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元年記 〜蹴球編〜  #010707

「ポジショナルプレー?」「PDCA?」
言葉が目新しいだけ、
概念が見える化されただけで、
先人たちが既に実践してきたものが多い。
ワード先行の弊害として、
流行に敏感なだけで中身がなかったり、
本質を捉えられていないものはどの世界にも。

その専門用語を発していれば
理解できているといるというような
大いなる勘違い。
  
 
そのアンチテーゼとして、
いまのFC東京のオーソドックスな強さがある。

ブレない。浮かれない。原則が揺るぎない。
絶え間なく「完璧」を目指せる土台から築かれている。
  

23歳以下のチームもあるが、
ベンチメンバーだけでも
さらに1チーム組んで参戦できるほど
個々のレベルも上がっていて。
出場機会を求めて巣立った選手たちが
他の上位クラブの中心になっていて。
 

個に依存しないチームマネージメント。
普段のトレーニングから
高いレベルで切磋琢磨し続け、
磨き上げと新陳代謝が両立されてもいて。
 

理論や概念だけで
進化や強化は成しえない。
  
実践あるのみ。 
 

彼らは中2日のカップ戦ですら
その好機とばかりに
主力を中心に臨んでいる。
 
「若手の機会」という
打算的な位置づけではなく。
 
 
見据えている頂きの
高さが他とは違って見える。

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