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休学して、デンマークに来ている大学生→2023年12月に帰国しました / フォルケホイ…

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休学して、デンマークに来ている大学生→2023年12月に帰国しました / フォルケホイスコーレ / 直感と違和感を大切にしながら生きています🌱 / 芸術 / 音楽 / 旅 / 海 / 食

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    フォルケホイスコーレについて

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結局、フォルケホイスコーレとは何だったのか。 #22

時折香る牧畜の匂い、 美術室から差し込む太陽、 あの友達の笑い声と歌声、 どこまでも広く大きい空、 なかなか晴れてくれない冬の日、 珍しく晴れた日、日向ぼっこをしたこと、 焚き火と、ホットチョコレートと煤の匂い、 デンマーク・フォルケホイスコーレで芸術を学びながら過ごした4か月間は、あっという間に幻に変わり、日本での生活にも馴染んできた。 結局、わたしにとってのフォルケホイスコーレとは、なんだったのか。 帰国して3か月半。言葉にできていなかったあの日々のことを、ようやく、

    • 2月23日、貴方を思い続ける #21

      ※死に関することが書かれているので、お気をつけください ちょうど一年前、あの日も寒かったような記憶がある。 駅前の広場で友達を待っているとき、思いもよらぬニュースが流れてきた。何度も何度も何度も文章を読んだけど、そこには「永眠」という言葉が間違いなく書かれていた。 2023年2月23日、 sumikaというバンドが4人から3人に変わってしまった日、 あれから1年、今日は今季で1番寒いような気もする。静かな雨も降り続いている。 sumikaは大雨の中、雨を止ませようとする

      • 帰国してから続く、どうにもならない日々を撫でたい #20

        「じゃあ撮るよ、自分が一番優しくなれる時を想像してみて。」 2月21日、霧雨が降る代々木公園でそう言われた。 傘を差さずに立つわたしの目の前には、河津桜が八分咲きを迎えていた。 優しくなれるとき、この桜のように心がピンク色になれるとき、 愛を持って人と接することができるとき、 それはいつなんだろう。 ん~~。ん~~~。ん~~~~。 思いつかないなあ~。 なぜか出そうになる涙を我慢して、レンズへ向けて微笑んだ。 * * * * 帰国してから2か月、どうにもならない日

        • デンマークから帰国しました🇩🇰🇯🇵 #19

          こんにちは!こんばんは! 先日、デンマークから無事に帰国しました。 今日本にいることが夢なのか、はたまたデンマークにいた日々が幻なのか、自分の中で理解ができない。身体は日本だけど、心はデンマークにいるようなチグハグな感覚があります。寂しさや虚無感とはまた違う不思議なこの感覚はなんなんだーーー!!!(感じたことある人、います?) 時差ボケも酷いため、まずは身体と心を戻せるよう、ゆっくり休みたいなと思っています。 そして、完全ビギナーのわたしのnoteを読んでくださった方、支

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        結局、フォルケホイスコーレとは何だったのか。 #22

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          最後のOutdoorクラス デンマーク生活を振り返る #18

          あんなに遠く感じていた12月が、もう10日も過ぎてしまった。 フォルケホイスコーレでの生活も残りわずかとなり、最後のOutdoorクラスで訪れたのは、学校から一番近いところにある海だった。 海に着いてから、紙を2枚渡され、 「1枚にはフォルケホイスコーレの生活の中で、自分の心の中に残しておきたいもの(感情、出来事など)を、もう1枚には捨ててしまいたい、忘れてしまいたいものを書こう」 と先生から告げられた。 そして、学校に戻り、いつものように火を起こす。 「捨ててしまいたい

          最後のOutdoorクラス デンマーク生活を振り返る #18

          どこへ行くかではなく、誰といるか #17

          12月初めに、中高時代からの相棒とドイツ旅行へ行った。わたしたちは、国は違えど同じタイミングでヨーロッパに留学している。 彼女とは、中学のときに部活が一緒で同じポジション。そして中学2年生から高校3年生まで同じクラス。青春の隣にはいつも相棒がいて、一緒に些細なことで笑ったり、悲しんだり、そんな日々が懐かしい。 大学生になって距離ができてからも定期的に連絡を取っていた。ホイスコーレへの出願で行き詰っているときに、「留学決まったよ」と相棒から連絡が来て、そこでギアをあげたわた

          どこへ行くかではなく、誰といるか #17

          中学時代、美術を好きになれなくて避けていた私が、フォルケホイスコーレでArtを学んでいる #16

          フォルケホイスコーレでのメイン科目は、Artを選んだ。 フォルケホイスコーレに興味を持ちだした頃からアートをやるぞ!と決めていて、その科目が取れる学校から出願校を絞っていたほどこだわりがあった。 そんなわたしだが、芸術を何年も極めていたわけでも、将来絵で稼いでいきたいわけでもなく、小中学校の授業以外に経験はなかった。そのうえ、小中学校時代、どうしても苦手で好きになれなかった科目が美術だった。 あんまり楽しいと感じない。成績では全体の評定を落とすような科目だった。 そのとき

          中学時代、美術を好きになれなくて避けていた私が、フォルケホイスコーレでArtを学んでいる #16

          よしゃ、生きるぞ~~。 #15

          人生、いろんなことがある。 落ち込んで眠れなかったり、たくさん食べてしまったり、と思えば、笑いが止まらなくなったり、生きていてよかったと思えたり、上がったり下がったりの繰り返しで日々は続いていく。 ここ数日のわたしはかなり下がってしまっていて、すべて投げ出したい!ぽいっとしたい!となっていた。海外生活に対するストレスもそう、北欧の冬も影響しているだろう。 今朝、早い時間に目覚めてしまった。 その直後から、涙がば~と出て止まらない。 もう一度寝たい。あれ、涙が邪魔をしてくる

          よしゃ、生きるぞ~~。 #15

          わたしの物差しでわたしを測る #14

          2023年11月21日火曜日、small tripで海へ出掛けた。 その海は、フォルケホイスコーレのプログラムが始まって3日目にも行った場所で、3か月ぶりに訪れた。 時刻は16:00前。 雲の多い天気だったが、少し待つと、雲と海の間から夕日が見えた。 赤いというのか、オレンジというのか、大きく輝きを放つ光は10分くらいで沈んでしまった。儚くて美しい。 「ああ、前にこの海に来た時よりも、わたしは成長できているのだろうか なにか変わったのだろうか」 そんなことを思いながらし

          わたしの物差しでわたしを測る #14

          いつだって人に生かされ続ける #12

          デンマークに来て、3か月半。 異国の地で生活していくなかで、デンマークに来てよかった、と思えたタイミングが何度かある。 それはいつで、何が起こったときなのだろう、と考えたとき、ほとんどに共通していたのは、デンマークに来たからこそ出逢えた「人」がいるときだった。 この景色を見られたから、こんなことを成し遂げたから、というよりも、 「フォルケに来たからこそこの人と繋がったのだな」 「デンマークに来てなかったらこの人と出逢えてなかっただろうな」 と思うからこそ、わたしはデンマー

          いつだって人に生かされ続ける #12

          フォルケホイスコーレでの持ち物 #11

          こんにちは!2023秋タームでデンマークのフォルケホイスコーレに通っているnunuです。 今回は、2023年8月から現在進行形でフォルケにいるわたしから、必要だと思う持ち物、逆にこれはまだ1回も使ってないな~というものについて記していきたいなと思います。 わたし自身も、出国前にいろいろな人の持ち物リストを見比べては準備をしていました。今後、フォルケに行く方の役に立ちますように!! ※あくまで筆者(女性)による個人的な意見です^^ 必須だと考えるもの⇒洋服類はセカハン等で

          フォルケホイスコーレでの持ち物 #11

          プレゼントって渡す側もしあわせ。 #10

          帰国が徐々に徐々に近づいてきて、お土産を本格的に考え始めた。 お土産リストを作って、誰にあげようか、何にしようかを書き込んでいるのだが、友人の顔を思い浮かべながら「なにをあげたら喜ぶかな~」と考えている時間が本当に好きすぎる。 だから、プレゼントを選ぶためには時間を惜しまない。大好きな人の誕生日プレゼントを選ぶために新宿へ行き、いろんなお店を回ったあと、新宿じゃ店舗数が多すぎて決められないからと別日に北千住へ行ったけどしっくりくるものがなかったので、その翌日にもう一回新宿

          プレゼントって渡す側もしあわせ。 #10

          大切なものを教えてくれたチア。 #9

          華やかな衣装を身に纏いながら、どんなときでもずっと笑顔で、大声を出しながら人を応援するスポーツ。 チア。 チアには2種類ある。 ・ポンポンを使いながら、ジャンプやターンを含めたダンスを踊るチアダンス。 ・ジャンプ、ダンスだけでなく、スタンツと呼ばれる組体操なようなもの、タンブリング、音楽が止まり声だけで演技するコールなどが含まれたチアリーディング。 わたしはチアダンスを小学生の5年間、チアリーディングを中学生の2年半、計7.5年をチアに捧げてきた。 だから、今のわたし

          大切なものを教えてくれたチア。 #9

          100日目 友人へのちょっとしたラブレター #8

          note復活!ここ1週間ほど、体調を崩していてnoteをお休みしておりましたが、本日から再開します。 今日でデンマークに来て100日目。 知らない地に飛び込んで、あらゆる感情を抱きながら過ごしてきた100日間。 ここにきて、改めて、周りの人への感謝を強く感じている。 わたしはいつも、どんな環境に置かれても、周りの人だけには必ず恵まれ、その人たちに支えられながら生き続けられている。 ほんっとうに幸せなことだと思っている。 そんな友人たちがいることはわたしの自慢。 今回体調

          100日目 友人へのちょっとしたラブレター #8

          電子機器を長時間触ると頭が痛くなる状態が何日か続いているので、落ち着いたら、更新します!

          電子機器を長時間触ると頭が痛くなる状態が何日か続いているので、落ち着いたら、更新します!

          溺れそうになりながら見つけた光 #7

          「溺れた先に見える光があったりもするよね」 友達にそう言われて、今のデンマーク生活のことを思い浮かべた。 わたしのデンマーク留学生活は、ものすごく順調で毎日キラキラ最高!! というわけではないと思う。(もちろん、楽しいこともあるが) 自分の弱さと闘い、もう駄目だと思う夜を何度も乗り越え、もがきながらも生き続ける。 それを例えると、足がギリギリつかないくらいの水深のプールで、つま先立ちになりながら必死にジャンプをし続けている感覚で、 ここで足が麻痺したら溺れてしまう。

          溺れそうになりながら見つけた光 #7