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安くなってしまったら

最近、近所の八百屋さんでキャベツが安い!!特売価格で38円!! 主婦や飲食店の仕入れには嬉しいけれど、農家の方は利益でているのでしょうか?

その時安いから、飛びついてしまいがちだけれど、あまりの利益のなさに農家の方が廃業してしまったら、どんどん生産者が減り、収獲も減ってしまって、結果として高価になってしまうのでは?と、氣になります。

最近サステナブル(Sustainabl)という言葉をよく耳にするかと思います。人間・社会・地球環境にとって持続可能ということです。魚が豊漁だからと言って取りまくってしまうと、価格も下がるし、来年以降の魚が育たなくなってしまいます。親となる魚を取ってしまったら、子孫は増えませんからね。

最近は、漁業関係者も前年の漁獲高から、今年は禁漁にするとか、対策を講じています。養殖技術の進歩もあり、安定してた漁獲高をあげることのできる魚が増えています。

農産物については、日本では土地を痩せさせないためにも連作を避けるのは、常識になっているようですね。狭い土地を活かし、夏はトウモロコシ、冬は大根とか、色々工夫されているようです。

アメリカでは、アイダホだったらポテトというような宣伝が行き届きすぎたのか、連作につぐ連作で土地は痩せてしまい、多量の肥料を投入してしのいでいるようです。それは、いつまでも続けられるものなのでしょうか?

この不況のご時世ですから、少しでも安いものを買いたいという氣持ちはよくわかります。ですが、将来の子供達のために、きちんと生産、収獲されるすべを残しておくというのも大切なのです。

農産物が豊作だった場合、加工して別の商品として売り出すというのもいいのではないでしょうか?曲がったキュウリや、形の悪い野菜を漬物として売り出すのは、もう軌道に乗っているところもありますね。

安くなりすぎて、肥料代もでないなら、商品価値をあげるものにした方がいいのではないですか?イタリアのアグロツーリズモのような、農業体験旅行コースを作ってしまうという手もあります。

一工夫することで、収益が増えます。子供に継がせられる稼業になります。自分で思いつかないなら、専門家に頼るのもありではないですか?

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