【留学日記】タイの交通事情、ゆるくて怖くて笑う
2月20日(火)
7時20分起床。通学カバンが重たくなってきたので、現在受講しているレベル3以外のテキストをごそっと抜く。のちに学校でカバンを開き、入っていたのがレベル2のテキストで膝から崩れ落ちることになる。
Perfumeを聴きながらルンルン登校していると、Perfumeよりルンルンなニコラスに後ろから声をかけられて一緒に通学。
テストでペアになって以来なんだかんだと仲良く絡んでいたニコラス。今日がチェンマイ最終日らしく、寂しいな……寂しいって英語でなんて言うんだっけな……と考えた結果口から出たのはI miss you.
言ってからなぜか自分で妙にウケてしまう。いやアイミスユーなキャラじゃないだろ久保田利伸かって。ニコラスは「悲しいことじゃないぜベイベ」的な感じで、ふたりして米国コントの世界観だった。
今日は英語クラス合同のがっつり座学からスタート。身体のエナジーラインや四元素など、タイ伝統医療の概念を歴史もふまえて学んでいく。
火・土・水・風といった四元素の起源を探るとたどり着くのはインド神話。講義内容は詳しく書けないと思うので省略するけど、「神話って『ヘラクレス』とかディズニー映画で観るやつや~🐭」みたいなイメージでウキウキ聞いたらディズニーどころかR-18な世界観でビックリした。
英語の講義を日本人クラスの先生が通訳しながら「インド神話は恋愛ばっかりですよ」とポソリ。マジでずっと神々の恋愛エピソードが続くなかで、ここがこうなるからして火と土の関係がこう!としっかり四元素に繋がるのが面白かった。
お昼休みにテキストを取りに帰るべく、学校にバイクタクシーを呼ぶ。配車&バイタクもチェンマイでは初体験でどきどき。
ノーヘル、3人乗り、信号無視、中学生くらいのライダー、飲酒運転など、日本だったら警察官の心が日々へし折れるであろうチェンマイの交通事情。バイタクに乗るわたしも当然ノーヘル。お願いだから転んでくれるな……!と祈るようにライダーさんにしがみつく。
悪路で揺れるたびウォォォォと絶叫するわたし、それを聞いて愉快そうに笑うライダー。学校近くまで戻ってきて安心、かと思いきや突然の蛇行運転パフォーマンスが始まって泡吹いた。エキサイティングなガールズライダー。そういうの嫌いじゃないぜ。
午後イチで先生によるマッサージレクチャー。わたしがモデルとなる。で、気持ちよすぎて気を失う。
え、今日習うところ、ちょっと気持ちよすぎん???
肩甲骨をがっつり掴んで肩ごと後ろに引っ張るなんて荒業、まさかのどツボすぎて昇天するかと思った。ちょっとした。
先生に「タイ古式マッサージ、ヤバさ分かってきたでしょ?」と言われ、ほぼとんでる頭でうなずく。これヤバいな。軽い気持ちで習いに来てしまったけど世界一気持ちいいマッサージって言われる理由を毎日痛感してるな。わたしがんばって習得するから日本のみんな待ってておくれな。
16時にスクール終了。
18時半からごはんの予定があり、それまで時間潰しにお堀沿いの適当なカフェに入る。中にはフレンドリーな店員さんと、彼女の飼い犬らしいボテボテ体型のパグ。かわいすぎて昇天した(本日2回目)
顔面をベロベロに舐められた際につけまつげが取れ、再接着しようと目を見開いているところをスクールの大先輩ひさえさんに目撃される。「間が悪い」の見本。
ひさえさんにGoodHealth Marketというオーガニック系ショップをおすすめしてもらう。チェンマイのお土産としてマッサージバームを爆買いしようと思っていたところに良い情報。
一方のひさえさん、わたしが以前におすすめした薬草スチームサウナに先週行かれたそうで「良すぎて3時間もいました!」とのこと、サウナの店主でもないのに謎の嬉しさを覚える。自分がおすすめしたものを実際に体験してくれる人ってホラ、好きになっちゃいますよね。
30分ほどおしゃべりしてお別れし、待ち合わせ場所のレストランに向かう。ちょうど先週日曜に行ったミャンマー料理店「Payod Chiang Mai」だ。
タイ古式マッサージを日本やチェンマイあちこちで教えているすごい人・マコトさんにお声がけいただき、もう一人、和歌山の那智勝浦でヨガや台湾足ツボマッサージをされているアキコさんという方と3人でごはんした。
チェンマイやタイ古式マッサージ、いろんなお話をした中でいちばん印象に残ったのは、アキコさんの「那智勝浦で50万で家を買って50万で改装した話」だった。僻地では無料で家渡したりもありますよ~とのこと。
もちろん不動産は手に入れた後に税金回りや管理面の面倒くささもあると思うが、それにしたって家ほしい。奈良県・下北山村に本気で移住を検討して空き家バンクを眺めまくった日々を思い出す。
あとは、タイの伝統医療トークセンのおすすめ施設「Tok sen massage Kru Dao」の話も気になった。トークセンを受けるならココがおすすめ、本格的にトークセンを学べるスクールもある、トークセン(木槌)を買うのもここがいいよ、などなど。
来週いっしょに行きませんか?とアキコさんからお誘いがあるも、ニアピンで帰国予定で残念がすぎる。アキコさんがとても好きな雰囲気の女性だったので、ぜひ今度は那智勝浦でお会いしてみたい。
20時半ごろ帰宅。
一瞬寝てシャワー浴びてこの日記を書きながらラジオ番組「夕凪カベポスター」を聴く。「確かにお前の言うとおり、お母さんはダルビッシュが好きだけど、おばあちゃんは大谷が好きだよね」の謎の納得感がすごすぎて笑った。よく寝れそう。
読んでくださってありがとうございます◎