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偉人に学ぶ自らを高める方法②


死ぬまで日記を書き続ける


「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」などの作品で知られるレオ・トルストイは19歳から死ぬまで60年間日記を書いた。
大まかに日記の内容をまとめたものがこちら。

・したいと思ったことは必ず実行する。
・実践する時には一生懸命に行う。
・仕事は一度に一つずつ行う。
・自分が持っている知恵をさらに育てていく。
・本から得た知識は再び読まなくても良いほど完全に自分のものにする。
・他人の意見に左右されない。

彼は自己管理のために日記を書いた。
その時の考え、思いを書き連ねることで冷静に自分のとった行動を見つめ直すことができる。



刺激を与えてくれる友を持つ


クルト・ゲーデルは「不完全性定理」を証明した人物。
ゲーデルはその証明のあと、ナチスから逃れるために渡米し、プリンストン高等研究所の所長となるがその頃に60代のアインシュタインと出会う。
そこでお互いに刺激を与え合う関係が作られ、ゲーデルは1949年、アインシュタインの「一般相対性理論」について「ゲーデル解」を発表している。
アインシュタインは「退社してゲーデルと散歩するために出勤している」と言うほど仲が良かった。
人一人で成し遂げられることはたかが知れている。
自分に刺激を与えてくれる友は人生に不可欠である。


問題は分けて解決する

イングヴェイ・マルムスティーンは、ギターの歴史を変えたと言われるほどのギタリスト。
特徴は凄まじく速いテクニカルな演奏であり、リッチー・ブラックモアが彼のアルバムを聴いた時には「実際の演奏ではなくアルバムを早送りしたのだと思った」といったほど。
彼は、幼い頃からクラシックの影響を受けたことで優れた作曲能力を身につけ、クラシック音楽演奏にテクニックが必要なことも理解していた。
クラシックもロックも両方を愛し、エレクトリックギターも好んで引いた彼は、好きなクラシック音楽の繊細さをロックミュージックに取り入れるため、数年間をかけて指から出血するほど練習し、いくら早い曲でも演奏できる能力を手に入れた。
そうしてロックの世界に彗星の如く登場した。
マルムスティーンによると彼は、練習の時、右手と左手を分けて練習しているという。

難しい仕事を簡単な仕事に分解して解決する。これは学習習慣として活用できる。例えば映画を見て英語を聞く訓練をする場合には、最初は母音だけ、2回目に聞くときには子音に集中して聞くなどの方法がある。
取り組んでいることに難を感じたなら、分けて処理することで前に進むことができるかもしれない。


本日はここまで

◎今日の呟き
日記については、偉人の習慣として教訓にせずとも、いろんな場面で有用であることは周知の事実なので省きます。
「刺激を与えてくれる友を持つ」に関しては持論があります。
ライバルでなくても「誰か一緒に高めていける仲間がいればなぁ」と思うことは誰しもあると思います。
確かに全く同じモチベーションで高めていける相手がいれば良いですが、そんな都合のいい相手はそうそういません。
そこで私は「ひとまず1人で突っ走る」を推奨します。ゲーデルの話にもありましたが、彼はまず実績をつくり、立場を確立させています。私はゲーデルほどでなくともある程度の実績を作ったあとに初めて自信が生まれ、自信がもてたからこそその先で巡り合ったライバルと渡り合えるのではないかと思います。
一生懸命に突っ走っていれば、仲間に恵まれるとの思いで突っ走れば寂しさもなくなります。
私は日々そんな気持ちでいろんなことに取り組んでいます。
「問題は分けて解決する」に関しては、現在進行形でピアノに取り組んでいる私には痛いほどわかります。いっぺんに両手でやろうと思うとうまくいかない曲も片側ずつだとすんなり行きます。
それを何度か繰り返すと、リズムに指の流れが定着して両手を合わせた形で弾けるようになる…とはいってもまだまだ簡単な曲ばかりですが笑
問題を分けて解決することに関しては、簡略化の意味で前回のnoteに載せたジェフ・ベゾスの習慣と似たものがありますね。
「問題を分ける」「簡略化し、的を絞って取り組む」。これらを取り入れることでの利点は多そうです。


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