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【J2リーグ】苦しいときこそ成長のとき【第25節 ブラウブリッツ秋田対ロアッソ熊本】

こんばんは、今回は何とかリアルタイムで視聴が出来たのでレビューを書いていきたいと思います。

連戦が続いて、レビューを書くことがなかなか大変になってますが選手達はまだ大変だろうということで…頑張りたいと思います。

両チームのスタメンとシステム、得点者は以下の通りです。

得点者
6分 竹本雄飛(熊本)
88分 畑潤基(秋田)

◼️前半
熊本はスタメンに17歳の道脇を投入し、今まで前線に無かった高さを加え、前半は攻勢に出ます。

するといきなり結果が出ます。
左サイドで松岡が前進→平川にパス、それを左サイドハーフの竹本に落とし→ノートラップでミドルシュート!
逆サイドのネットに突き刺さり、熊本がいきなり先制点を挙げます。

ジュビロ磐田戦くらいから、前半の早い時間から点が動くことが多くなった熊本、今回は先制点を取れて良かった。。
前半の早い時間で動くときは点を取られることが多かったので、今回は熊本にとってよい変化だったので良かった💦

対する秋田は独特な立ち位置を取ってくる熊本の選手を捕まえきれず、苦戦している様子。
CBが運ぶドリブルで仕掛けてくるのは分かっていたのか、サイドハーフがプレスをしに出てきますが、それも裏のスペースに出た熊本のサイドハーフにパスを出されてなかなか上手くいきません。

それでもボール保持される局面は慣れているのか、2トップは守備的プレスにとどめ、後ろに4-4ブロックを敷く形で守備をしていきます。
それでも明確に守備としてマークをする、というより目まぐるしく入れ替わる熊本の選手を後手後手で捕まえる、といった形で、時折プレスにも行くのですがパスを使った前進で剥がされてしまいます。

それでも明確に崩された、という局面はなく、外からミドルシュートを撃たれたり中央に縦パスを刺されかかるのですが、危ないところは何とか水際で防いでいました。

前半の熊本の保持場面

特に前半は5レーンを全て埋めている状態で平川が開放されていたので、ボールを引き出し放題の状態に。

こうなると秋田としては追加点を覚悟しなければならない状態ですが、そこは2トップとセントラルMFで管理していたことから3バックから出そうにもパスコースがなく、せっかくの状態にも関わらず、熊本は平川を生かしきることが出来ていませんでした。

そこで本来、ライン間を動き回る島村に縦パスを刺して平川らを使いたいところなのですが、この日の島村は低い位置でのボールタッチが目立ち、怖い位置でのボールタッチも出来ていませんでした。


ボールを圧倒的に保持しながら、ラストサードのところまで縦パスを差し込む→シュートまでいけていない状態。

◼️後半
前半は圧倒的に保持出来ていたことから、後半も続けていきたいところでしたが、熊本は手を加えます。

前線でいまいちフィットしきれていなかった道脇に代えて粟飯原を投入します。
個人的にはもう少し引っ張ってもよさそうなコンディションに見えましたが、U17アジア予選を闘ったばかりでしたしここでお役御免、というところでしょうか。

この交代が影響したかは分かりませんが、ここから段々試合の雲行きが怪しくなっていきます。
ハーフタイムで相当修正が入ったのか、熊本の最終ラインがボールを持つと2トップ+ボールサイドのサイドハーフがプレスをかけに来ます。
裏のスペースへボールを出してもサイドハーフにまでプレスをかけてきます。
いわゆる前からハメにきた、ということで熊本としては前進しづらくなります。

後半の秋田の守備

しかも後半の序盤に秋田は2トップと右サイドハーフを代える采配、これが的中してしまいます。

この連戦で熊本は60分前後で運動量がガクッと落ちるようになっていました。
普段なら捕まらないようなプレスにも捕まってしまい、後半は押し込まれるということが目立っていました。
秋田はそれを見越したかのように前線からのプレスを強化するような采配。
これで熊本は窮地に追い込まれます。

このプレス隊の活躍によって息を吹き返した秋田は、一気に攻勢に出ます。
元々中盤を省略してロングボールで一気に展開してくる秋田、3バックの脇や中盤のミスマッチ(特に上村)を狙ったロングボールを使って攻勢をかけていきます。
こうなると熊本としてはかなり厳しい。
元々最終ラインがそこまで高さがない上に、運動量が落ちてしまっている状態ですから2ndボールを拾われてしまい、余計に押し込まれてしまうことに。

熊本も田辺や阿部海斗を投入してリズムの変更とパスワークの復活、中盤の強度向上を狙っていきます。
しかしながらこのふたりだけでは中盤の復活とはいかず、ただ耐えるだけの時間が流れていきます。

それでも水際で耐えていた熊本はこのまま1-0で堪え忍ぶか、というところで決壊します。
交代で入った右SB小柳からのクロスに、これまた交代で入った畑が反応、頭で決められてしまいます。
そしてそのままタイムアップ、熊本は目前に迫っていた勝ち点がこぼれてしまった形となりました。

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