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人を知ることで行きたくなるオフィスへ、freee関西オフィス増床の話。

こんにちは、freeeでファシリティマネジメントを担当しているnayumiです。2023年夏、freee関西オフィスを増床したので、そのお話をしようと思います。


関西ネスト増床の背景

freeeの関西ネスト*は、2020年に移転をし大阪京橋に今のオフィスを構えました。

*freeeではオフィスのことをネスト(Nest)と呼んでいます。これはfreeeのロゴがツバメであることにちなんでNest(巣)という意味に加え、freeeにとってのオフィスは、そこに集い、一人ひとりの熱意や共感が生まれ、伝播し、そうしてfreeersとfreeeがどんどん成長していく場であってほしいという想いが込められています。

移転当時の記事はこちら。

実は2020年当時、移転と同時にコロナが襲来し、freeeは全社的なリモートワークに。オフィスはほとんど活用されないまま、時は経ち人も増え、2022年夏、大崎本社の移転を機に出社ベースの働き方に戻ったときには、会議室も席も足りない状態になっていました。
加えて、関西ネストメンバーは東京のメンバーとチームを組んで働いているため、チーム外や異なるファンクション同士のつながりが薄くコロナ禍で入社したメンバー同士は特にお互いのことを知らないという状況が生まれていました。
急拡大する組織を活性化し続け更に事業を成長させていく為には、メンバーが同じ場所に集まってコミュニケーションを取れる広さを確保し、偶発的な出会いや話題を生む仕掛けが必要と判断し、オフィスの増床に踏み切りました。

”新世界”を見つけるためにやったこと

①プロジェクト名を決める

かくして、増床プロジェクトがスタートしたのですが、一番はじめにやったことは、プロジェクト名を決めること(笑)
関西ネストは移転後に出社できる状態になかったことから、ある意味増床後が新しいスタート。ここが始まり、という想いと関西メンバーには馴染みのある大阪の観光地名からプロジェクト名は「新世界」と名付けられました。
プロジェクトメンバーには関西ネストのBusinessサイド、Engineerサイドのメンバーも多く参画してもらい、積極的に意見を出してもらいながら進めていきました。

②フロアの使い方を決める

今回は1フロアの増床。座席や会議室を増設し物理的に業務ができるようにすることはもちろん、関西ネストとしてのコミュニティや一体感が生まれるきっかけになる場が必要だと考えました。そこで、1フロアの内の半分を、”tamariba(タマリバ)"というコミュニケーションや休憩ができるエリアとして設けることにしました。

1フロアの半分が執務スペース、もう半分がtamariba

③フロアの仕様を決める

tamaribaに共通の目的を持ったメンバーが集まって、tamaることで自然とメンバーを知ることでき自然発生的にコミュニケーションが生まれる。そこから小さなコミュニティが生まれ、ひいては関西ネストの一体感に繋がっていく。
これが、tamaribaの構想です。
この構想を実現するためにも、ストレスなく業務でき、行きたくなるオフィスにする必要がありました。そこで開催したのが関西ネストメンバーの忌憚のない生の声を吸い上げる2回のワークショップです。

ワークショップの様子

1回目は、オフィスに来るために必要なもの、あったらいいなと思うものをざっくばらんに挙げてもらいました。それを新世界プロジェクトに持ち帰りメンバーで議論しながら執務エリアやtamaribaの機能として盛り込んでいきました。
2回目はtamaribaにフォーカスし、決定した機能から具体的にどんなものが必要か家具や物レベルまでブレイクダウンして意見を出してもらいました。

一人になって集中したり、周りを気にせず休憩できるスペース。
芝生を採用したのも、関西メンバーの声がきっかけ。
メンバーの声から生まれたダーツ&ゴルフがプレイできるスペース
商談用のブースも複数設置

④freeeらしさと関西らしさをプラスする

freeeではオフィスからもカルチャーを感じてもらい、どこの拠点にいてもfreeeのオフィスにいる、という感覚を持てることを大事にしています。それがfreeeという大きなコミュニティに自分が属しているという帰属意識のようなものに繋がると考えているためです。
今回の増床においても同様に、freeeらしさに共通することとして、主に下記をデザインやレイアウトに入れ込みました。

  • オフィスっぽくならず自然体、開放感やリラックス感のあるデザインや色使いの家具、床材などを選定する

  • 偶発的な出会いを生む、ドリンクカウンターを設置する

  • メンバーが必要に応じて好きなようにレイアウトできる可動式の家具を配置する

  • エリアによって照明を分ける(スポットライトやダウンライト)

  • freeeのロゴを設置する

そして、freeeのオフィスに共通する大切なこととしてカルチャーの根底にもあるアソビゴコロを入れる、というものがあります。今回はこのアソビゴコロを関西らしさという観点で入れてみることにしました。

関西府県の名物や象徴的な建物が描かれている壁画
いくつ見つけられる?
大阪名物のたこ焼きを加えたツバメのネオンサイン
ちゃんと青のりがかかってます
神戸の煉瓦倉庫をイメージした柱

⑤オフィスを使ってつながれる仕組みづくりを行う

こうして、2023年7月3日に無事に増床フロアがオープン!🎉
オープン初日にこけら落としイベントをやったり、増床パーティーを開催して、関西ネスト全体でお祝いしました。
オフィスは作って終わりではなく、ここからがスタート。早速エンジニアとビジネスメンバーが交流できるランダムランチをtamaribaで企画したり、新しいオフカツ(freeeの部活動)が生まれるような施策を実施中です。
オープンから約1ヶ月。こういった施策の効果か、顔見知りが増えエレベーターで挨拶することが増えたり、プロダクトについてお互いの視点から話ができたりということが増えていると聞いていて嬉しい限りです。

関西ネストのこれからに想うこと

関西ネストは本社の大崎ネストと比べると、人数規模も小規模。だからこそ、ファンクションやチームを超えて全員と知り合いになるのが大崎ネストほど難しくないフェーズです。関西ネストの全員がお互いの業務や人となりを知ったときにどういうことが起きるのでしょうか。お互いの業務にとってプラスになるアイデアやフィードバックをもらえて新たな価値を届けられたり、新しいムーブメントが起こるかもしれません。気の合うメンバーとオフィスで会って話したり、飲みに行ったりすることで辛いことや大変なことも、また頑張ろうと力をもらえるかもしれません。そういったことの積み重ねがfreeeで働くことをより幸せに、ひいては人生をより豊かにできると私は信じています。
そのきっかけになるのが、今回の増床であればこんなに嬉しいことはないし、そのために私は仕事をしているなあと思います。
これからもオフィスづくりを通して、メンバーの働く幸せに貢献していければと思います💛

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