ぬまるねこ

ナルシシストなので、自分の書いたものを読み返して無限に悦に入れます。

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最近の記事

クライマー目線の映画レビュー

もっぱらインドアメインの万年3級クライマーだけど、歴だけはまあまあ長い。そんな自分が映画を観ているとき、クライマー目線で突っ込みを入れたくなることがある。 そんな映画だけ集めた映画レビュー。 ソウル・ステーション パンデミック ソウルを舞台としたゾンビアニメ。 ヒロインがゾンビから逃げる際、電線に両手でぶら下がって横移動するシーンがあるのだが、非力なので体力がもたない。 クライマー的には、両足首を交差させて電線に足を引っかけるか、または片足の膝の内側を電線に引っかけると、

    • 周りがみんなゾンビになったら

      叶恭子さんがおっしゃった。 「ゾンビ作品を観てて思うんだけど、なんでみなさん必死にゾンビから逃げてるのかしらね?私だったら、早々にゾンビになる方を選びます。」 同じようなことを自分も思ったことがあった。周りがみんなゾンビになって、特に自分の身内や大切な人が全滅したら、早くゾンビになったほうが楽だよなと。 しかし、現実に起こったらやはりゾンビから必死で逃げると思う。 第一に、ゾンビ化した世界の渦中にいたら、世界のどの範囲までがゾンビ化しているのか把握できなくなるだろう。

      • 夜明けのすべて

        映画『夜明けのすべて』を観た。 パニック障害の男と重いPMSの女。 小型のプラネタリウムを制作販売している小さな会社で二人は出会う。 自分も生理前の気分の落ち込み・不眠・便秘・眼精疲労・肌荒れ、といわゆるPMSの症状があるわけだが、主人公のPMSはそんなレベルのものではない。 本当に些細なことが耐えきれず、職場でキレる。場を収めようととりあえず謝る相手にも、「私なにか間違ったこと言ってますか!?」と追い打ちをかける。 それが自分ではコントロールできない。 新卒で入社した会

        • 音楽に感情の発露が要らなくなった時代に。

          岡崎体育の「感情のピクセル」という曲をご存じだろうか。 とてもかっこいいサウンドに、とてもどうでもいい歌詞が載っている。 私は岡崎体育は好きだし、器用なことするなあ、さすがだなあと感心もしたのだ。 しかし、同時にある種の寂しさを覚えた。 この寂しさについて何年もかかって今、やっと言語化できるようになったので書く。 私は、「かっこいい音楽はかっこいい感情の発露である」と信じていたかったのだ。 この曲は、かっこいい音楽に思いは必要ないということを証明してしまった。 最近はミュ

        クライマー目線の映画レビュー

          『PERFECT DAYS』を観た

          映画『PERFECT DAYS』を観た。 都内の公衆トイレの清掃を生業とする男。 風呂なしのボロアパートに住み、家にはテレビもない。 車で仕事に出かけ、昼は神社の境内でサンドイッチを食べ、帰宅したら銭湯に行き、そこのテレビで大相撲を見て、行きつけの飲み屋で同じメニューを頼む。古本を読みながら眠りにつく。 毎日のルーティーン。 彼自身はこの日々を気に入っているようだ。時折にんまりと笑う。 男の過去に何があったのかは詳しくは描かれない。 疎遠になっていた妹が明らかな金持ちである

          『PERFECT DAYS』を観た

          説明が下手な人のための仕分け術

          説明が下手な人で、無駄に話が長く、それでいて重要な情報が抜けているタイプの人。 相手が何を知ってて何を知らないか、推測するのが苦手なんだろうな~とか、 相手がこの説明を受けてその後どういう仕事をするのか想像できてないんだろうな~と漠然と思っていた。 しかし、実はそれ以前に、情報の仕分けが必要だという基本がわかっていない可能性があるなと思った。 そこで上記の表を書いた。 情報をこの4つに分類すると、まず優先的に説明すべきは、右下の赤枠で囲った部分だ。「相手はまだ知らなそうで、か

          説明が下手な人のための仕分け術

          嫌味スルー力

          「歩いても歩いても」という映画を観た。 お盆に実家に集った家族たち。 両親、(長男は故人)、長女とその夫、次男と最近結婚した妻とその連れ子。 次男の妻はとても義両親に気をつかっていて、家族で一泊するという。長女一家も日帰りするのに。 樹木希林演じる姑は一貫してずっと怖い。 ビールを勧められて飲んだ次男の妻に対して、後で「私が若い時は女はお酒なんて飲めなかったものだけど」という。 そういう嫌味が怖いという感想を他所で聞いた。 私が次男の妻の立場だったら、と想像したとき、たぶん

          嫌味スルー力

          許すとか許さないとか

          あるポッドキャストで、人を許す方かどうか、という話を聞いた。 何か失敗をした人がいたとして、相手の事情や能力を汲むと、怒っても仕方がない、その人はそれしかできなかったということが分かるから許せる。 カメラをその人の事情や能力というところまでズームすると許せる。 逆にものすごく引きでみると、その失敗自体、宇宙レベルだと何もなかったに等しい。 すごく寄るとすごく引くの真ん中に「許せない距離」が存在するという話。 自分は以前、人のことをズームしてみて、なんでも理解して怒らない人に

          許すとか許さないとか

          人の立場を汲むことと自分をあやすこと

          なんだか気分が晴れない日、閉じこもっていてはダメだと海辺に散歩に出かけた。 初めて入った店でテイクアウトしたコーヒーは、紙のカップと蓋に、その店の揚げ物油の匂いが沁みついていた。コーヒーのアロマどころではなかった。 いいことないなあ。 人気のない場所のマンションの前にベンチがあった。 私有地であることは分かっていたが、誰も利用していない。通る人もいない。 座っていたら、管理人らしき男性に注意された。すいません、と言って素直に立ち去った。 自分があの場所に座っていたからといっ

          人の立場を汲むことと自分をあやすこと

          寄り添いすぎてしんどい人へ

          東日本大震災のときにもどこかに書いたことだけど。 被災者に精一杯寄り添おうとして、その窮状や悲しみをリアルに想像して共感しようとして、すり減ってしまう人。 自分も一度そうなりかけた。 でもふと思った。 自分が被災してないのは「今は」そう、ということにすぎない。 いつか、自分が被災者になる可能性は十分ある。 災害じゃなくても、自分や身内が重い病気にかかるとか、身内が突然亡くなるとか、そういう不幸は、生きていれば誰にでも起こることだ。 だから、今安全なところにいることを申し訳なく

          寄り添いすぎてしんどい人へ

          音楽を丁寧に聴く時代が終わって

          「グラスハート」という、ライトノベルのシリーズが青春時代大好きだった。女子高校生の主人公がドラマーとしてプロのバンドにスカウトされ、活動する話。 久々にその続編「アグリー・スワン」が出たので読んだ。懐かしかった。 過剰なまでの比喩で丁寧に音が描写されていて、それはラノベ特有の表現ではあるけれど、以前は自分もこういう風に音楽を捉えていたなあと懐かしく思った。 自分は歌を本気で練習しているのだけれど、若い世代とカラオケに行ったら、音を外しても、声がイケてなくても、とにかく早口で

          音楽を丁寧に聴く時代が終わって

          ヘアケアの自分的正解

          合わないシャンプーで髪がめちゃくちゃ傷み、シャンプーのたびにごっそり切れるという状態になってから、ヘアケアに気をつかいだした。 その成果がでて、今は艶もあり手触りもよく、切れ毛も減った。 たどり着いた正解をメモしておく。 シャンプーは泡立てネットで 髪につけてから泡立てると摩擦がすごいから手のひらで泡立てるべき、とよく聞くけれど、シャンプーがシャバシャバだったりすると、手のひらからこぼれてしまってうまくできなかった。 洗顔用の泡立てネットを使えば、どんなシャンプーもしっか

          ヘアケアの自分的正解

          承認欲求

          先日放送されたバカリズム脚本のオムニバスドラマ「ノンレムの窓」で、承認欲求をテーマにしたものがあった。 森七菜演じる主人公は子どものころから美少女で、高校卒業後は芸能事務所への所属が決まっていた。 そんな彼女に同級生の女子が「すごいよ、承認欲求強いもんね。それだけ承認欲求強かったら芸能界でもきっとやっていけるよ!」と、褒めているのかディスっているのかよく分からない言葉をかける。 いわく、「芸能界は承認欲求の全国大会」だそうだ。 そして「承認欲求の星」と書かれた色紙を受け取って

          CDJ2324 モーニング娘。23に泣いた

          カウントダウンジャパンフェス2324行ってきた。 目当ては、-真天地開闢集団- ジグザグで、それはもちろん素晴らしく、幸せな年末となった。推しについては他のところでギャーギャー書きちらしているのでここでは言及しない。 他のアクトでもっとも感動したのはモー娘。だった。 今のモー娘。は超実力派ですごい、と噂では聞いていたけど、生で観てそのすごさに圧倒された。 揃ったダンスが、生き生きとした表情が、完璧な歌声が。 今時、K-POPを筆頭として実力派のアイドルは珍しくないんだけど、

          CDJ2324 モーニング娘。23に泣いた

          スキンケア、私の正解(美白・保湿アイテム編)

          スキンケア、これを使えば自分的には大満足、という形にたどり着いたので、もうそんなに新製品試さなくていいかなと思っているところ。 Life-flo, レチノールA 1%、アドバンスド Revitalization クリーム はもう二個目。レチノールは効き目がヤバい。とくにこれは濃度がヤバい。 初めて使った時には顔が真っ赤に腫れて、痒くて眠れなかった。 敏感肌の人にはとてもおすすめできない代物だけど、その強烈な効き目を私は気に入っている。 使い続けて肌が慣れたというのと、レチノ

          スキンケア、私の正解(美白・保湿アイテム編)

          小学校の友達

          誰も読まなくてもとりあえず毎日書いてみようと思った。 今日はお題が思いつかなかったので「お題スロット」というのでランダムにお題を求めたら、「小学校の友達」が出てきた。 小学校の友達といえば、ひろちゃんだ。 幼馴染のひろちゃんは保育園から一緒で、家が近くて、毎日一緒にいた。 小学校でも一緒にいた。 彼女は結構わがままだったが、私は自分で主導するより、相手のわがままにただ付き合っている方が楽だった。すごく気が合っていたわけでもないと思う。子どものころは、友達を「選ぶ」なんて意識

          小学校の友達