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恋はいつも。

『恋はいつも
なにげなく始まって
なにげなく終わる。』林 伸次さん

以前の、わたしだったら、絶対に読まないはずの、このタイトル。
恋はいつも、いきなり始まって、いきなり終わり、じゃないの?
なにげなくって何だろう。
婚活力も増したいので、読むことにしました。

バーのマスターに、恋愛の話をする短編の物語が、四季の流れとともに、繋がっていく小説。

それぞれの月に合わせて選ばれた音楽と、オーダーされたお酒に、想像をめぐらせながら、一気に読んだ。

例えば、9月。
アニタ・オデイの『アーリー・オータム』

「心がときめくようなお酒を」

「最高の出会いという意味があるキールはどうでしょうか?夏の終わりにちょうどいい気もします」

11月。
ナットキングコールの『恋に落ちた時』

「おなかがいっぱいになってしまったのですが、最後に何か一杯と思ってこちらに立ち寄ったのです」

このオーダーには、フランスの山奥の修道院で作られていて、ブランデーをベースに百三十種類にのぼるハーブやスパイスを使用した薬草酒、シャルトリューズが、出されます。


お酒が出された後、マスターが、そのお酒の歴史や名前の由来を話すと、お客さんからは、自然になにげなく、過去や現在、未来の恋の話が、はじまっていく。

注がれたお酒の味のように、甘い恋も苦い恋も、切ない恋も、そのバーで自分も一緒に聞いているかのように感じて、その月ごとの音楽を流しながら、読んでみることにした。

バーに行ってみたくなる本。
バーで、どんな風にオーダーしたら良いかや、このお酒、飲んでみたいなぁと思うものがたくさん出てきます。

そして、恋って、お酒のように色々な色や味わいがあって、人生を豊かにするんだなぁと思った。

なんでも、アルコールを濃くして飲むのは、やめようと心に決めました。

今度バーに行ったら、ふっと気づいたら、恋だったって、そんなイメージのカクテルをオーダーしてみたい。

5月9日

40歳になってから出会い、10年来の付き合いになった友人のお誕生日会。

しかし、連休明けで、沼津のお店、本当にどこも振替休業中。

今、1番人気があるであろう中華の華味へ。
ここも明日から連休で19時ラストオーダー。

海老チャーハンに、一同、大歓声。

個室には、すごくドレスアップした70代女性グループがワインやスパークリング飲んでいて、カウンターで、作業服で、夜定食を食べてる人もいて、全国民から愛されるお店なのではと、思いました。

お酒、一滴も飲まずに帰宅。
鍵の回し方がうまく行かず、がちゃがちゃ何度も回す(酔っ払った時によくやる)

長女、わたしが酔っ払って帰ってきたと勘違いして、うんざりした顔で、テーブルから立ち上がるので、慌ててアピール。

「いやぁー、一滴もお酒、飲まなかったわ」

長女から一言。
「ママはさ、やってることがやっぱり余計なんだよ、お酒は、みんなと楽しく飲む為のものなんじゃないの、なんで?」

ちょっと、願掛けしてることがあり、禁酒中。
飲み会でも、飲まない自分も試したかった。

でも、ノンアルコールだと本当、1杯しか飲めず、お店にも悪いし、最後、何度も焼酎を追加したい衝動に、かられる。
打ち勝ちました。

みんなは、10杯以上飲んでたけど、アルコールって、なんであんなに量を、飲めるか不思議。
調べてみます。


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