内をぐるりと回り、留学日記を書くためにカフェに入る。

注文の際に手がすべって5バーツコインを吹っ飛ばし、隣に並んでいた大柄な欧米人っぽい男性のお腹にヒット。

慌てて「ソーリー！」と謝ってコインを拾うと「ナイスなストライクだね！お腹の真ん中だ！」みたいな小粋な返しがきて、自分がフルハウスの世界線にいるような気持ちになって感動。アメリカのホームコメディみたいな洒落たコメント好き。
　

　
昨日分の日記を書いて2時間ほどでカフェを出る。週末は必ずタイ古式マッサージを受けると決めていて、せっかくなので今日は公園内のオープンなマッサージ店を利用してみた。

今まで利用してきたお店は全て1時間250バーツだったけど、今回のお店は200バーツで少し安い。開放的なスペースのお店はちょっと安めの印象。

　
安くてもマッサージは上手だったので良かった。あと、これまでのお店とまったく違ったオープンな雰囲気が最高に好きだった。

窓は全開で、太陽の光と風が適度に入ってきて気持ちよく、公園にいる子どもたちの笑い声や鳥の鳴き声、あとはセラピストさんたちの楽し気なおしゃべりも微笑ましくて落ちつく。タイ語で何を言ってるか分からないので、逆にBGM的に楽しめるのかもしれない。

もしいつか自分でマッサージのお店を持つなら、海辺ややんばるなど、自然いっぱいの場所に開放的なお部屋をかまえるのも最高では……

などと妄想がはかどってしまい、タイ古式マッサージ中の瞑想状態には毎度全くたどり着かない。楽しい邪念。
　

　
公園を出たのが夕方16時頃。

空がオレンジがかり、少し涼しくなって気持ちいい風が吹き、車通りの少ない静かな道をゆっくり歩き、イヤホンからはYUKIの『うれしくって抱きあうよ』が流れている。

「うわ！今この状態完璧や！！！」と震えた。

すべての要素が心地よくバチッとハマったときに、幸福感で体がぶわわわっと包まれる感覚。沖縄の海辺や大阪本町のビル街、どんな場所でも関係なく条件さえハマれば「しっしあわせェ！！」とハッピーエクスタシーになってしまうソレ、皆さんにはご経験ないですか……？？（突然の問いかけ）
　

　
ふわふわとした気持ちで歩くうちに旧市街地のサンデーマーケットにたどり着き、昨日のサタデーマーケットに続いてふらふらとお買い物。今日も今日とて黒Tシャツを買った。

ナムギャオ以来なにも食べていなかったので、屋台エリアに立ち寄って大きなウインナー（中に春雨とかが入ってるやつ）を食べる。久しぶりのどジャンクフードうめぇ。
　

　
18時半くらいに帰宅し、ちょっとだけ休憩して半袖短パンに着替え、近所のレストランで晩ごはんがてらこの日記を書いている。帰ったらシャワーを浴びて、ヨコちゃんとの交換日記を書く予定。

特別遠出をすることもなく、半径2～3キロ圏内をひたすらウロウロして書いて食べてマッサージを受けるだけのルーティン週末だったけど、大変気分が良いのでいい休日だった。