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万能!レンジでつくる鶏むね肉の蒸し鶏

わたしは時々、気になる料理が載っている雑誌を買う。昔からちょこちょこ買っていたのが、オレンジページ。でも、眺めるだけでつくらず終わってしまうこともあって、最近は買うのを控えていた。

先日、だいぶ前に買って捨てずにとっておいたオレンジページが、雑誌の間からふと出てきて、『しっとり蒸し鶏』という表紙の文字に、心惹かれた。

鶏むね肉を使って、電子レンジでつくる『蒸し鶏』。鶏むね肉ならもも肉よりお安いし、電子レンジなら簡単にできそう。アレンジもいろいろできて、つくり置きもできるみたい。

わたしの夫が以前、同じく鶏むね肉を使って鍋で鶏ハムをつくったことがあり、これがとても美味しかった。それで前々から気になってはいたけれど、まだ自分でつくれていなかったので、おお!蒸し鶏か!となった。

こうして2015年8月17日号のオレンジページは、買った当時から4年弱の時を経て、実際に料理するという行動へと、わたしを駆り立てたのである。


※以下、スマホで撮ったけっこう生々しい写真(肉やうちの台所)が出てきます。すみません(笑)


レンジ蒸し鶏のつくりかた

材料は、鶏むね肉1枚、ねぎの青い部分1本分、しょうがの薄切り(皮ごと)数枚、それに塩と酒。

地元のスーパーで買った鶏むね肉の値段は、スーパーオオゼキマスターのまつしまようこさんが先日手にしていた100g35円という破格値には及ばないが、十分お安い。

ポイント①  肉の厚みをそろえる

鶏むね肉は好みで皮を取り除いて、縦長に置き、真ん中に切り込みを入れる。そこから左右に切り込みを入れて、厚みがそろうように身を開く。(観音開き)

鶏肉の両面にフォークを指して、まんべんなく穴を開けて、熱の入りをよくする。下から1/3くらいの身が薄い部分を切り分ける。時間差で取り出せるようにするためだ。


ポイント ② 保湿する

鶏肉を耐熱皿にのせ、塩を両面にまんべんなくすり込む。ねぎ、しょうがをのせ、酒を全体にかけてなじませる。ラップをふんわりとかけて、室温で30分ほど置く。酒はたっぷりかけてみた。こうして酒を鶏肉になじませて保湿することで、加熱時に肉の水分が奪われるのを防ぐそう。


ポイント③ 短時間で加熱する

電子レンジで500w2分30秒~3分加熱⇒裏返して再びラップをして、30秒ほど加熱⇒下1/3部分は取り出してラップで包み、残りは再びラップをして、30秒ほど加熱。身の薄い部分を先に取り出し、加熱しすぎを防ぐ。

最初の加熱後。ねぎに隠れて分かりにくいですが、右側が下1/3の部分。


耐熱皿に下1/3部分を戻し入れ、ラップをしたまま粗熱を取る。蒸し汁は捨てない。蒸し汁のなかで冷ますことで、肉が水分を吸収し、さらにしっとり仕上がるとのこと。レンジで火を通してしまうというより、余熱で仕上げるイメージだ。


できれば冷蔵庫に入れず、冷めたらすぐに食べると柔らかさを楽しめるとのことなので、そのまま切っていただいてみる。


ほんとに、しっとりしてる!!
そして塩味がついているので、そのままで食べられる。

生っぽさが気になるときには、お好みで加熱時間を少し長くしてもいいかもしれない。

保存するときには、保存容器に蒸し汁ごと移して、サラダ油をからめると、冷蔵庫で2~3日保存可能とのこと。わたしは2枚の肉を、1枚ずつ2日連続で調理して、タッパーに入れオリーブオイルをかけて保存し、それぞれを2日に分けて食べた。


つくった蒸し鶏はこの3品に

切ってそのままでも美味しく食べられる。今回はさらに4日で3品つくってみた。

なんちゃって棒棒鶏(バンバンジー)


蒸し鶏を手で裂く。ねぎを千切りにして、しらがねぎをつくる。水菜とミニトマトの上に、蒸し鶏とごまだれとねぎをオン。すりごま、砂糖、醤油、酢、ごま油で、ごまだれをつくった。レシピではごま油ではなくラー油、しょうがのすりおろしも入っていた。
本当は練りごまも入れるのだけれど、スーパーで100g270円くらいして高っ!と思い、買わなかったのが失敗だった。絶対、練りごまが入ったほうが、バンバンジー感がバンバン出たはず。くう。


油淋(ユーリン)だれの蒸し鶏サラダ


油淋鶏(ユーリンチー)のように鶏を油で揚げず、蒸し鶏にたれをかけてサラダに。油淋だれの材料は、ねぎのみじん切り、赤唐辛子の輪切り、にんにくのすりおろし(チューブ)、醤油、酢、ごま油、砂糖。これは、それっぽいお味になった。


蒸し鶏サンド


このメニューは、夫が以前つくった鶏ハムで、鶏ハムサンドをつくっていたので、それの真似である。水菜をきざんで、わさびを溶いたマヨネーズで和える。切った蒸し鶏と一緒に、食パンにはさむ。

この写真ではむりやり食パン6枚切りにはさんでいるが、正しくはサンドイッチ用食パンに、バターを塗ってからはさむ。バターをきらしていたので塗らなかったのと、水菜の水気をよく切っていなかったので、パンが少々水を吸ってしまった。次回はちゃんとしよう。でもお味はとても美味しいので、かなりおすすめ!


レンジ蒸し鶏のよいところ

わたしのように、ひとり暮らしをしていると、パッと食べれてお腹いっぱいになれる炭水化物ばかりをとりがちだ。わたしなんて、カップラーメンを食べている夜もけっこうある。タンパク質をとりたいけれど、お肉やお魚を自分ひとりのために、そんなにホイホイ買えない(少なくともわたしは)。

そこで、鶏肉であれば、牛肉や豚肉に比べタンパク質が多く脂肪が少ない、さらに鶏むね肉は、もも肉より高タンパク・低カロリーで、安い。そして今回のようにむね肉2枚入りを買ってレンジで蒸してしまえば、4~5日それを食べられる。何もしたくなければそのまま食べればいいし、アレンジもいろいろできる。カレー粉で味をつけても美味しそう。

それから、レンジ蒸しだと、火を使わないのがうれしい。これからの暑くなる季節、台所に立って火を使うのは汗だくになれるから。フライパンなどの調理器具も使わないので、後片付けもラクだ。ちょっとひと手間かかるけれど、つくってしまえば、あとはラクできるメニュー。きっとこれから、ヘビロテする気がしている。


まとめ

・蒸し鶏のポイントは、①肉の厚みをそろえる、②保湿する、③短時間で加熱する。
・蒸し汁ごと保存容器に入れて油をかけて、冷蔵庫で2~3日保存可能。
・そのままでも、アレンジしてもOK。
・安い・高タンパク・低カロリー、そして美味い。
・レンジ蒸しだと、火を使わなくて、後片付けもラク。


なんと2600字を越えてしまいましたが(笑)
とりあえず蒸し鶏、おすすめです!

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