プールサイドから、どぼん

「あなたがたのうちの誰が、思い煩ったからといって、寿命を僅かでも延ばすことができようか。」マタイによる福音書6章27節 聖書協会共同訳

先日、この聖句を呟いたところ、「古代であっても人々は当時なりの手当てを懸命にしただろうし、『寿命などしょせん伸ばせやしない』と最初から諦めるなんて、いくらなんでも投げやりで、あまりにも上からの一方的な決めつけの感じがする」と、そういう趣旨の率直な感想をいただいた。わたしはその人の言葉に嫌悪を覚えるどころか、他ならぬわたし自身が長い年月格闘してきたことと同質のものを見いだし、自分以外にも同じようなことを考える人はいるのだと安心さえ覚えた。

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