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Nutmegの大事にしている価値観・採用で見ているポイント


NutmegLabsでCEOをしている中口です。当社は観光業界でバーティカルSaaSを提供しており、タビナカを自由にすることを目的に観光事業者のDXを推進しています。

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過去数年の産みの苦しみを経て、現在はスタートアップとして急拡大を行うフェーズまで辿り着くことができました。組織として急に人が増えていくことが想定されるため、今のうちから準備して組織が急拡大しても見失わない大切なものを作るのが私のミッションだと考えています。

そこでこの記事では「Nutmegが大事にしている価値観」をお伝えした上で、急拡大を行うフェーズとしての会社の採用ポリシーをどう考えているか、面談や面接で見ているポイントを大胆にnoteで公開してしまおうと思います。

▼この記事で分かること
・Nutmegが大事にしている価値観とは何か
・Nutmegの採用ポリシーは何か
・Nutmegが面談や面接で見ているポイントは何か

後述しますが、ある意味これも1つのチャレンジだと思っていますので、自らが大事な価値の体現としてこの記事を書いています。

Nutmegって面白そうと思って頂いた方、紹介されて興味を持った方、ふと発見して気になった方々など、少しでも参考になれば嬉しいです!


Nutmegの価値観

エンターテイメントの1つである旅・レジャーの業界を良くするために、私が会社のカルチャーとして大事にしている価値観があります。

この価値観を知っていただくことで、どんな会社や組織なのか伝えられると考えましたので、普段から大事にしているバリューを1つずつご紹介させてください。

価値観1:チャレンジする(Challenge)

会社として重視しているが「常に新しいことにチャレンジできるか」どうかです。業界を変えるためにはチャレンジし続ける姿勢が超重要で、失敗したって問題ないですし失敗から学ぶことのほうが大事だと考えています。

1勝9敗でも最後に勝てば良いという思いのもと、常に前に進む姿勢を最も評価。とにかく打席に立ってバットを振り続けることを大切にしています。

このチャレンジは個人単位でも推奨しており、Nutmeg独自の表彰制度として「Nutmegチャレンジ」なるものを半年ごとに実施しています。詳細はまた別の記事で紹介させてください。

価値観2:早くやる(Quickness)

チャレンジして失敗するために必要なのが、「とにかく早くやる」ということです。1回の行動が遅ければ相対的に学べることも少ないため、早く量をこなすことで品質を上げようという想いも込められています。

何事も最速で行うことを推奨しており、迷うぐらいなら早くやる!明確な反対理由がないならやってから考える!などなど、顧客に対して早さを提供する価値を大事にしています。

これは普段の行動でも同様で、社内外へのレスポンスや、改善事項への対応速度、考えていることへの実行速度まで、早くやることで個人・組織としてのバリューを出そうという考えになっています。

価値観3:楽しくやる(Fun)

最後にエンターテイメントならではの要素が「仕事を楽しむ姿勢を欠かせない」ということ。これはNutmegのビジョンでもある「Shake up the world with a lot of fun!」にも共通するもので、楽しまないと意味がないというぐらい真剣に捉えている価値です。

スタートアップでは多くのHard thingsに直面しますが、旅行が好き・仕事が好き・チームが好きといった「楽しいこと」がないと苦難は乗り越えられません。何事にも楽しむ姿勢を持って、関わる人たちをハッピーにすることで初めてNutmegのバリューが世の中に伝わると思っています。

観光業界はある種のエンターテイメントなので、「楽しいことを更に楽しくする」という観点を基準に、前向きなバリューが出せるマインドを大切にしています。

以上がNutmegの価値観です。会社の雰囲気やカルチャーなどは少しは伝わりましたでしょうか?続いてこういった基準をベースに、どういった採用ポリシーを持っているのかをお伝えします。


Nutmegの採用ポリシー

急拡大をする上で一緒に仕事をしたい人物像がブレてはいけないため、Nutmegでは独自の採用ポリシーを持って積極的な採用に臨むことにしました。

3つの価値観はもちろんですが、より具体的なHowとして採用の際に必ず参照して最終的な判断基準にしています。ここでも3つのポリシーをご紹介しますので、ご覧ください。

 ポリシー1:スキルや経験よりも「カルチャーフィット」を重視

先ほど上げた3つの価値観を実行するとなると、必然的に求めるものは候補者のスキルや経験よりも「人物面」になってきます。

例えば新しいことをやることへの抵抗感がないのか、今までやってきたことを忘れて(Unlearning)違うことができるのか、失敗を恐れずにできるのかなどは、候補者の人物的な側面に大きく依存するからです。

いかに素晴らしい経験やスキルを持っていたとしても、Nutmegが求める価値観に合致しない方は採用は行うつもりはありません。逆に経験やスキルがなくても、人物としてカルチャーフィットする方は積極的に採用していきたいと考えています。

ポリシー2:「消費者目線」でペインを考えると尚更良い

カルチャーフィットするのが前提ですが、次に大事にしているのが旅・レジャーを候補者自身が好きかどうかというポイントです。

これは候補者自らが1人の消費者になって物事が見れるかどうかに関連しており、旅行や遊びを通じて感じたペイン(苦痛)を一次体験として持っているかどうかを見ています。

Nutmegの顧客は観光事業者(B2B)なのですが、最終的に見ているの先にいる消費者です。観光事業者だけがDXで良くなっても、その価値が消費者に伝わっていないのでは意味がありません。最終的な消費者に伝えるためにも、自らが当事者意識を持てるかどうかが重要だと考えています。

ポリシー3:一緒に「ワクワク・ドキドキ」できるか

最後はちょっと違った一面です。Nutmeg側が候補者を魅了してアトラクトするのはもちろんですが、話の流れの中でアイデアが膨らみ「こんなこと一緒にできるんじゃないか!?」のような瞬間が生まれることがあります。

これは事業やサービス価値への共感だけではなく、一緒に仕事をして楽しめるかのお互いのロールプレイングとも考えられないでしょうか?この人だったら将来に向かって一緒にワクワクできたり、思いもよらないアイデアでドキドキできるかはとても重要だと思っています。

エンターテイメントの業界だからこそ、子供の頃に感じたピュアな部分を一緒に感じられるか。採用にあたってはここに本質があるような気がしており、ワクワクやドキドキが感じられた方はとても評価を高く置くようにしました。

以上がNutmegの採用ポリシーで、価値観を体現する上で企業側の判断基準としています。とはいっても候補者から見るとこれだけでは伝わらない部分もあるため、次はより具体的に面談・面接で見ているポイントへ移りましょう!


面談・面接で見ているポイント

上記でご紹介した価値観や採用ポリシーをもとに、カジュアル面談や面接でどういった点を見ているのか大っぴらにお伝えしたいと思います。

なぜこういうのを公開しているか疑問に思うかもしれませんが、お互いがWIN-WINになるためにはとても大事なことです。お互いが自然にこのトピックに集中できることで、内容の濃いかつ建設的な面談・面接になると考えています。

ポイント1:将来やりたいことがあるか

私や当社のメンバーが最初に見ているものは、候補者が何をしたいかというビジョンやキャリアの考え方です。

明確に将来こうなりたいからNutmegで学んで成長したいですというのはもちろん、人生設計としてこんな事を経験しておきたいみたいなのでも全然OK!

例えば、今一緒に働いているメンバーの例で言うと、こんなものがありました。少しでも参考になれば嬉しいです。

  • やっぱりエンジニアとしてコードが書きたい

  • 自らプロダクトを主体的に作りたい

  • 観光事業者の収益性を上げて働く人をハッピーにしたい

結局は主体的に自分の人生を考えており、そのためにNutmegと一緒に成長できるのかどうかが大事だと思っています。

ポイント2:自分のスペシャリティといえる何かを持っているか

あなたの強みは何ですか?という質問はどこでもあると思いますが、何の専門家(スペシャリティ)なのですか?と聞かれることはあまりないと思います。

専門家であること = 何かを突き詰めてきたという部分でもあり、単なる強みとは少し意味が異なります。また、スペシャリティ自体はスキルや経験とは違った側面を持つと考えています。

もちろん誰もが全員専門家ではないのですが、自信を持ってこれは負けません!というスペシャリティがある方は本当に尊敬しますし、一緒に働いてみたいなと感じることが多いです。

誤解いただきたくないのですが、人としてものすごいスペシャリティを求めているのではなく、候補者自身がここは負けません!と思っていることが重要です。面談を受ける方は、是非ここは負けないという点を最初からお伝えください。

ポイント3:既存メンバーとの相性はどうか

一緒に働く仲間になる時に大事なのは、やはり人としての相性です。この相性は広い意味で使っており、性格が似ているから相性が良い、得意なことと不得意なことが違うから相性が良いなど様々です。

SaaSは多くの人によって支えられており、サービスを構成するチームの相性はとてつもなく大事になっています。キャラクターや性格は千差万別で違っても良いのですが、どういう補完関係になっているかはしっかりと見ることにしています。

これは面談・面接をするチームや人にもよって変わるため一言で表すことは難しいのですが、要は「ビビっとくるか」どうかです。

面談される方がいたら、候補者からも是非面談者との相性を見てみてください。一緒に仕事をして楽しそうか、学べるかなどなど、逆の立場からNutmegメンバーを評価いただくのが良いと思います。


まとめ

Nutmegの大事にしている価値観や採用ポリシー、面談や面接で見ているポイントを紹介してきました。普通の会社はここまでオープンにすることはないと思いますが、Nutmegは成長するスタートアップだからこそこういった透明性やパブリック性を大事にしていきたいと思っています。

スタートアップとして険しい山々に共に向かっていくには、信頼できるチームが必要です。信頼できるチームを作るためには、お互いが信頼できるような関係性が重要です。そしてそのチームメンバーを選ぶのが最も大切だと考えています。

安心して背中を預けられる安心感や、これならこの人に任せておきたいと思えるよう、共通した価値観をもとにチームを拡大していきたいと本気で考えて行動しています。

採用を行う早い段階でもこの記事を書くことで、「早く挑戦して楽しむ」という3つの価値観を体現したかったので、少しでも私やNutmegのカルチャーが伝われば嬉しいです!

もしNutmegの価値観やカルチャーに少しでも興味のある方は是非一度お話しできればと思いますで、下記よりお問い合わせください。

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