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今年のアニメ映画の本質

こんばんは D.Anteです。

今年に入ってアニメ映画を3本観ました。

天気の子・ HelloWorld・空の青さを知る人よ


全て共通する本質があると思うのでそれについて書きたいと思います。

結論から言うと、現代の風刺です。日本という社会への挑戦状であること。

ひいては「夢を追いかけろ」というメッセージだと思います。


3つの作品は対立構造をとっています。

天気の子:主人公達と大人

 HelloWorld:主人公と未来の主人公

空の青さを知る人よ:主人公達と大人


まず天気の子から

広告がポップでPVなんかでバカにされたり、新海監督には変なアンチがいるおかげでネタにもされますが、実際に観た人なら舌を巻いたはず。

まず絵の作り込みが半端じゃない。正直、今回取り上げた3本の映画の中でもダントツのクオリティ。私は看護師なので冒頭の心電図モニタや輸液ポンプをじっくり見てしまったのですが、まさに医療機関のそれ。一切の手抜きなし。タイルっぽい地面に雨が落ちている場面があったと思いますが、現実と映画の境界がわからなくなる瞬間があります。それくらい作画がリアルです。

そして本質に踏み込む。沖縄で普通の人生を送っていた主人公、東京へ出てきてヒロインと、そして大人と出会い社会性を学びつつ、最後は世界の形が変わってもいい、それでも僕はあなたを選ぶと。そういった選択をするんです。

僕は簡単に説明すれば、社会って気持ち悪いけど、君だけでも主体的に動いてみたらどうだい。という問いかけだと思ってました。

もっと考えを補完してくれる記事があるのでそちらも紹介。

次に HelloWorld

これは自分は何の変哲もない凡人だと思っている高校生のもとに、お前は彼女ができる、でもその彼女は死んでしまうから、それを防ぐためにお前を助けにきたという未来の自分との話。実際はITの進んだ世界で電子データとしての脳機能を脳死した人に移植して覚醒を〜みたいなドロドロした感じもあるのですが(これは医療の発展として非常に興味深いアイディアだと思います)。

こちらも良い記事があります。

自分のことをエキストラだと思っている人、ほとんどじゃないですか?これは日本が自己肯定感の低い国であることから大体予想がつきます。一人当たりの生産性が低く、誰でもできる仕事をなぜかルーティンワークで行って死んでいくのが今の日本です。会計や決算、集計や管理などの機械的な作業やデータの取り扱いって人がやる必要なくなってきてますよね。看護師として働いていますが、業務の中でもこれいらない仕事だよなぁと思いながら働く場面も多いです。この辺はパレートの法則なんかを知ると楽しい分野です。

つまり、もっと夢を追いかけてもいいんです。自分の人生の主人公は自分しかいません。魔法が使えるようになりたい!そう思ったら魔法を定義して、それを実現するための勉強をすればいい。ただ、それが合理性があって、社会のニーズがあって、科学的に実現可能かどうかとか色々なことを知り、失敗しながら、最終的に魔法を作ればいいんです。

そして空の青さを知る人

これも東京へ行ってデカイミュージシャンになって、好きな女を迎えに行こうと思ってた男が、実際は演歌歌手のバックミュージシャンで、パッとしない。そんな自分を見て、過去の自分が「お前で良かったと思えるような人間であってくれ」と訴えかけるような内容です。

10年後の自分に胸を張っていられるような生き方を今しろと言われても、うーん?って感じかもしれませんが、少しでも気に留めておくと人生の無駄は省いていけそうですよね。10年後の自分への手紙を引っ越した時に見たのですが、それはそれは面白かったです(笑)過去の自分に胸を張れるのは、ちゃんと家族は大切にしているよってことですね。私も井の中の蛙でしたが、今は空の青さをしっかり見つめられています。(井戸が環境を示すので井戸をどう自分で定義するかが大事です)

夢の形って変わっていっていいんです。小さい頃思っていた夢って、知っている知識からしか生まれない夢なんですから。看護師を目指して中学からやってきました。実際に看護師になりましたけど、実は他にもやりたいことってありましたし、今もあります。だから夢を諦めないようにしようと思ったので少しずつ前に歩を進めたいと思います。


並べてしまうと、似たようなことを言っていることに気づきますが、社会に、トレンドに合わせた方がヒットするのも事実なので、時代がそうさせているんだなぁと思います。

経済自体は暗い方向に進んでいるのですが、せめて自分だけは明るくいて、少しでも明るさを周りにわけていけるような人物でありたいなと強く思います。

では、また。

自分を磨くことに使わせていただきます。得たものは人に還元することがモットーです、noteや仕事の質を上げるために使いたいです。