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華のように生きる。

昨日の記事、たくさんの友達がシェアしてくれて、すごく感動しています。
シェアしてくれたことそのものもすごく嬉しいんだけど、損得抜きでいろんなひとが自分を応援してくれる場所に、自分がいられることが、奇跡のように思えるのです。

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しいたけ占いのしいたけ.さんの本「しいたけ.の部屋」に、「華があると言われたい」という相談者さんへの回答として、こんなことが書かれていました。

 では、凡人でも華がある人になることはできるのでしょうか。
 答えはYESです。なれます。
 華を身につけるためにおすすめの方法があって、それは何らかの作品や商品など自分が体験したものについて、お客さんとして「好意的なレビュー」を書くことです。ブログで行ってみておいしかったお店の料理について各とか、観た映画について監督がこだわったであろう良いところを発見して書き残す、とか。製作者やサービスを提供する側って、お客さんがどう評価してくれているかがすごく不安です。完璧ではないし、反省点もあるかもしれない。それでも「ここが良かったです」と言ってもらえるとすごく救われます。好意的なレビューを伝えることを地道に重ねていくと、やがて華のある人になっていきます。
「え、そんなこと?」と拍子抜けしている人もいると思います。
 でも「ただ褒めればいい」わけじゃなくて、原則としてそこに嘘があってはいけないのです。「ここはとても頑張っていたんだけど、残念ながら今回そこはあんまり良くできていなかった。ただ、折れずに頑張り続けてほしい」とか、嘘をつかずに言うことも大切になります。
 華がある人になるって「目立つ」ということだから、人よりも自分を磨いて注目を集める技術を伸ばしていけばいいんじゃないの?と思ってしまいますが、それが違うのです。
 イチロー選手が再び古巣のシアトル・マリナーズに呼ばれたように、華がある人は「いるだけで周りにいる人間のパフォーマンスも上げてくれる」のですが、世の中には自分のパフォーマンスだけが高くて、周囲にはそれほど幸せを分け与えない人が意外に多いのです。そして、そういう人は目立つけど「華がある人」とはやはり言えないのです。
 華のある人は、周囲にいる誰かの良いところに敏感に気づいてあげられる人だと思います。だから、地道に「好意的なレビュー」を続けてほしいのです。続けていくと「この人は人を貶めるんじゃなくて、良いところを見ようとしてくれる」という雰囲気が、いつの間にか形成されていきます。周りにいる人たちの良いところを、自然にほかに伝えていくことができるようになるのです。

「周りの人たちが喜んでくれるから、頑張ることを続ける」

 華のある人は、常に周囲の人と一緒にいます。そして「あなたに会えて良かった」と周りの人に対して感じたり、それを伝えたりしている。だから、その人がいると嬉しくなるし、「あ、今日○○さんと会えるんだ」と笑顔になれる。みんなもその人に会いたいと願う。
 華は育ちます。ぜひやってみてください。書いている途中で気づいたんですけど、この本に好意的なレビューをしてください、と強制しているわけではありませんからね。


昔のわたしは、「何かを応援する」「誰かに優しくする」という行為を、自分の外側に向けた行為だと思っていました。「自分に優しくする」が自分自身に向かって内側にベクトルが向いているとしたら、「誰かに優しくする」は、外側にベクトルが向いている感じ。だから、他者貢献ってすごくエネルギーが必要だし、もともと外側に向かってエネルギーが開かれていないと、できないよなぁ、とウジウジしていたのでした。

でも、違っていました。

「自分」と「自分以外」って、そもそも分けがたい一連の存在なんですよね。「自分にだけ優しくする」とか「自分だけを応援する」って、できないんですよ。
自分に優しくしていると、なぜか周りにも自分に優しいひとがやってくるのです。みんなに優しくされているうちに、いつの間にか周囲のひとにも優しい自分になっていたりするのです。
誰のことも応援しないでいると、「応援される」ということ自体を信じられなくなります。「応援」という行為をしなければ、自分に対して「応援」が向けられることもなくなってしまうのです。

自分を満たして幸せにすると、自分の周囲のひとも満たされて、幸せになってしまう。そのエネルギーの流れって、わたしのイメージでは緩やかな波線でできた円形をしていて、それを重ねると華のように見えるんですよね。

そういう循環の中で生きているひとが、「華がある人」と呼ばれるんじゃないかと、しいたけ.さんの回答を読んで、わたしなりに思ったのでした。


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