ふみ

アルビサポで馬骨。サッカーと音楽と読書、そして旅で構成されています。

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マガジン

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5〜

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4〜

    2023シーズンの観戦記

  • 3行日記

    仄かな日々を。

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 3. 2022〜

    2022年の観戦日記。今年こそ、参戦するぞ。

  • 鳥屋野潟の娘の5400秒 Season2

最近の記事

物語での立ち位置と、貴方の意志とは。

3年ほど前、途端に暗い闇に紛れ込んでしまったとき、手を伸ばした先のその人は、わたしに物語を紡いでくれた。 『泣いた赤鬼』 3年前、この物語について話したとき、その人はわたしに問いかけた。 「貴方は、この物語で赤鬼と青鬼、どちらになりたいですか。」 そして、その人はいま、わたしに別の問いを問いかけている。 「この物語の登場人物は何人いるのか。そして、この物語の中で、貴方はどの存在であるのか。」 前段の登場人物は、物語を読む限り3人。 ① 赤鬼 ② 青鬼 ③

    • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.5-7〜

      ここに集うことの矜持都会の真ん中で 第6節 対磐田戦 平日アウェイにいくことは叶わず、サポーターが集う店に、仲間たちと向かい、画面越しに声援を送る。 試合は0−2で負けてしまった。大きくメンバー変更をして挑んだ内容。 それでも、希望の持てる内容だったと、仲間と確認し、次節を迎える。 ホーム戦はやっぱり 第7節 対C大阪戦 ホーム戦。天気も良く、非常に晴れ晴れ。 勝利を得るために集うサポーターの面々。 立ち上がりは、というと、何か噛み合わない。前に進めない。 なんだろう、

      • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 5. ep 4〜

        何度でもやり続けることそれは突然 口に出すことも、ましてや文字にすることすら憚られることがあって、仕事のパフォーマンスに影響が出るほどに、衝撃だった。 思うところがありすぎる。仕方ない世界とはいえ、こんな理不尽が許されるのか。 でも、こんなことを言っても仕方がない。 事態は起こってしまったんだ。それでも試合はやってくるわけで。 空はそれでも青い 久しぶりの新潟。到着した時は曇り空だった。 けれども、スタジアムに着くと快晴。サポーターのもやもやなんて吹っ飛ぶような。 我

        • untitled. #5

          たった数百メートル、たぶん、毎日キミと同じ道を歩いている いつかこの道で逢えたりしないだろうか、と俯く顔をあげてみる それでもやっぱり、そんな願いは叶わなくて そんな時でも、わたしは、キミの言葉を何度でも噛み締める 全く色褪せないその言葉 初めて言葉をかけてもらった時から いったいどれだけ経っただろうと思う それでもその言葉がいつも輝いていて、わたしは一歩踏み出せる そんなことを思いながら、今日もまた いろんな色の風に吹かれ、前に進んでいく

        物語での立ち位置と、貴方の意志とは。

        マガジン

        • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5〜
          5本
        • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4〜
          9本
        • 3行日記
          4本
        • 鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 3. 2022〜
          8本
        • 鳥屋野潟の娘の5400秒 Season2
          2本
        • The OPUS Changes My World
          4本

        記事

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

          最後の1秒まで先週の雪が嘘のように、春の陽気のような日、今日も今日とて参戦。 今日は昇格組の東京V。 来慣れた味の素スタジアム。今回は指定席なので、ゆっくり向かう。 今日は2階席最前列に陣取り構える。 先週の勝利を引っ提げ、今日こそ勝ち切りたい。 まだ焦る時間では さぁ立ち上がり。 んー、なんだかうまくいかず。攻め込まれるシーンも多い。先週うまく言っていたのが。 と試合が動いたのは、早々前半7分。 相手のFK。 あ、いいコースと思っていると、1点取られてしまう。

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.5 ep.3〜

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

          曇時々雪時々晴さて、やっと辿り着いた週末。 待ちに待ったホーム開幕戦。 前節のG大阪戦、何とも言えない負け方で、ちょっとこの先に不安が残る内容だった。 んー、大丈夫なんだろうか。 しかし、試合後、監督はロッカールームで選手に声をかけた。 そうか、まだやれるんだ。やっていることは信じてもいいんだ、と思い直し、せっかくのホーム開幕戦、堂々と迎えようじゃないか、と思い直す。 心配事はというと 何が心配かって天気である。見事に雪予報。 以前、積雪によりホーム最終節が中止にな

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.2〜

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

          待ちに待ったシーズンがやってきた 2月末まであっという間。いつもオフシーズンになにしようと12月から考えるが、結局2月を迎え、その日に至る。 開幕戦は、アウェイ鳥栖。ここからシーズンが始まる。ギリギリまで試合日程が決まらず、3連休をとりあえず、鳥栖に根城を構え、とりあえず準備万端。 初めての鳥栖への参戦。さて、どうするか。 ここで昨シーズンの開幕戦を振り返る。 去年の開幕戦はC大阪。どうしたかって、松山から出張帰りに参戦。一人鉄路で帰ります・・・と抜け出した姿に怪訝な

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜season5 ep.1〜

          すこやかに、あらがって

          なんだか、一年なんて、あっという間。 あまり時間の流れに区切りを感じなくなってきたのだけれど。 振り返ると。 本当にいろんなことを感じた日々だった。 夏に、多くのものを失い、バランスを崩してみたり。 特に、再度訪れた別れ、が私の中でもっとも影を落とした。 そこにキミがいない、という事実。 最近は視界の端で追う癖も、消えてきて、それがまた物悲しくて。 それでも、日々は進んでいく。 キミが愛すことのできなかったこの世界、わたしはどうあるべきなのか。 キミは言った。

          すこやかに、あらがって

          それは善いことなのか、否か。

          改めて思い返してみると、人のために何かを する、ということに、全く苦痛を感じないタイプの人間だ。 それはある種、強迫観念的な。 役割がない、やることがない、ということに、恐怖を感じる。 目の前のその人に、何かを差し出さないと気が済まない。そうでないと、そこにいて良い気がしないから。 そういう性質にとてもマッチした役割が与えられた。 私にとってそれが苦ではない、ということは良いことではるのだが、投げ打 ってでも何かをしてしまう、という他ならない。 これが善いことなの

          それは善いことなのか、否か。

          鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

          すっかり冬に近づいてきて、シーズンが終盤に向かってきた。 残すところあと2節。 対 横浜・F・マリノス戦。 思いきって休みをとり、ゆっくり日産スタジアムへ。 あまりに久しぶり。ライブで来た以来かも・・・。 大きいスタジアム。やっぱりこういうスタジアムに来ると、J1に戻ってきたことを体感する。 5月ホームでは勝利を収めたが、今日はどうなるか。 音響設備・照明含めて非常にいい設備を象徴するように、序盤から盛り上げがすごい。民衆の歌、鳥肌が立つくらいカッコ良い。 それに負けな

          鳥屋野潟の娘の5400秒 〜Season 4. ep.12-13〜

          12月19日

          改めて思う。 キミの言葉が好きだ。 久しぶりにキミから与えられた言葉。 やはりキミは、北極星だ。 僕もキミも、似たような星の元に生まれているから。 分かち合っていける。 お互いの光を、存在を、確かめ合うように。

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4 ep.10-11〜

          中断期間を挟み、10月21日鳥栖戦。この間、日本代表戦があったのだが、追加招集として、小島選手が召集される嬉しいニュース。 結果として、出場機会には恵まれなかったものの、代表として立てたことは素晴らしい。申し分ない実力で、いつかいつか、と楽しみにしていたところではあったが、チーム内の喜びも伝わってきて、非常にあったかい気持ちになった。 さて、鳥栖戦の週に書ききれなかったが、キックオフ後しばらくして思ったのが、 「なんか、また、うまくなってる。」。 とっても程度の低いコメ

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season.4 ep.10-11〜

          10月16日

          塞ぎ込むわたしを照らすものは、到底見つからず。 キミがいなくなってから、3ヶ月が経過した。 一進一退どころか、のまれてしまいそうなその奈落に、声をあげそうになる。 もがいていても、抵抗せずとも、いずれ苦しい。 キミが感じた違和感がよくわかる。 わたしの“違和感”に対し、キミは言ってくれた。 その時、思った。 同じように感じる人が、この世界にいたんだと。 多分、キミとわたしは、許せないものが似ているのだろう。 改めて問いたい。 キミは私より長い時間、この場所で

          10月9日

          久しぶりにキミに向けて書きます。 新しい環境でしばらく経ちましたが、キミは如何にして過ごしていますか。 わたしはというと、無気力に苛まれています。 許すことを覚えるようアドバイスをもらった傍ら、無理をしないことを決めているが、そんな自分にも時たま腹がたつ。 そして、見回せば、世界は色んなことが起こっていて、押し寄せるタイムラインに心が折れそうになります。 世界との接続を切るべく、今は大きく踏み込んで考えることをやめています。 それでも、社会生活はしなければならないの

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season4.ep 9〜

          前節の勝利からすぐに金曜日。 平日夕方のアウェイ川崎戦。ホームではシーズン序盤に勝利を収め、昇格組の意地と魅力的なサッカーを見せつけるに至った。 夏休みもとっていなかったし、思い切って休みをとって、ゆっくりしながら等々力へ。 今日は指定席なので、割とゆっくり目に向かったこともあるのだが、シャトルバスは長蛇の列。相変わらずレンタサイクルを得て、等々力へ。とても久しぶりな気がする。 2階最前列が指定席。ワクワクしながら開始を待つ。 スタメンは前節から結構変えてきている。全員

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season4.ep 9〜

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 4 ep.8〜

          すっかり札幌遠征から時間が経ってしまった中、2試合を除き、基本的には 参戦していた。この間天皇杯をラウンド8まで進めたり、リーグ戦は勝ったり負けたりなど。 天皇杯においては、夜駆けつけた町田では90分で劇的に勝利し、川崎戦でも延長ラストワンプレーで追いつき、PK戦へ。惜しくもPKで敗れることになったのだが、この感覚は高校生ぶり。みんなで円陣を組んでいたあの頃が懐かしい。あの時に身についた、何を求められているのか把握し、動いていく、という振る舞いは、結構役に経っていたり、なん

          鳥屋野潟の娘の5400秒〜Season 4 ep.8〜