nya

香水好きのおばさん

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最近の記事

名無しの出来物

一応香水垢のくせにnoteで香水のことを全然書かない私ですが、今回も香水の話をしません。そういうのは有識者に任せて、めっちゃ痛かった話をします。需要は知りません。 あれはいつだったか。仕事がしんど過ぎて吐きそうになりながら家事育児仕事の3足のわらじで靴擦れ作りまくってヒーヒー言ってた頃のこと。 「なんか…足の付け根痛いな?」 ある日、ふと鼠径部に謎の違和感を覚えた。吹き出物か何かかな、歩くと痛いから嫌だなぁ…と思いながらオロナインを塗り様子見していた。 3日経ち5日経ち

    • 音痴という呪い

      音痴として生まれて、今更とても辛い。 私という人間は異様に不器用で、特に身体を扱うセンスが絶望的に欠けている。具体的に言うと、 まず深呼吸ができない。 腹式呼吸もできない。 前屈も腕立て伏せも腹筋もできない。 常に身体に謎の力が入っており、肩はガチガチだし集中すると呼吸を止めてしまう癖がある。 当たり前だが運動音痴で、ボールは蹴れない投げられない、ドリブルできない、ラケットにボール当たらない、ダンス?そんなもんできるかボケ~~~!!! 何故か走るのだけやたら早いが、体力

      • PC診断リベンジ

        8/23、りりりさんとPC診断に行ってきた。 ツイートするには少し長いのでここにまとめておく。 実はPC診断は初めてではなくて、独身の頃ミナミのサロンで診断を受けたことがある。 その時は「1st春、2ndで秋要素もある感じですね~」というざっくりした結果で、一応それを参考にしてファッションやメイクの色選びに役立ててきた。 今回はセカンドオピニオン的感覚というか、「あれから大分経ったしもしかしたら違う結果が出るかもしれん」みたいな好奇心からだった。 実は私の推しのPCは1

        • 四半世紀恋愛珍道中⑤

          何とまぁ、一日足らずで①~④まで書き上げるとは思わなかった。 これは④と同時期にあった話で、ほんとにちょっとしたエピソードなので①~④まで読んで胃もたれした方に向けての一服の清涼剤になれば良いなぁと思って書いた小話。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 結婚を迫る男に軟禁されかけた話 一服の清涼剤とは…? 不穏なタイトルだが、内容はマイルドなので大丈夫です。 私は居酒屋と掛け持ちして週2でカフェでもバイトしていた。 カフェといってもスタイリッシュさは微塵もなく

        名無しの出来物

          四半世紀恋愛珍道中④

          恋愛大魔境編(後編) いざこざがあったバイト先の人間関係も、当人達が居なくなったので私はのびのび働いていた。 覚えることは多く客商売ならではの辛さもあったが、お給料も悪くなかったし変な同僚もいなかったのでなかなか働きやすい職場だった。 ある日、高卒の社員Aが主任として赴任してきた。私よりも2つ歳下だが、肩書きは主任だから上司である。 やたらと背が高くツーンとした顔で、どちらかといえば親しみやすさは薄い。18歳か若いな、舐められないように気張ってる感じやなー、でも上司だか

          四半世紀恋愛珍道中④

          四半世紀恋愛珍道中③

          大学生になり、入学式前日に罹った病気もめでたく治癒し、私はゲーセンでバイトを始めた。 そこで知り合った人に一目惚れし、割とがつがつとアタックして交際に持ち込み、さらっと処女を捨て、そして別れた。 どうしよう3行で終わってしまった。 3行で終わってしまったのは理由があって、とにかく相手のキャラが薄いというか何もかもが記憶に残っていないのだ。 やたらと日陰が似合うアンニュイな青年で、およそエネルギーというものが感じられなかった。 ただ、たまに気心が知れた人に見せる笑顔だと

          四半世紀恋愛珍道中③

          四半世紀恋愛珍道中②

          初恋がしんど過ぎた私は、「愛するよりも愛されたいマジで…」「というかもう恋愛は暫くやりとうない…」としおしおになっていた。 そんな折、初めてのナンパに遭うのである。あれはナンパと言っても良いんだろうか。今でもよく分からないが、恋愛に至らずとも私の中では記憶に残る一日だった話をひとつ。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ストーカーだと思ったら好青年だった ある土曜日の昼下がり、江坂の東急ハンズに行った日のこと。私は当時から香り物や雑貨が好きで、月に一度はハンズで可愛

          四半世紀恋愛珍道中②

          四半世紀恋愛珍道中①

          他人の恋愛遍歴を詳しく訊いたことがない。そもそもあんまり興味がない。 自分の色恋沙汰も、敢えて訊かれなければまず話すことはない。 そんな私がわざわざ自分の過去の色恋沙汰をnoteの題材にするのもどうなんだろうなと思ったが、まぁまぁ長く生きてきてそれなりにおもろい経験をしてきたので、記憶の棚卸しを兼ねて覚えている限りをひたすら時系列で書き出してみようと思う。 例によって記憶力が死んでおり、ヨボヨボの脳細胞を叩き起こして引っ張り出そうとするも、遡ること四半世紀前からの話なので

          四半世紀恋愛珍道中①

          仕事がしんどすぎて心のアンミカが泣いてる

          弊社の仕事って200種類あんねん。 私の心のアンミカが語り始めたので、仕事がしんど過ぎて心がしおしお状態の愚痴日記です。 「え?仕事ってやり甲斐あって楽しいよね?」「私は好きを仕事にしてるから毎日充実してるよ!」とか言うキラキラ人間はどっか行ってくれ、はっ倒すぞ。 新卒でクソデカカンパニーに運良く入社して早20年になるが、この20年間の私は泣いて笑って泣いて泣いて泣いて基本的にずっと泣いてる。 ほんとマジでしんどい。難しい。忙しい。ここら辺全部勝手に太字になるくらい し

          仕事がしんどすぎて心のアンミカが泣いてる

          推しを至近距離で見て死んだ話

          推しを至近距離で見て死んだ話をします。 端的に言うと「推しが実在したことが分かり、私が死んだ」という一言に尽きるんですけど折角なので限界オタクの備忘録としてここに残しておくことに。 先に言っておくのですが、恐ろしいことにこの記事は魂の独白6,000文字です。ロキノンのインタビュー記事かな? 普段のnoteはいつも30分~1時間くらいでパパッと書き切るのですが、当記事は中断を挟んで3時間かかりました。こっわ。 読み切れた勇者はどうかハートマークでも押して帰ってください…!

          推しを至近距離で見て死んだ話

          2023盆マラソン振り返り

          盆にはまだ早いが、私の心は既に盆を終えました。 何のことかというと「盆マラソン完走」です。 かいつまみ過ぎて何のことか分からない方に説明下手な私が頑張って説明すると、 Twitterアカウント La Parfumerie Tanuさんの中の人、通称「タヌさん」が運営している香水のオンラインショップで7月に催される古今東西のニッチフレグランスのサンプル福袋の祭典のことです。 私は去年初めて参加して(その時の名称は「盆マルシェ」)、能動的に手を取ることがまずないような珍しい

          2023盆マラソン振り返り

          香らないキャンドルを眺める週末

          数日前、ZARAのセールに参戦した。 ZARAはたまに服を見に行くが、買ったことはない。 スタイルが良く、かつお洒落力が天元突破している人しか着こなせないような珍妙なデザインの服しか置いていない気がするからだ。 そんな蛍光黄緑の服どこに着てくねん!そんな背中がガバガバに開いたフューシャピンクのドレスどこのパーティなら馴染むん~~~!!このジャケット肩パッドいかつすぎん?どこの世紀末??? 恐らく普通のデザイン普通のカラーの服もあると思うが、なんせスペインのブランドなもんで

          香らないキャンドルを眺める週末

          流浪の民と隠れ家サロン(後編)

          名刺には「予約は電話かインスタのDMでお願いね!」と書いてあった。 私は電話が苦手だけど、それに輪をかけてインスタが苦手だ。だってInstagram怖くないですか…?あいつらキラキラの棍棒で殴ってくるやん… 少し迷って、電話で予約をとることにした。 私は何事も衝動で動く人間なので、思い立ったらすぐに行きたい。来週とか再来週とかそんなチンタラした予定は待っておられず、開口一番「明日行きたいんですが」と聞いてみたら運良く空いていた。 美容院はまぁ何とも分かりづらい場所にあっ

          流浪の民と隠れ家サロン(後編)

          流浪の民と隠れ家サロン(前編)

          私の住む町、どうやら「人口あたりの美容院数ランキング」の全国トップ10に入っているらしい。 1位がオシャレの街青山であるのは納得できるとして、何故こんな下町にそんなに沢山の美容院が必要なのか。確かに言われてみると本当にそこかしこにニョキニョキある。コンビニよりも歯医者よりも断然多い。そんなことより本屋を作ってくれ、駅構内のブックファーストしかないねんぞ。 私は美容院がとても苦手で、その理由は様々あるのだけど「体幹がぐにゃぐにゃなのでじっとしてるのが辛い」「デカい鏡に映るし

          流浪の民と隠れ家サロン(前編)

          ひとり不買運動

          今、ひとりで香水不買運動をやっている。 香水というものに魅せられてからもう20年以上経つ。 初めて買った香水が何だったかもはや覚えていないが、当時は並行輸入品が安く並ぶショップが沢山あったため、フルボトル5本とミニボトル3~4本を買い揃えても3万円でお釣りが来る時代だった。 ラルフローレンのウィークエンド、ロマンス、グラマラス。 カルバンクラインのエスケープ、トゥルース。 ニナリッチのレベルドゥリッチ。 エスカーダの夏限定フレグランス。 ヴィヴィアンウエストウッドのブドワ

          ひとり不買運動

          何ベなのか分からない

          自分が何べなのかよく分からないまま生きている。 いわゆるパーソナルカラーのことである。 大雑把に分けるとイエローベースとブルーベース。 もう少しフォーカスすると春夏秋冬。 更にフォーカスするとこうなる。 春…ライト/ブライト/ビビッド/ウォーム 夏…ライト/ブライト/ミューテッド/クール 秋…ストロング/ディープ/ミューテッド/ウォーム 冬…クリア/ディープ/ビビッド/クール いや多っ…めちゃくちゃ刻んでくる…! これはいわゆる16分割という診断結果で、もっともっとフォ

          何ベなのか分からない