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どんな人でも本来自身のなかに治る力を持っている-アンドリュー・ワイル博士

総合医療、薬用植物の世界的第一人者のアメリカのアンドリュー・ワイル博士の著作「ヘルシーエイジング」より、サプリメントについての博士の意見をご紹介します。


■「ヘルシーエイジング」より

わたしはつねに、サプリメントはその栄養素をふくむ自然な食べ物の代替物にはならないと主張してきた。
前章で紹介したような、新鮮な果物や野菜を多種多様に食べる健康的な食生活をしなくていいということにはけっしてならないのだ。微量栄養素については、とくにそのことがいえる。
わたしは毎日、食生活の隙間をうめるための保険として、自分で調合したマルチビタミン・マルチミネラル剤を服用している。食生活の隙間とはたとえば、旅先にあって、適当な果物や野菜が食べられないことから生じたりするものである。抗酸化栄養素や植物性栄養素を規則正しく補給すればするほど、健康度は確実に上昇していく。
だがわれわれのほとんどは、それを食事だけによって補給することができなくなっているのが現状だ。
そこにサプリメントの必要性が生まれてくる。
~~~~~~~中略~~~~~~~
食生活の隙間をうめるための保険として利用するサプリメントとはべつに、適切に使えば、サプリメントは老年病の予防および治療に役立つ天然の保険食品ともなりうる。またビタミンEを例にして考えてみよう。
食事からのビタミンE摂取源は、おもに油脂が豊富な種子類やナッツ類である。多くの研究が示しているところでは、アルファトコフェロールを毎日200から400IU(できればトコトリエノールをふくむ複合体を80から160mgのほうが望ましい)摂取すれば、老年病を抑制するだけの抗酸化効果がえられると考えられる。
ナッツはからだにいい。だが、それだけの量のビタミンEをナッツからとろうとすると、非常識なほど大量に食べなけれわたしはばならなくなる。
~~~~~~~中略~~~~~~~

ここでは、生活のなかに取り入れることを考慮すべきおもなサプリメントをいくつかのカテゴリーに分類して、読者をガイドしていきたい。

★マルチビタミン・マルチミネラル

毎日摂取するマルチビタミン・マルチミネラルは以下の条件を満たすものでなければならない。

●ビタミンA前駆物質(レチノール)を含有していない。
●ベーターカロテンだけでなく、複数のカロテノイドが混在しているもの。複数とは、ルテイン、リコピンをはじめ、他のグループの抗酸化色素のものをいう。
●ビタミンEは、dアルファトコフェロール、または合成のdlアルファトコフェロールだけではなく、複合の天然トコフェロールを含有していなければならない。また、良質のものには天然のビタミンE複合体成分である複合トコトリエノールが含まれているはずだ。
●ビタミンB複合体は、各種のBが50mgずつ入っているべきである。ただし、葉酸(最低400マイクログラム)およびビタミンB12(最低500μg)は例外とする。
●ビタミンCを200mg以上含有している必要はない。人体が一日で利用できるビタミンCは上限が200mgだからだ。
●ビタミンDは最低400IUを必要とするが、わたしの処方はもう少し多く、一日1000IUとする。
●閉経期以前の女性、妊婦、鉄欠乏症貧血の人を除いて、鉄含有のミネラル剤は摂取しないほうがいい。
●重要な抗酸化ミネラルであるセレンは、上限を200μgとする。
●カルシウム、できればクエン酸カルシウムは必須だが、ほとんどの女性と一部の男性は骨の強化のために、マルチミネラル意外にも別途カルシウムを摂取すべきである。

一錠または一カプセルで右の条件を満たすものは、なかなかみつからないだろう。条件を満たすために何錠かになってもかまわない。時間帯はいつでもいいが、消化不良を避けるために、必ず食後に摂取していただきたい。
したがって、たとえばグレープフルーツ、オートミール、茶かコーヒーだけといった低脂肪の朝食時に摂取してはならない。

★だめ押しの抗酸化サポート

果物、野菜、茶、ダークチョコレート、オリーブ油などから飲食物として、またマルチビタミン・マルチミネラルのサプリメント(ビタミンC、カロテノイド、ビタミンE、セレン)として摂取する抗酸化物質にくわえて、だめ押しの抗酸化サポート(支援物質)サプリメントを摂取しておくといい。ただし、この部分は注意を要するところで、科学的根拠は希薄であり、抗酸化サプリメント摂取のマイナス面が指摘されているところでもある。
にもかかわらず、アンチエイジング医学の医師が推奨するサプリメントのほとんどは抗酸化サプリメントである。
そのなかから、もっとも科学的根拠があると思われるものだけを選んで、以下のものをだめ押し用におすすめしたい。

●C0Q10(コエンザイムQ10)
C0Q10(補酵素Q、ユビキノン)は、体内で自然につくられている。抗酸化作用にくわえて、細胞レベルにおける酵素利用の増強作用、心筋細胞の機能強化作用、エアロビック(有酸素)能強化作用がある。研究はかなり進み、一般にひろく利用されている。
わたしもこれを利用し、がん・糖尿病・歯周病をふくむ多くの病気の患者にもよくすすめている。
C0Q10はリスクよりも利点のほうがまさっていると、わたしは考えている。おもな問題点はその生物学的利用能、つまり、摂取したもののどれくらいが体内で吸収され、利用されているかが不明だということにある。
新しいソフトジェルタイプや乳濁液タイプのものは吸収にすぐれているが、それでも脂肪の多い食事といっしょに摂取する必要がある。わたしの処方は、この新タイプのいずれかを一日に60mgだ。ただし、広範に処方されているスタチン剤は、からだのC0Q10自家産生を抑制する。コレステロール値降下のためにスタチン剤を服用している人は、サプリメントとしてC0Q10を摂取したほうがいい。
●アルファリポ酸(アセチルLカルニチンとセットになっているものも、そうでないものも)は、からだの抗酸化防御力を高める一方で、インスリン抵抗を減少させるという、おもしろい物質だ。
メタボリックシンドローム(低LDLコレステロール、高血清トリグリセリド、腹部に脂肪がたまりがち、高血圧の傾向)の徴候があるか、個人的・家族的に肥満またはタイプ二型糖尿病の傾向がある人は、抗酸化の補助としてアルファリポ酸を摂取する価値がありそうだ。1日100mgからはじめて、1日400mgまでふやすことができる。


★ポイントを抜粋しました!!

図1

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「いつまでも健康に、いつまでも活動的に、そしていつまでも快適に生きていくために。誤解溢れるエイジングの概念を刷新する新定番。」とのキャッチコピーで、全米ベストセラーとなったワイル博士の著書「ヘルシーエイジング」を抜粋してみました。

まずは、栄養素をしっかり含む自然の食べ物から摂る。しかし、必要な栄養素を食事だけで補給できない現実。だからこそ、サプリメントで微量栄養素を補うことで、健康の下支えをしていくこと!!

市場に溢れているサプリメントの中で、何を摂って良いか迷われる方も多いでしょうが、基本はマルチビタミン&ミネラルです。

ビタミンとミネラルがないと、人間は生命を維持できないほど、大切な微量栄養素です。

そして、ビタミンとミネラルに加えて、しっかり抗酸化力のある栄養素を補給しましょう。

すべてを叶えるサプリメントとして、オススメなのは、NUTRA VITA & NUTRA BK9のスーパーコンビです。

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