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社長はつらい!けど楽しい!創業のリアルがここにある!「経営中毒」

こんばんは。
中野祐治です。

今回読んだ本の紹介です♪

経営中毒
徳谷智史 著



●「社長は孤独だ」とよく言われます。
なぜ、一見華やかでえらく見えるのに孤独なのか。
そこには「構造」が存在するのだと著者はいいます。

そこには、過去から多くの社長が同じようにはまってきた「落とし穴」があるというのです。

本書はそんな落とし穴にはまらないために書かれました。

この本は、いわば「社長の誤算を疑似体験する本」です。


●「困難との向き合い方」に企業経営の要諦がある

苦しい時期を耐え抜いていると、思いもよらないミラクルが起きると著者はいいます。

しかし、それは単なるまぐれではありません。

ミラクルを起こせた理由の一つは、「次の打開策を考えて行動し続けた」から。

一つの問題に対して、その原因と構造を分析し、改善していくことで、活路を見い出せるのです。


●社長共通の悩み、「資金繰り」

社長になると、給料日の感覚が、会社員時代とは180度変わります。

会社員にとって給料日は「待ち遠しい」ものかもしれませんが、社長にとっては給料日とはお金が出ていく日であり、「しんどい日」になるのです。

また、給料以外にも毎月の支払いが生じます。

外注費、事務所の家賃、水筒光熱費、社会保険、税金など次から次に押し寄せてきます。

しかも売り上げたことに対する支払いまでの期間が、翌々月末などかなり長い場合があります。

どうにかこうにかギリギリで払っていく。

創業初期ほど企業の多くがこういった「自転車操業」の状態に一度や二度は陥るのです。

なるほど、なんともしんどそうな話です。

●「人」の問題

著者はこれまでさまざまなスタートアップが崩壊する現場を見てきたそうです。

そして、その99.9%が同じ問題で崩壊してきたといいます。

それが「人」の問題です。

それは創業したての企業も、上場企業も常に起こることですが、特に多いのはやはり創業初期だといいます。

たとえば人が辞めていくこと。
社員同士が揉めること。

人を採用するとき、自分の会社を選んでもらえたことは社長として嬉しいことです。

日本企業で働く正社員だと、単なる業務をこなす存在ではなく「この会社を一緒によくしていく仲間」というイメージです。

そんな社員たちが辞めたり揉めたりしていると、身を削られるような気持ちになります。

価値基準の違う人を雇ってしまって失敗したり、能力の高さに釣られて採用したが、実際は自社のビジョンに賛同しておらず、トラブルを起こしたり。

大事なことは、
「この会社は何のためにやっているのか」
「そのために我々はどういうことを大事にするのか」という価値基準をメンバー同士が腹を割って話しておくことです。


ここまでみてきて、創業する、社長になるというのはかなり大変そうに見えますね。

そうまでして社長業をするメリットはどんなことがあるのでしょうか。

著者曰く、社長業をしていると、大変、つらい、ということはあるが、それ以上に「やりがい」や「充実感」があるとのこと。

それは会社員視点だと得難いぐらいのものだといいます。

僕、中野もそこは同じで、経営で大変なことはありますが、それ以上に仕事のおもしろさや仲間との達成感が味わえるのが大きいですね。

続きは本書で♪

下記に本著のリンクを貼っておきますヽ(・∀・)

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