鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

すっかり冬に近づいてきて、シーズンが終盤に向かってきた。
残すところあと2節。

対 横浜・F・マリノス戦。
思いきって休みをとり、ゆっくり日産スタジアムへ。
あまりに久しぶり。ライブで来た以来かも・・・。

大きいスタジアム。やっぱりこういうスタジアムに来ると、J1に戻ってきたことを体感する。

5月ホームでは勝利を収めたが、今日はどうなるか。
音響設備・照明含めて非常にいい設備を象徴するように、序盤から盛り上げがすごい。民衆の歌、鳥肌が立つくらいカッコ良い。
それに負けないように、オレンジの集団もペンライトを振る。

さぁ、試合はというと、防戦一方。とはいえ、集中力高く、そして、最後の小島選手がきっちり守り抜いている。小島選手がいると本当にゴールが安心。というかむしろ、小島選手の集大成のようなゲーム。

これは、他のチームも興味が出るよなぁと思いつつ、後半へ。

少しずつアルビも決定機をもたらし、ただ、決まらない。
うまく、出し抜いている様もみて取れたが、1点が遠い。
そして、ずっと襲いかかる攻撃。心臓がいくつあっても足りない・・・。

長い90分超。
なんとか耐えきり0−0で終了。両者ピッチに倒れ込む様をみると、お互いすごく集中した試合だったのだろう。


さて、シーズン最終戦。
対セレッソ大阪。シーズン初戦、アウェイで参戦したのが、この間のよう。
松山から駆けつけた道のりが長かった。

12月3日、新潟は本当に寒い。雨、雹も降ってきた。
凍える・・・。さぁ、これで秋春制で本当にサッカーができるのか。

このチームの体制で戦う、今シーズン最後の試合。どうなるのか。

アルビらしい、実にぴったりな展開。
本当に魅力的なサッカーをするようになったと改めて思う。
“このサッカーがしたいと新潟に人が集まってくるくる”と言われるように、みていても、きっとプレーしていても楽しいサッカーなのだと思う。

シーズン当初はJ1の強度についていけるのか、ということも不安だったが、試合を経るごとに完成度が増してきて、ワクワクする。

荒天の中、必死に戦い攻撃を仕掛けていく。
盛り上がるスタジアム。もっとみていたいと思う試合。

それでもスコアが動かず、どうしたものかと思いながら85分。
DF陣がボールを奪うと、パスを繋ぎ前へゴール前溢れたボールをシーズン途中加入の長倉選手が押し込む。

盛り上がるスタジアム。途中加入してきた長倉選手、普段感情の起伏がそこまで大きいわけではないが、とても嬉しそう。

さぁ、残り時間きちんと守れるか。

どうなるかと思いながらハラハラ過ごしたが、終了の笛。
最期を勝って迎えることができた。なんと素晴らしい。

最終節後のセレモニー。
監督の言葉、“これは勝てないな、という試合はなかった。”これに尽きる。
結果10位でシーズンを終えることとなったが、昇格組としては良い方ではないか。ただ、もっと上に行くことができる。そう信じられるシーズンだった。

オフを迎え、去就がさまざまわかってくる中、概ね戦力は残し、補強を着実に進めている。

このワクワクする体制で、来シーズンも戦っていけることに、もうすでに開幕が待ち遠しい。

また新しい冒険へ。

アイシテルニイガタ

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