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やさしくしてもらった日。

今朝、出かけるときに駅で、ベビーカーを押している女性を見かけた。わたしは反対側のホームから、15年前の自分を見ているような気分になった。

その女性が辛そうにしていたわけではない。むしろ爽やかにベビーカーを押して移動しているのだけど、わたしが、全体的に辛い思い出ばかりを抱えていたから出てくる言葉は。つい。

大丈夫だよ。とあのときのわたしに。初めての子育てで不安しかない。誰も助けてくれない、自分で全部しなければ、と思い込んでいたわたしにエールを送った。

その頃聞きかじったレイキの本に、辛かった過去のわたしにレイキを送りましょう。今のわたしも未来のわたしから送られているかもしれませんよ😊と書いてあったことを思い出したからだ。

ふと、その視点はわたしからわたし、だけではなかったんだなと気づく。出先でくたくたのわたしに優しくしてくれた人だけでなく、そう言うふうに見てくれていた人たちもまたいて、もちろん気持ちに余裕のある人ばかりではないけれど、そのときはまぁ交代で、やさしい世界をつくっている。

見ると、先ほどのベビーカーを押した女性はエレベーターの順番待ちに並び、前にいた老齢の女性に手を借りて、お互いにこやかにエレベーターに乗り込んでいった。


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