僕がなぜ、敢えてこの介護の業界に10年勤めたか。

多分、ご利用者に寄り添ってケアするというのが好きなんだと思います。きっかけは約20年同居していた祖父母の在宅介護を実母が1人で行っているのを見て、他人事には思えなくなったから。

ちょうど10年前、僕は人材ビジネスの業界で事務職として働いておりました。ただリーマンショックと僕のメンタルの病気が原因で退職勧奨を受けてしまったのです。

これはショックでした。奈落の底に突き落とされるような気持ちです。家庭もある人間がこんな宣告を受けたのです。

でも3ヶ月は出勤しなくても基本給が支払われるという条件だったのでその間に当時のヘルパー2級の資格取得を目指して通信と座学の講座を受講して、無事にこの業界に入りました。

そして現場経験を積んで祖父母の介護の手助けをしよう。そう思って始めたんです。残念ながら祖父母は既に他界しましたが、もうこの歳です。今更他の業界に移るのはしんどいし、せっかく沢山介護に関わる資格も取得したので、この業界で最後まで勤めて行こうかなと思いました。

ざっとこんな感じです。