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本家オールブラックスも圧勝スタート! vs アルゼンチン戦レビュー

体調がいまいちな週末でしたが、観戦で忙しい週末でした。
前日にジャパンXVに圧勝したオールブラックスXVを見て、翌日7AM(NZT)からオールブラックスの試合。
その後、女子ニュージーランド代表のブラックファーンズ vs カナダ、
それが終わり、夜中に行われていた、スプリングボックス vs ワラビーズのリプレイを見るも体調が良くないのでしっかり見れず
他にも何か見たような見てないような、、、 

本題に入ります。

トップの写真は、今年のWeet-Bixカードでイアン・フォスターHC
今季の初戦が最高と言えるほど良い試合だったので、試合後のインタビューもこんな感じの笑顔でした。

アルゼンチンに圧勝した試合を振り返ってみます。


◆前半で試合を決めたオールブラックス

初戦の「ハカ」は、Ka mate と思っていたら・・・
Kapa o pango だったのでびっくり!
SHアーロンスミスの気合の入った指揮でした。
新人がWTBナラワだけメンバー入りだったので、やることにしたのか
(新人が多くいるとハカに気を取られるといけないので控える傾向に)

ボーデン・バレットが前めの位置は、珍しいかな?
いつも冷静なボーデン・バレットが凄い気合のハカを魅せてくれました!

開始早々、オールブラックス陣のゴール前で⑩マッケンジーのキックがチャージされトライを献上したかに思えたがTMOの結果マッケンジーが先につけた事が確認されノートライ。これがトライだったらアルゼンチンの勢いが増していた事も考えられるので、ほっとした瞬間だった。

その後は、落ち着いた感のあるオールブラックスが⑬リーコ・イオアネのブレイクから、チャンスを作り、フェーズを重ねた後LOスコット・バレットの見事な突進から最後は、②コールズに繋いでのトライは見事だった。

コールズのトライを皮切りに、オールブラックスがイケイケとなった。
⑬リーコ・イオアネの再三見せたラインブレークがチームに勢いを付け、前半で合を決めたと言えるか。31-0 でハーフタイム

ここまで差がつくとちょっとだらだらと言ってしまう事も考えられた。
しかし、アルゼンチンは、諦めず2トライを返した。
後半だけのスコアーを見ると12-10でアルゼンチンが上回っているが、前半の差が大きすぎて気づかないくらいだった。

◆オールブラックスで印象に残った選手

◆ HO デイン・コールズ

先制トライを挙げ、まだまだ元気なところをアピールしたコールズ。依然として、勢いを付けてくれる男だなと、このトライを見てなんだか嬉しくなった。今回は、余分なエキサイトをしなかったことも収穫?

◆スコット・バレット、ジョッシュ・ロードのロックコンビ

近年の S・バレットの進化には驚かされる。
プレーが荒く時々レッドを含むカードを貰っていたが、今年はプレーに粗さがなくなった印象だ。かといって激しさがなくなったわけではなく、安定感が出てきたと言う事かもしれない。ホワイトロック、レタリックの不動のコンビに割って入ってレギュラーをとっても不思議ではない(もしくは6番で??)。

S・バレットと今回LOのコンビを組んだロードは、まだ3キャップ(代表での試合数)。スーパーラグビーの出場もあまりないので、経験不足かと思いきや、落ち着いたプレーぶりには感心させられた。ラインアウトでも相手にプレッシャーをかけるなど、出場すればいいパフォーマンスが出来るので、今後が楽しみな選手だ。

◆FL シャノン・フリゼル

この試合FWで一番良かったと言える良いパフォーマンスをしたのがフリゼルかも知れない。
ラインアウトを何度も獲得、身体の強さを活かした強いディフェンス、そして突破役でも良い仕事をしてゲインラインを確実に超えた印象だった。
無駄な反則もほとんどなく、ここまで安定感抜群のフリゼルは初めて見たかもしれない。本当にラインアウトがかなり良くてびっくりしたくらい。

6番は、オールブラックスの一番と言っても良いくらいの悩みのポジションだが、この試合のフリゼルなら6番を任せても良いなと思わせてくれた。
あとは、継続して良いパフォーマンスが出来るか注目したい。

◆SO ダミアン・マッケンジー

序盤のキックチャージされたのは、ちょっと焦ったが、それ以外は司令塔としてのゲームコントロールも良かったと思う。ランプレイも相変わらず良く、申し分のないパフォーマンスだっただけに、次のサウスアフリカ戦で10番を誰にするかの、良い意味でセレクターの悩みとなったか。

Weet-Bixカード ジョーディー・バレット

その他で見ていくと、ジョーディー・バレット(写真上)、イオアネのCTBコンビも良かった。J・バレットの強さ、イオアネのキレのあるランとバランスが取れているコンビだったように思う。 

Weet-Bixカード、ボーデン・バレット

スーパーラグビーで調子が上がって来なくて不安視されていた、ボーデン・バレット(写真上)は、テストマッチでは流石のプレーをしていたのも印象的だった。ちょっと安心したかも。

ここまで、圧勝となったのは、やはりFWの出来が良かったのは言うまでもない。強いオールブラックスの時のFWが戻ってきたかと思えるくらい、安心して見られる試合だった。

ただ、一試合だけしか見てないので判断するのはまだ早い。
(昨年の事があるので余計に)
ニュージーランド国内は、圧勝した事により、安堵感が強すぎる感じもしないでもないが、(いつも極端の反応するイメージ)今週末のサウスアフリカ戦を見てから判断したほうが良いともう。

ホワイトロック、レタリックの大御所が不在でも、ここまで良い試合が出来たのは、選手たちにも自信になったか。

今週末の試合に向けてオールブラックスは、WTBウィル・ジョーダン、マーク・テレアの出場が可能との事だ。この二人に合わせて、デビュー戦でトライを挙げたナラワ、そしてクラークと4人のWTBのうち二人は誰になるか。
その他では、6番、10番、あとは、まだデビューしていな新人は起用するのか、などなどセレクションも注目される。

◆試合のスコアー & ハイライト動画  

Argentina 12
(Lucio Sordoni, Agustin Creevy tries; Emiliano Boffelli con)
New Zealand 41
(Dane Coles, Ardie Savea, Jordie Barrett, Rieko Ioane, Aaron Smith, Beauden Barrett, Emoni Narawa tries; Damian McKenzie 3 con). HT: 0-31

◆試合後にハプニング??

試合後にピッチに乱入してきた少年に足蹴りで静止したサム・ケインの行為が問題視され、ニュージーランド国内の各局トップニュース扱いで報道されていた。
直ぐに謝罪はしたものの、蹴り方がちょっと乱暴だったので見栄えが良くない💦
賛否はあり、もちろん乱入してくる人が宜しくないのが言うまでもないが、あの蹴り方は、ちょっとよろしくなかったかなと思う。
SNSで動画が挙がりざわついた感じになりました。
今週末の試合で謹慎になるとかは、幸いにも無いようですが。。。

しかし、試合では、良いタックルを何度も連発して完全復活の兆しが!

◆オールブラックスのWeet-Bixカード

※トップを含む写真は、最近発売開始となったばかりの今年のバージョンのWeet-Bixカード。
Weet-Bixは、オールブラックスになるためには、食べなければいけない(?)栄養素の高いと言われる、朝食に食べるシリアルみたいなものです。
筆者も大好きでほぼ毎日食べております。
日本人の方は、もさもさして嫌いと言う人が多いです。

オールブラックスシーズンになるとカードが付録として付いて発売される。
基本的に昨年のメンバーがカードになり、今年から女子代表 ブラックファーンズの選手のカードもオールブラックスの選手と一緒に入る事になりました。(昨年ワールドカップ優勝した影響が大きいか)

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