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承認欲求

先日放送されたバカリズム脚本のオムニバスドラマ「ノンレムの窓」で、承認欲求をテーマにしたものがあった。
森七菜演じる主人公は子どものころから美少女で、高校卒業後は芸能事務所への所属が決まっていた。
そんな彼女に同級生の女子が「すごいよ、承認欲求強いもんね。それだけ承認欲求強かったら芸能界でもきっとやっていけるよ!」と、褒めているのかディスっているのかよく分からない言葉をかける。
いわく、「芸能界は承認欲求の全国大会」だそうだ。
そして「承認欲求の星」と書かれた色紙を受け取って東京に送り出された主人公は、承認欲求の強さで同期に負け、芸能界を諦めて地元に帰るという話だった。

このドラマを観てやっと、最近の自分のモヤモヤが言語化できた。
私は承認されたい。
それなのに、承認欲求は悪だとかダサいものだとかいう意識があって、それを表に出さないようにしてきた。
承認欲求の強い人を「ワナビー」だとか言って今まで小バカにしてきたツケが回ってきた。懺悔したい。

このドラマのように、場所によっては承認欲求というのは必要不可欠なものになりうるし、なにより、いいも悪いも現に「ある」ものなのだ。性欲のように。
現に存在するもの、抑えつけても霧散しないものを否定しても仕方ない。
私には承認欲求がある。それも人並みより強い承認欲求が。
そのことを素直に認めて、どうしたら承認を得られるかを考えていこう。
ブログを書いているのもその一部である。

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