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生き地獄・・・苦痛と違和感で狂いそうになる・・・

手術が終わりHCU(高度治療室)から普通の病棟に戻った。病棟に戻っての最初の1日目は個室であった(2日目以降は4人の大部屋に移動。)。
多分、この日が一番苦しかったと思う。とにかく、カテーテルの痛みと違和感が苦痛で1秒たりとも眠ることができなかった。まだ、飯も食うことができず、ベッドに張り付け状態であった。
動けないのと苦痛と違和感で本当におかしくなりそうであった。生き地獄とはこのことを言うのだろうなと思う。文書で書いているだけでは多分伝わらないと思う。本当にこれは体験したものだけにしか伝わらないだろう。
しかし、悪いことばかりでもなかった。おならが出たので、次の日の昼から食事をすることが許された。もちろんいきなり固形食は無理で、流動食になるのだが、良い兆候ではある。

リハビリが始まる!

そして、この日から、少しずつであるがリハビリが始まった(同時に毎朝の血液検査とレントゲンも始まった。)。リハビリといってもナースステーションの周りをゆっくり歩くだけではあるが、この時の状態を考えると結構なリハビリである。何せ、点滴やカテーテルが合計5本も入った状態で歩くのであるから苦痛であるのは当たり前であるし、躓いただけでえらいことになる。だから、移動するときは、必ずナースコールで看護師さんを呼ばなくてはいけない。特に夜中のトイレはそうである。たかだか、トイレだけでもわざわざナースコールをする必要があるのである。正直、めんどくさかった。看護師さんも大変だと思った。
次の日の昼間、リハビリを看護師さんを呼ばずにやってしまい、えらい怒られてしまった。申し訳ないことをしてしまった。そりゃそうである。もし、万が一何かあれば、その日の担当看護師の管理不足になるので怒られて当然である。本当にすいませんでしたである。
なんだかんだで、きつかったけれども、早く帰りたかったし回復したかったので、無理矢理にでも歩くように心がけた。

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