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彼女、メキシコの歴史を知る。

彼女の旅、第12弾!
長かったメキシコ(&NY)の旅も
そろそろ終わりに近づいてきました。

***

久しぶりのゆっくり起床
ホストママ ドゥルセさんが
用意してくれた 
朝食とコーヒー☕️を頂きながら
おしゃべりタイム

このご家庭も pandemicの影響を
受けています。
同居されている
息子さんご夫婦は
営んでおられた旅行業を中断せざるを
得なくなり
いまは 生活のために朝から晩まで
超ハードな仕事を
されてるご様子でした。

そして
シングルマザーになった姪御さんを
呼び寄せて 一緒に暮らすにあたって
小さな問題が日々起こることなども

ドゥルセさんは
娘に ため息まじりに
話しておられました。

国は違えど、人が暮らす場所には
似通っている問題が起こりますね。

彼女が話す内容の細部は
スペイン語だから 
わたしにはわからなかったけど、
久しぶりに会う家族に
心情を吐露して
気持ちを和らげたいのだなということは
私にも十分伝わりました。

家族を持つということの意味に
思いを巡らせた朝でした。

それから
二階建てバスにのり
プエブラの市内観光をしました。

この街は 
侵攻してきたスペイン軍によって
計画的に作られているので
ちょうど日本の京都のように
碁盤の目のような作りをしています。

建物は カラフルに彩られ
インスタ映えスポット目白押し!

午後からエドワルドが合流して
この町の歴史を説明してくれました。
なるほどー
そういう経緯があるんだな。
と ふんふんうなづくことが多かった。

メキシコ人は
スペイン、フランス、アメリカ
の侵略を受けて
領土や自由を奪われた歴史があり
いまに至っている。
我々は 
掠奪の歴史を受け入れるしかなかったし、
いまもアメリカに搾取されているのです。

メキシコからみたアメリカもある。 
彼らは それを外国人である私にも
知って欲しいのだと感じました。

そんなことは今まで
全く知らなかったし
娘が長く関わってる国であるのに
知ろうともしなかった自分を
恥ずかしく思いました。

プエブラにはタラベラ焼きという
伝統工芸があります。
スペイン調で
ブルーと白が特徴の素敵な焼き物です。

政府認定の工房にいき
ショッピングターイム!😊 

so beautiful !

もっともっともっと欲しかったけど
なんせ 重い!
娘が帰国する度ごとに
少しずつ持ち帰らせようと
自分を納得させて、数点にとどめました😢

市街を3人で歩く途中
彼女が通った高校を案内してくれました。

娘は16の時
ここにきて この空気を吸い
この景色をみて
人生で 1番輝く17歳を過ごしたのかー
と思うと
サイコーやなー。
うらやましいわ。
わたしも次の人生は そうなりたい!

お母さんは
前を歩く娘に
嫉妬の視線を送りながら
colorfulプエブラを歩きました。

それから 
荷物をまとめ メキシコシティへ
戻る準備をしました。

次の日の深夜に 
わたしは帰国の途につかねばならず
短い滞在で名残惜しかったけれど
仕方ありません。

ドゥルセと家族に
しっかりとハグし合って
すぐに また帰ってきますね。と
お別れしました。

メキシコシティへ戻るバス停まで
エドワルドが送ってくれ
彼とも ここでお別れです。

何日間が過ごしただけで
彼の純粋さと優しさが 胸に沁みました。

勝手にメキシコの息子と決め
息子とは絶対できないハグを
力一杯やってみました🤣

生きていくには
経済的に
日本よりずっーと厳しい環境の
メキシコにいながら
誠実で 優しさ溢れているエドワルドが
どうか 幸せになれますように。

おばちゃんは 心の底から
祈りながら
バスに乗り込むのでした。

最後の長距離移動
3時間。
ラストランでございます🚌。

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