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フェミニンよ、再び興れ

フェミニン系のブランドがどんどんとなくなっていく。

プチプラと言われるブランドの多くは、カジュアル・ナチュラル系だと感じる。
たしかにフェミニン系は、刺繍にディテールがあったり、ビジューがついていたり、コストは上がるんだと思う。

そしてナチュラル・カジュアル系が主流だからこそ、そんなに数を作れない。数を作らないと服の単価は結果として上がってしまう。
余計に手が出しづらくなって、客足も遠のいていくのかなと思ったり。詳しいことはわからないけれど。そんなことを考えてみたり。

廃止になってしまったブランドたち

数年前までは、梅田のHEP FIVEの1階には、フェミニン系のブランドが複数並んでいた。ここに来れば、なにかしらの買い物ができると思うぐらいに。

LODISPOTTOがブランド廃止になった。
LODISPOTTOは、そろそろ卒業かもしれないとちょうど思っていたから、直接的なダメージは受けなかった。ただ毎年、少しバージョンを変えて発売される、Aラインのロングコートが憧れだった。最後に欲しかったな。今年こそは、買おうと思っていたところにブランドが廃止されてしまった。

INGNIのフェミニン系ブランドである、allamandaもブランド廃止になった。
わたしにとってはカジュアル要素を強く感じることも多かった。けれど、花柄のフレアスカートは好きだった。INGNIの系列であるからか、とてもお安く購入できるブランドだ。安月給のわたしには、とてもありがたい存在だった。

それぞれの店舗の跡地には、フェミニン系ではないテイストのブランドが入居している。
どちらも、わたしの好みではないので、入店はしたことがないから詳しいことは全く知らないけれど。

今も変わらずにHEP FIVEの1Fにあるのは、An MILLEとevelynだけだ。
一般的には、riendaもフェミニン系なのかもしれないが、わたしのなかでは違うと感じている。evelynはちょっと違うと感じて購入したことがないので、実質An MILLEだけ。

HEP FIVEとは関係がないが、さらに遡るとamerier MAJESTIC LEGONも実店舗がなくなってしまった。
フェミニン服が好きなわたしにとって、どんどん肩身が狭くなっている。
お手頃価格だと感じていたブランドがなくなっていった。
着たいと思う服を買おうとすると、値段で躊躇することが増えていった。

服だけではなくファッショングッズも

お財布やバッグのブランドのLuria4℃も、ブランド廃止になった。
大学生の頃に、ブランドを知って社会人になったら、会社用バッグをはじめ、お財布、スマホケースなど、全てをLuria4℃にするぞ!と息込んでいた。

結果として、Luria4℃で揃えたいと思っていた小物は、全て揃えた。でも、新作が発売されることは二度ない。iPhoneの機種を変えたら、今使っているケースは使えなくなるかもしれない。今使っているお財布が古くなって買い替えたくなっても、新しいLuria4℃のお財布を買うことはできなくなってしまった。本当に悲しい。

亡霊と化す

好きだと思っていたブランドが、ここ数年でことごとく廃止になっていた。
服はまだいい。価格は上がるが、かわいいと思うブランドはある。お金を出せるかは別として。

でも、Luria4℃だけは戻ってきてほしい。メルカリや楽天フリマで「新品未使用品」を探すときもある。完全にLuria4℃の亡霊になってしまった。
前職で使っていた名刺入れも、メルカリで購入した新品未使用品だ。
Samantha Thavasaは、系統の似ていると言われているブランドらしいが、わたしにとっては全然違う。
かわいいとは思う。思うけれど、全然違う。それだけわたしにとって、Luria4℃は唯一無二の存在だった。たかがブランドにそんなことを思うか?と感じるかもしれないが。

ブランド廃止になって数年が経過するというのに、いまだ亡霊のままである。復活してほしい。

フェミニンよ、再び興れ

そうすれば、わたしのなかの亡霊も消えるかもしれない。
これ以上、フェミニン系のブランドが廃止されませんように。廃止されたブランドが復活しますように。

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