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【J2リーグ】変わるなら今しかない【第28節 Vファーレン長崎対ロアッソ熊本】

こんにちは、やっと追い付くことが出来ました…遅筆で本当に申し訳ありません。。


7位とプレーオフ圏内を虎視眈々と伺う長崎、直近5試合でも勝ち越しているだけに熊本から勝ち星を狙いたいところ。
対する熊本は前節新たな試み(ゼロトップ)を採用しましたが継続するのかどうか、注目が集まります。

そんな両チームのスタメン、システムは以下の通り。

◼️前半
さあ、保持のところで伊東はどう動くかな、中盤はどう動くかなーなんて考えていたらいきなり失点。
1分、ファンマのポストから左SBの増山がドリブル→シュート、ゴール。
とりあえずフラッシュダウンみたいなものだし、ボール保持してしまえば落ち着くのでは…と悠長に構えていたら5分にファンマがCKから頭でゴール。
フワッとした入り云々の前に、ここまでやられてしまうとお話にならない。
これは長崎の攻撃陣が素晴らしいと共に熊本の守備がふがいなさすぎる、という話。

ただ、長崎はタレントを前面に押し出して圧をかけてくるチームだというのは分かっていたこと。
それに対してフワッと入ってしまえば長崎の餌食になるだけ。
これはどのチームでも大なり小なり変わりはないことで、プレス、ブロック守備ともに緩くなっていた熊本のネジを締め直す、という意味ではよかったのでは?という感想。

何はともあれ先に2得点しているので、プレーを急ぐ必要がない長崎はボールを持たせてくれました。

熊本の保持時の布陣

トランジション時は長崎もカウンタープレスを仕掛けてくるものの、これもあまり激しくはなく取れなければ潔く撤退。
4-4-2のブロック守備を敷いてきます。

伊東、平川が共に長崎から管理されてしまっている状態なので比較的フリーで持てる島村にパスを出すのですが、ここはカイオセザールが目を光らせているので決定的な動きが出来るわけでなく…大本もギリェルメ、増山で封鎖されてしまったサイドに入り込めず、SB並みに低い位置でパスをもらうのみ。

左サイドも同じような形で封鎖されてしまっているので、いわゆる詰まった状態です。

本来のゼロトップであれば、伊東がCB近くにポジショニングして影響を与える(所定のポジションから前に引き出す)動きが必要。
そこからレイオフ→裏のスペースを取りに走る選手も必要になりますが、今のところそれがふたつともない。
だからといって伊東に通常のポストワークを求めるのはお門違い。
だってそもそもそういう役割を期待された選手ではないから。

まるで岡山戦の焼き直しを見ているようでした、前と違うのは既に相手に2点入ってるところ。
正直、戦術的に良くなったところを探しましたが…特に見られず、なかなかの苦行となった前半でした。

◼️後半
流石に手詰まりの状態を見かねたのか、ハーフタイム時点で左で殆ど存在感がなかった松岡に変えてFW道脇を投入。
左サイドに伊東を据えて反撃に出ます。

ですがここで長崎が再度ファンマというタレントを押し出してきます。

長崎はファンマというロングボールを収めてくれるタレントがいること、2点差で勝っていること、リスクを犯す必要がないことからロングボールを蹴ってきます。

熊本は通常なら競り勝つべく強度も高くプレッシャーをかけに行くのですが、途中から競り勝つよりも収めた後の選択肢を狭める形を取るようになっていきました。

そのおかげで長崎は余裕を持ってCKを獲得、またもやファンマの頭でゴール。
熊本はここから藤田、阿部、粟飯原を入れて攻勢に出ようとしますが逆にスペースを突かれて松澤のゴールを許してしまいます。。

87分には平川が独力でミドルをねじ込んで1点を返しますが反撃はここまで。
またもや敗北を喫することになりました。。

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