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【商いは飽きない!経営って面白い#1】笑顔でコストをかけずに売上を伸ばす

接客を始めた時、挨拶、姿勢、身だしなみ、笑顔は大切と教えてもらい、出来ていないと注意されますよね。分かっていても急にはなかなか出来ないものです。以前マクドナルドでスマイル0円というメニューがありましたが、意識しないと笑顔を継続させるのは難しいです。

笑顔を作るには重力に逆らって頬や口角を持ち上げる表情筋が必要ですから、体の筋肉と同じで鍛えられてないと出来ません。普段は無表情でお客様の前だけで笑顔を作っても、筋肉が衰えると綺麗な笑顔にはなりません。普段から笑顔を意識する事が大切です。

私の実体験では笑顔は確実に売上に出ます。数字を管理する立場になると、笑顔で生き生きと接客している時期と、疲弊して表情にまで気が配れない時期では売上に差が出るのがよく分かります。

笑顔→売上UP→売上が上がってますます笑顔→また売上UP の連鎖が続くと、経営が楽しくなります。反対に、暗い表情→売上DOWN→ますます暗い表情 は負の連鎖になって経営が辛くなっていきます。

コロナで売上が落ちている観光業を応援しようと旅行しているお客様が来店しました。「行く先々で店員さんが思いつめた表情で、不平や不満を話しているのを聞いていると、こちらも辛くなる。応援するつもりできたけど、こちらが暗い気持ちを貰ってしまいしんどい」とおっしゃっていました。一度、暗い気持ちになったお店に、また行こうとはならないですよね。経営が苦しくてもお客様には笑顔で「来てくれてありがとうございます。コロナに負けず頑張ります」と感謝と前向きな気持ちを伝える大切さを教えてもらいました。

接客者=経営者の場合は笑顔の大切さを数字で感じるので実行しやすいですが、接客者≠経営者の場合、笑顔の大切さを浸透させるのは難しいですよね。まずは笑顔になれる環境をつくる事。オーバーワークで疲れていたり、カスハラで精神的ダメージがある時に「もっと笑顔で!!」と言われたら、笑顔どころかイラッとしたり落ち込みます。なかなか笑顔になれない人がいたら職場全体で自然に笑顔になる雰囲気をつくる事も大切だと思っています。

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