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乳幼児を抱えながら特定保健指導の業務委託はおすすめできない4つの理由

割引あり

こんにちは。
フリーランスの管理栄養士、にゃんちゅうです。

今回は、反応が多かった先日のツイートを深堀りしたいと思います。

私は個別に相談サービスをやっていますが、かなり多いご相談が、

「今、育休中なんですけど、今の職場を辞めてフリーランスで特定保健指導の仕事をしようと思ってるんです。実際どうですか?」
子育てしながら特定保健指導の仕事したらどのくらい稼げますか?」

というもの。

※相談サービスが気になる方はこちらから詳細が見れます。相談サービス上では、その方の希望とする報酬や、実際どのくらい稼働できるのか、現時点でのスキルや働き方の希望などをヒアリングさせていただき、その上でこんな形なら実現できそう(もしくは現状、ここを改善できないと現実的ではなさそう)といったお話をさせていただいています。

私個人の考えではありますが、妊娠・出産を経て特定保健指導の仕事をしている私でも、正直「乳幼児の育児×特定保健指導の仕事」の相性は悪いと思います。

実際、私の身近な人でも子育て(特に乳幼児)しながら特定保健指導の仕事をするのが厳しくて、やめちゃいました!なんて人も結構いるのです…。

このnoteでは、具体的にどんな点がおすすめできないのかをまとめ、メンバーシップ(スタンダード・プレミアム)&有料部分では「私が考える解決策」と「乳幼児のいる方におすすめしたい仕事」を私なりの考えから紹介したいと思います。

乳幼児×業務委託の特定保健指導は相性が悪いと思う。

実は、この類のポストをすると、必ずと言っていいほど「何でですか!?」って反応がきます。

(逆になんで相性が良いと思っているんだろう…と私はいつも思いますが…。)

何となく、だとは思うのですが、管理栄養士や保健師の方の界隈の一部で、「特定保健指導は育児しながらお仕事できる理想の仕事」というイメージが強いのではないかな~と思ってます。

医療職って、365日お仕事があって、それでいて早番遅番があったり不規則だったりするので、ベース育児との両立が難しいイメージがあるのかもしれません。(もちろん一部ですし、子育てしながらそういった現場で活躍されている方はたくさんいます。管理栄養士に限っていえば、子育てしながら活躍されている方はとっても多いと思います。)

特定保健指導の仕事の先行しているイメージって
「自分の好きな時に働ける!」
「好きな場所で仕事ができる!」
「一次予防に携われる!」

こんな感じじゃないでしょうか?ちなみに私はそう思ってました。

ところがどっこい。こんなポイントがあって、乳幼児の育児との相性が良くないなと思ってます。今回は4つご紹介します。

①急な予定変更が難しい可能性がある

正直、これが一番大きなポイントな気がしています。

乳幼児を育てたことがある、もしくは現在進行形で育てている(私ですね)方ならわかるかと思います。
本当、突然。しかも絶対休めないときに限って!子どもって熱出しますよね!私はだいたい夫が夜遅い時や大切な仕事の予定があるときに熱を出します。結果的に私が看病→見事に風邪がうつって仕事に支障をきたします。(発熱しなくても、鼻水や咳込んでしまって、正直面談の仕事しんどかったりします…60%ぐらいのパフォーマンスしかできないって感じです…。)

後述しますが、特定保健指導の初回面談の仕事は、相手のスケジュールに合わせて面談の予定を調整するケースがほとんどです。そのため、リスケするのがかなり手間なのです。

もちろん、委託会社側で調整してくださるところもありますが、個別にアポを取るような形式の場合は自分で再度対象者に連絡をして取り直さなければなりません。そう、会社がなんとかしてくれるわけじゃないんです。これいうとひどい!っていう方いるんですけど、業務委託されているんだがら全然ひどくないんです。当たり前なんです。

フリーランスの方の多くが業務委託で契約されていると思いますが、これは社員ではなく業務を委託されている身になります。つまり、その業務の代わりがいないのです。社員じゃないので。

この対応が人によってはかなり重荷に感じてしまい、「会社員の時みたいに有給や看護休暇を使うほうが楽…」と思って、パート社員や契約社員の契約形態に変更する方もいらっしゃいます。

②相手のスケジュールに縛られる可能性がある

特定保健指導の求人でよく見るのが、「好きな時間に働ける」という誘い文句。

あながち間違ってはいません。間違ってはいませんが、100%自分の好きな時間かといわれると微妙な気がします。

初回面談は、自分だけではなく相手もいないと成立しません。つまり、「相手の面談できる時間に合わせる」必要があるのです。

これ、乳幼児がいると、合わせられる時間ってかなり限りがありますよね。そうすると上手くアポが取れなかったり、シフトが上手く入れてもらえなかったり。そんなことが起こる可能性があります。

「別にそこまで稼げなくてもいいや。月に1件程度面談できれば…」くらいならどうってことないと思うんですけど、私のようにフルタイムレベルで働きたくて、扶養を外れている場合だと、結構厳しいものがあるんじゃないかなと思います。特に特定保健指導のみで生計を立てたい場合。

子どもがいないときは、好き勝手アポを入れられたので、土曜日に面談したり、夜20時頃に面談したりもしてました。それがなかなかできなくなっているのが、子育てが始まってからの現状です。

③意外と夜遅くまで仕事しなきゃいけない可能性がある

初回面談はあまりないのですが、継続支援の電話対応で、「仕事が終わってから電話をかけてほしい」という対象者の方がちらほらいます。

仕事が終わってから…そう、だいたい18時~19時以降。

乳幼児子育て中の皆さん、この時間って死ぬほど忙しくないですか?

保育園のお迎え、夕食の準備、夕食を食べる、お風呂、寝かしつけ…あっという間に時間が過ぎるのがこの時間。

しかも寝かしつけが上手くいくかもわからないし、自分も寝落ちしちゃうから、絶対仕事ができる保証がない。

という感じで、夜遅くまで仕事しなきゃいけない可能性があるのに、それができない可能性もある…。うん、結構難しいんじゃないかなって思います。

④繁忙期と閑散期の差が激しくてコントロールしにくい可能性がある

特定保健指導のお仕事であるあるなのが、繁忙期と閑散期の差。
もちろん、契約する会社によって異なるので、差がないように調整することも可能ではあります。(難易度は…察してください。)

子どもの予定に合わせて仕事をコントロールする、のではなく、案件がどれだけあるかで仕事がコントロールされるのです。

もちろん、会社によっては都合を合わせてくれるところもあると思いますが、そうでないところもあります。そしてそれを断り続ければ、案件がなかなか降りてこない…なんてことにつながることもあります。

思ったよりコントロールしづらい……そんな感想もよく見られるのが、この仕事なのかなぁと思います。

私が考える解決策

まず、私が実際にやっている方法です。

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