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ファッションだけではない指輪の魅力

初めて指輪を着けたとき、正直「邪魔だな」と思った。

急に指に重さを感じる、外れないかが気になる、普段見慣れないせいでそわそわする。この落ち着かない気持ちに、慣れる日は来るのだろうか…そう思っていた私が、まさか自分で指輪を選ぶ日が来るなんて、予想外だった。

❁指輪=女性の幸せという、無意識に根付いたもの

幼い頃、指輪をしている女性は皆結婚しているものだと思っていた。今でこそ違うと分かるものの、無意識に根付いたイメージは中々払拭されない。そう感じたのが、昔勤めていた会社で同僚と交わした会話だった。
「●●さん、結婚したんですね」
「そうなんですか?(フリーって聞いたような…)」
「指輪してました」
「えっ指輪…薬指ですか?」
「さぁ?でも指輪してたし、結婚したんですね!」
良いなぁ、結婚かぁ。女性の夢ですよね。

当時は若かったこともありキャーキャーと盛り上がったが、結論を言うと(当時)●●さんはフリーだった。それを知ったときの落胆…勝手に裏切られた気持ちになったとき、自分が抱く指輪へのイメージを知り、同時に恐怖だった。そして、無意識に根付いた勝手なイメージは、いつか誰かを傷つけるかもしれないな、とも思った。

今では街中で多くの女性が指輪を着けているのを見かける。
指輪のモチーフやデザイン、お値段も幅広くあるため、結婚・婚約指輪だけではなく、ファッションを楽しむ要素として着けている人も多い。キラキラと光る指輪は種類も様々で、見ていてとても楽しい。
以前、友人が着けていたとき、会話中もずうっと指だけを見ていたせいで、「顔を見て話せ」と怒られたこともある。申し訳ない。

そんな私が"指輪を着けよう"と思ったのは、心身共に疲れ切っていたときだ。

❁自分のメンタルを守る"お守り"

「もう嫌だ仕事辞めたい」
社会人なら恐らく誰でも経験することだが、仕事に忙殺される日々、職場の人間関係の摩擦…すべてひっくるめたストレスで、当時私の疲労度はMAXを迎えようとしていた。

頑張ろうと思えば頑張れる。でも、頑張るためのエネルギーがない。
今ではおぉ病んでるな私…と言えるが、このときは真面目に悩んでいた。気分転換でショッピングに出かけるも、意識はぼんやり。そのとき、たまたま目に留まったのが指輪だった。

指に着けたとき、邪魔。違和感があって落ち着かない。
けれども、同時に「何だか優しい気持ちになれる」と思った。着け慣れないせいでそわそわするが、(勝手な)女性らしさ…柔らかい印象があって、見るたびに癒される。ちょっとだけ元気になれる気がする。そう思って購入した初代指輪は、ファッションというよりも"お守り"として、私のメンタルを支えてくれた。これが私と指輪の馴れ初めである。(言い方)

❁好き!デザイン選びにこだわり始めると止まらない

指輪との付き合いも数年になるが、つい先日通販で新しく指輪を購入した。
深夜のテンションで「細めより少し太め」「ぷっくりしていてさりげないデザイン」と悩み、購入ボタンを押すまでに約1時間迷い…苦労を経て手元に届いた指輪は、サイズを1号間違って注文していた。
そのせいでほんの少し隙間はあるが、もういいやという気持ちのまま、別の指輪と重ねづけして抜け落ちを防いでいる。家族には「もっと可愛いデザインあったでしょ!」と言われたが、個人的には控えめで満足している。派手目よりも太めぷっくりが欲しかった。

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普段は中指に着けていて、仕事中にチラチラと眺めてはリフレッシュしている。要は気持ちの問題だが、モヤモヤした気持ちでいるよりずっと良い。
指輪をするきっかけや理由は人それぞれだが、着けることで気持ちが明るくなるなら、自信に繋がるなら、もう何でも良いと思っている。

ちなみに、以前から気になっていた『BIZOUX(ビズー)』から念願のカタログが届いた。Twitter上で、やけに女子力高い指輪があるな…とチェックしていたが、個人的にお財布が気軽にパカッと開くランクではないため、まずは眺めるところから始めようと考えた次第である。

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語彙力が消し飛ぶほど、とにかくハチャメチャに可愛いので、気になる人はサイト見るなりカタログを取り寄せるなりして、楽しんでほしい。とにかくカタログのクオリティが高くて驚愕している。(カタログ複数有)
そして、誰か私におすすめの指輪があれば、教えていただきたい。

❁気持ちを明るくしてくれる、相棒のような存在

とある知人(男性)に、「何で自分で指輪買うのかが理解できない」と言われた。「じゃあ貴方が買ってくれるの?」と言いたくなったが、それは別の意味で嫌だ。断固として遠慮する。そもそも理解される必要なんてない。

"私が着けたいから買う・着ける"だけのことで、何も問題はない。

お値段よりも、明るい気持ちになることを優先したい。毎日色んなことがあって、時には嫌なこと・落ち込むこともあるが、その気持ちが少しでも緩和されるなら、(繰り返すが)もう何でも良い。

最後までお読み頂きありがとうございました! 少しでも、有意義&元気になる記事でしたら幸いです。