アラバキ TRICERATOPS ANNIVERSARY SESSIONの一連について思うこと

和田唱のアラバキ後のツイート見て驚きました。

「以前は尊敬してたけど…」
「いい加減にされたら傷付く…」
なんてことを呟いてるんだもん。


現場に行ってないから
一瞬それが冗談なんじゃないか?とか、本心で言ってることなのかすぐには理解出来なかった。

だって、「最高だった!」って呟いた直後だったから。

理解に苦しんだ。


しかも誰にでも分かると思われる内容で…
もう名前は出してないけど…完全にOTのことなんだもん…。

ショックだった。


「みんなが言わないんだから俺が言う」
って。

あぁ…頭痛くなる…。


分かるんだよ。

私は分かる…。


私がTRICERATOPSを好きになったのは、2015年。活動休止する前のアルバム『SONGS FOR THE STARLIGHT』が出たばかりの頃。

ハッキリ言って、結構知りたて。
ひよっこ。

でも分かるの。

ライブ何回も行って、ラジオ聴いたり、雑誌のインタビュー読んだり、彼の話してることを聞いてれば。


和田唱という人は完璧主義者(少なくとも音楽に関しては)と思っている。

芸能や音楽業界のように表立って出る人の中では、裏表の非常に少ない稀な人間だと推測出来る。
そして正直で素直。

よって、良いことはいい、良くないことは良くないと意思表示をきちんとする、という性格だと思われる。


そんな和田唱だから。

アラバキのご厚意でTRICERATOPSの25周年を祝ってくれたこと、出演快諾して一緒に前々からリハして、そのステージを良いものにしようと思い作り上げてきたほかのアーティストの皆さんや関係者の皆さん。

皆んなちゃんとやってたのにって。

本番で泥酔して演奏もちゃんと出来ないで場を乱すってどーゆーこと?
そーゆうことよね?
なにしてくれたの?と。
それで残念に思ったってことよね。

「尊敬してたけど…」ってことは今回で失望したということよね??


現地に行ってないから何とも言えないけど、相当酷かったのかなと想像出来る。
笑い飛ばせるレベルじゃなかったんだなと。


ただ、SNSの力って恐ろしいからTwitterでツイートするのは危険でもあると思った。
炎上しそうな内容でもあるから。

後は、現地にいて「楽しかった!」って思ってる人たちの気持ちもそれによって変わってしまうから。


私が問題だったと思っているのは、
お客さんのことも言及しちゃってるってところ。

「ステージ上での泥酔を良しとする風潮はどうなのよ?それを最高だの可愛いだの言うお客さんも俺はどうかと思うし、許してるスタッフの大人たちも問題あると思う」と。

これはイカン。あかん。

お客さんは分かんないよ。
お客さんは別よ。

催し物の一つとして観てるだけだし、それに対してお客さんが何か言える?

嫌な人は嫌だなって思うだろうし、好きな人は可愛いとか相変わらずとか面白いとか言うに決まってるよ。それを一括りにして「楽しかった」とも言うよ。

お客さんは出演者を選べない。
ステージに出てる人に言えることなんてないよ。ただ、こーゆうスタイルのフェスなんだなって思うだけ。


SNSでツイートしてしまったら不特定多数に無差別で発信してしまう…ということがどうゆうことか。…ということをもう少しだけ考えても良かったのでは?と今回は思ってしまった。


お客さんのこともそうだけど、GRAPEVINEの田中和将のこともチラッと出してたのも気になった点。

「ちなみにカズマサは根底に愛があるから俺的には全然オッケーよ」とツイート。

これも正直ヤメて〜(>_<)と思った。

これ分かるけど、多分批判買うよ。

カズマサは、ちなみにGRAPEVINEの田中和将のこと。

GRAPEVINEとTRICERATOPSは同期。
お互い今年25周年。

たまにしか一緒に仕事しなくても分かり合えてる同志なのよ。

田中和将はお酒が好きで昔はライブ中もグビグビとビールを飲んでいたタイプ。
例によって今回のアラバキも既にアルコールで出来上がっていたよう。

でも田中さんは飲んでも歌って演奏をきちんとする人。

バインだって本当は25周年なのに自分たちのことはそっちのけでトライセラのことを心底祝っていた様子。
「おめでとう!」ってね。愛を込めてね。

だからこんな風に和田唱は呟いてしまったのだと思う。

でもそんなこと言ったら、じゃあOTには愛がなかったのか??となるよね?

何度も共演してると思うし、最近出したトリビュートアルバムにも参加してくれてる。
トライセラの『ロケットに乗って』って曲をカバーしてくれてる。
それなのにそんなこと言っちゃマズイでしょ。と思ったわけです。


きっと100%のステージで終わりたかったんだと思う。

それを乱されたことも十分分かる。

でもそこは大人だから、表に出さなくてもしっかりとご本人に言うなり、運営側、主催者側、相手の事務所サイドと話し合って正して行ったらいいと思うの。

相手のダメージももちろんだろうし、その他関係者のダメージも半端ないと思うから。
どんだけやりたいんだ?という話になってきちゃうから。

お客さんには楽しかったっていうのだけで本来はいい気がするんですけど、どうなのかな?

ファンの方たちもそうだし、ファンじゃなくてもアラバキに行ってステージを観た人たち、ツイートを目撃したたくさんの人たちが実際モヤモヤしてるのを分かってほしいです。


OTさんの行いは良くないことだと思いますのでそこはきちんと正してもらって、それ以外のことで和田唱くんが呟いてしまったことに関しては、誤解を招く要素があると思うのでそこは理解してもらえたらなと。


ただ、お互いが和解していい方向に進んで行けたらな…と願うばかりです。


と、
綴ろうと思ったのですが、

先程、二人は和解出来たようです。

直接連絡が取れ、謝罪してくれたらしい。
「シャイだけどカッコイイOTさんが見たかったんだ」と。
「あの感じ」がまかり通ってる風潮に怒りを覚えたからツイートしてしまったと。


う、うん。
良かったよね。
解決したのならね。
でもなんかスッキリしないよな。

まぁでもイイ音楽作ってくれるのならばそれでいいのかもね。

でもやっぱりスッキリしないわ。

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