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ここには何にもないよって、自分次第で何でもあるに変えられる、ってことなんだ(常陸大宮編①)

沼津を離れて、他の地域で、その特徴を考えたりすると、同時に沼津の事も色々、考える時間になる。


よく思うこと「富士山があるか、ないか」

視界に富士山が入らない地域だと、北はどっち?(親から富士山がある方が北と教えられたので)と、そわそわする。

でも富士山が見えないと、遠くに来たなという非日常感を感じて、気持ちがゆったりもする。


「海があるか、ないか」

私にとって海は重要ポイントなので、海がない所には長く住めないと思っている。

小さい時から慣れ親しんだ『千本浜』が大好きで、桜、夏は泳ぎ、ウォーキング、自転車、夕日、満月が沈むのを見に、日常に溶け込んでいる場所。

ここなら住んでみたいと思った他の海には、まだ出会っていない。


沼津には、山も川もあるけど、自然環境の良い地域は他にもたくさんあると思うので、どこに行っても思うことは、やっぱり「人」

交流人口、関係人口という言葉があるけれど、人と人が繋がり、交わり、行き交うきっかけは、誰と会うかでその後が変わると、今回の旅で感じた。

茨城県常陸大宮市で出会った農家さん「あさねぼう」の笹島さんのお母さんが言った言葉。

「なんにもなくて、良いところだよ」

驚いた。

自分の街の事を話す時「あれがある、これがある」って、ある物の自慢はするけれど。

「なんにもなくてよいところ」なんて、最高じゃないか。

市の職員さんから「街には二つの川が流れていて、メソポタミア文明のように、肥沃な土壌がある」と説明があったけど、笹島さんの住んでる所は、川も遠いから災害もないよって。

そして、何にもないけど(作物は)「何でも育つよ」と。

茨城の野菜って、レンコンしか知らなかったけど、あさねぼうさんで、多品種育てられてる野菜はどれもカッコ良かった。


ハンサムレタス

オークリーフレタス(樫の木に葉が似ている)



もう一つ、まさかここで出会うとは思わなかった野菜、二年前の春、初めて食材で使ったことがある野菜が育ってました。

この野菜の魅力を伝えるメニューを作ります。

また次回、書きます。

何にもないという場所は、空がまあるく広く、色々な雲があって、太陽が降り注いでる。
土の上に立って、野菜の命を見つめて、それだけあれば、充分に幸せ。


何にもないってさらっと言える自分になりたいな。

お母さんの作ってくれたお昼ごはん。
なんでもありました。


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