見出し画像

0歳児ワンオペ育児中の私が、予備知識•実務経験ゼロから、勉強期間1ヶ月でFP2級に合格した方法

このnoteは、以下の方にオススメです
✔︎育児休業中に、何かスキルを身につけたいと思っている方
✔︎出産してからずっとこどもにつきっきりで、これでいいのか?何かできないか?と思っているママ
✔︎家族、特にこどものためにも、お金の知識を身につけて、苦労をさせたくないと考えている方

こんにちは!むつみです。
ご覧いただきありがとうございます。
また、あなたの貴重なお時間を使ってこのnoteをお読みいただけていることにも感謝いたします。

このページにたどり着いた方はさまざまな背景をお持ちだと思いますが、ほとんどの方が、
●子育て中のママさん
●FP2級取得に興味がある、目指している
●その他資格取得等を通じて、自分を高めたい
このどれかに該当すると思います。
日々忙しくがんばっていらっしゃる上に、自分を高めたいと考えている方々ってことですね‼︎ステキ…

そんなステキなあなたのこともお聞きしたいところですが、まずは私がどんな人間でなぜFP試験を受験したのか簡単にお話しますね。

わたしは、看護師歴5年目で現在育児休業中の1児のママです。看護師以外の職業の経験といえば、学生時代にバイトをしていたホームセンターぐらいでした。最終学歴は看護学校。出身の高校はトップの高校でもなんでもなく、中堅クラスです(つまり特別地頭がいいわけではない)。昨年夏に娘を出産後、夫の会社は超ブラックで休みもなく朝から深夜までワンオペ状態。しんどい体を引きずりながらひとりで沐浴したり睡眠時間1時間ずつの中昼夜対応をする日々でした。(みんなそうですよね!もっと自分たちを褒めましょう〜♡)そして、眠れない中、ぼんやり思ったのが、「育児ってこんなに大変なのに、お給料も出なければ、毎日ただすぎていく感覚しかなくて先が見えない」ということ。
そこで、何か資格を取れば“ただ毎日が過ぎる“のは防げると思い、試験の日程や難易度等いろいろ考慮した結果、FP2級を受験することに決めました。

私の学習スケジュール

そんな風に思いつきで受験を決めた私だったのですが、どのようなスケジュールで学習を進めていったのかを時系列で書いてみます。

2020.12 (娘5か月) FP受験を決める。
2021.1    (娘6か月) テキストをパラパラめくる。めくっただけ。
2021.2   (娘7か月) 娘氏のつかまり立ちがはじまり集中できないのを理由に何もしない。
2021.3   (娘8か月) FP試験申し込み。受験料9000円ぐらいなので落ちたらもったいないと思いながら何もせず過ごす。
2021.4   (娘9か月) 娘が歩き出して目が離せない。試験日1ヶ月前になってヤバいと思い始める。


…ちょっとまて。なんだこれ!!半年前に受験する予定は立てていたのに、結局「ヤバイ」と思っただけとか、「めくっただけ」とか…(笑)

試験日1ヶ月前からの本番までの体験談

上記のような流れで、なんとなく試験日1ヶ月前になってしまった私。
ここからは、私がどのように学習をしていったのか、時系列で細かくお伝えします。

2021.4.25 〜(試験日1か月前)

元気な娘にテキストを奪われたり時には破られたりしながら、科目ごとに過去問を解く。机の上にノートとテキストを広げてのんびり勉強するというイメージは捨てました。こどもにテキストを読み聞かせるような感じで進めました。今まで事務も投資も不動産も相続もなにもかも関わったことのないわたしには全く分かりませんでしたが、とにかく根気よく全ての問題を3周しました。

2011.5.9〜 (試験日2週間前)

ここではじめて最新の過去問(2021.1実施分)をメルカリで購入して解いてみる。こどもが昼寝しているあいだにさっさと解くので、学科試験→1時間(実際の試験時間2時間)、実技試験→45分(実際の試験時間1時間30分)の配分でやっていました。この時の得点率は、学科試験:64% 実技試験:65%程度でギリギリ合格圏(それぞれ60%以上で合格)。ギリギリすぎて呼吸が止まりそうなのを抑えて、A4の紙を折って、弱点克服のためにいつでも見れるカンペを作っていました。実戦形式で問題を解くのは、まとまった時間がないとできないため、おそらく全部で3回程度だったと思います。これを前日まで繰り返しました。カンペは、料理や洗い物をしながらチラ見して暗記していました。

2021.5.22(試験日前日)

娘を昼寝させて最後に1回分過去問を解いて、暗記カードに書くいつもの作業をしました。この日にやっと建蔽率とか土地の相続税評価額の計算ができるようになりました。あまり詰め込んでも意味がないと思ったので、娘を抱っこして神社にお参りに行って心を落ち着かせたりしました。受験票等持ち物を確認して、いつもより1時間ぐらい早く寝ました。

2021.5.23(試験当日)

当日は旦那に休みを取ってもらい、面倒を見ていてもらいました。試験会場には、試験開始40分前に到着。参考書等はしまえと言われる直前まで、カンペで復習しました。学科試験を終え、かなり手ごたえがあったので、気楽に構えて休憩時間は外食をしてゆっくり過ごしました。そしてまたカンペを眺めつつ実技試験に臨みました。実技試験の終盤、今まで一切見たことのない問題があり、動揺して時間はギリギリでした。後味悪いまま帰宅。FP協会のサイトで17:30に解答が公開されるので、そこで答え合わせ。気になる結果は…学科、実技試験共に8割程度得点できているようで、一安心でした!


私が合格できた理由

FP受験者のほとんどは、金融や保険関係に勤めているプロフェッショナル。実際、見た感じサラリーマンっぽいおじさんが多かった印象です。2級FP技能士の合格率は例年3-4割。数値だけ見れば決して簡単とも言えませんが、難関とも言えないびみょうなラインです。おそらく、合格率を低下させているのは、会社からなんとなく受けろと言われて受験した、そんな業界の方々だと推測します。自分で受けようと意思をもって勉強した方なら、ほぼ合格できるレベルだからです。

試験のレベルがあまり高くなかったことに加えて、私がちいさなこどもを抱えながらも合格できたのは、「正しい」勉強をしたからです。

正しい勉強とはなんなのか?

とにかく、過去問を中心に勉強をすることです。業者が作った予想模試は必要ありません。その予想模試を作ったのはあくまで「業者」なんです。試験を実施する機関の人が作ったものではありません。そう、つまり私が言いたいのは、

過去問だけやっとけ!!!

ということなんです。
この「過去問だけやる」って、多くの方は間違えて受け取られていると思うのですが、これはただ過去問を解けよと言っているわけではありません

正しい過去問の使い方


じゃあ、どういう意味?と思うと思います。
過去問は、ただの問題演習のために存在するわけではありません。過去問をやるというのは、言い換えれば過去問を徹底的に分析しろということです。

独自で試験勉強のやり方が確立されている方はいいのですが、そうでなく、いつも学習法に迷いがある、挫折してしまうという方にぜひおすすめのやり方手順を記します。

①過去問を解くor読む
読むってなんやねんって言われるかもしれませんが、初学者が過去問をいきなり解いて、わかるはずがありません。わからなくて当然だし、わかるならもはや勉強いりませんよね?「問題が解けなかったーーー(-_-;)」とかいうために過去問は存在していません。だからあえて「読む」のです。読むだけなら心にダメージ食らいませんから(笑)

②わからない単語、文章等を徹底的に調べる
さらっと問題文を読んで、意味の分からない言葉をはじからテキストやネットで調べまくります。テキストにマーカーを引いて、できれば出題された年と問題番号を書いておくといいです。ネットで調べたこともテキストの関連ページに書き込んでおきましょう。

③最低5年分はこの作業をする
とにかく読んで調べて調べまくってください。マーカーひきまくってください。

④(時間に余裕がある人)問題をつくる
①~③までの作業を繰り返すと、問題の傾向が見えてきます。毎回狙われている論点、マーカーが多くひかれている論点が試験の頻出ポイントです。これを見ながら、自分で模試を作成しましょう。実は、問題をつくるというこの手順が一番学習効率がいいです。上手に模試をつくって、有料で公開したら利益が出ちゃったりしそうですね。

⑤覚えられない項目は集中的に暗記
受験直前期(10日前ぐらいから)は、どうしても暗記できない論点をガンガンつめこみます。とにかくつめこめばその分点数になるし、ベースとなる知識は過去問分析で徹底的にやっているので、吸収も早いはずです。

と、まあ、こんな感じです。地味やな…と思う方も多いと思います。
いろんな試験を受けてきて思いますが、結局近道なのは地味な努力だってことです。この世の中、いろんな資格がありますが、初心者が1日で合格できる!みたいなすばらしいテクニックも存在しないのがその証明です。

ちなみに、わたしは上記の方法を看護学校時代に実践して、国家試験の模試で全国20位以内だったことがあります。

でもさ、私小さい子どもいて時間もないし、邪魔されてばっかりなんですよね…。

って思うじゃん?できますよ。
机に向かって参考書を開いて、ノートに書くのが勉強!!みたいな先入観を捨てれば。

子どもがいると無理ですよね、学生時代みたいにノートひらいてのんびり勉強するなんて。わたしも勉強をはじめたころ、机に娘がのっかって、教科書を引っ張ってみたり、ペンを取り上げられてみたりで結構イライラでした(笑)

でもね、それをボイスレコーダーつかったり、ちっちゃい紙っぺら1枚にまとめてみたり、こどもが触りたがった時のために、テキストを何冊かに分けて(割いたw)、手元にあるものを常にめくってみたり。いくらでも工夫はできます。壁に貼ってみたりとか、テレビの画面にキャスティングしてみたり、YouTubeで講義動画をながしたり…。

ね、できないと思ってるだけで、なんとでもなりますよ!!

資格がとれると達成感がある

社会人になると、なんとなーく毎日を過ごして、子育てなんて始めた日には、毎日毎日とにかく日々をやり過ごす感じになりますよね。大人になると、ほめてもらえることもめっきり少なくなるし、自分から行動しない限り、学校みたいに修了証がでて学歴が増えて達成感にひたれることもまずないわけです。

個人的に、身を削って出産して、自分の血を乳に変えて寝ずに授乳して…

狂いそうでした。はい。自分の母ちゃんすげえと心から思ったし。

仕事大好き人間だったもので、仕事をしてお給料がもらえていえーいみたいなあの感じが味わえない中からの産後のしんどさときたら、もう心も体もボロボロでした。

そんなとき決意したFP受験。1にこども、2にもこどもみたいな生活というか思考になっていたので、自分のためにやる学習が癒しの時間になりました。

そして、努力の甲斐あって合格。
やっぱり、育児休暇中に1つぐらいこれをやったよ!と言いたかった私には、とってもありがたい経験となりました。

あまり褒めてもらうこともなかった子育ても、同時に褒めてもらったような気分になれました。


日々に忙殺されている方が、学習という自己投資を通して、自分の人生を生きることを取り戻す機会を得ることができるといいなと思い、この記事を書きました。

これを読んでくださった方が、ご自身の願う幸せをつかめますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?