かのスティーブ・ジョブズが、「日々の決断の数を減らし、重要な決断に費やすエネルギーを節約するために、同じ服を着ていた」というのは、よく知られた話です。

それだけ、「決断する」という行為には、重要度の別なく多大なエネルギーが必要で、それだけに強いストレスがかかるということなのでしょう。

しかし世の中は、私たちに「決断すること」を促すかのように、「選択の機会」に溢れています。

今晩のおかずを和風にするか、洋風にするか

住まいを持ち家にするか、賃貸物件にするか

今の仕事を続けるか、辞めるか

結婚するのか、しないのか

自分の意志で生きられる時代と社会に身を置けている幸せに感謝しながらも、「選択し、決断する」ためのエネルギーとストレスを減らすためにできることはあるでしょうか？

私はジョブズ氏の、「選択の機会を減らそうとしたこと」よりも、「『重要な決断』を、自身にとっての最優先事項と決めていたこと」に学びたいです。

自分にとって最も優先度の高いことが決まっていれば、選択の機会が訪れたときにはそれを「参照する」だけで済むため、比較的リーズナブルに決断が下せるようになるのではないかと思えます。

決断に必要なエネルギーとストレスは、自分の「人生の最優先事項」を決めるために費やしてみては、いかがでしょうか？

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※ LEGO®SERIOUS PLAY︎®ではこのように、専用のレゴブロックを使って作られた作品(=メタファー)にストーリーを添えていただきます。

ファシリテーターとしてのスキルアップを図るため、自分の作品をどういうストーリーに包むことができるかを毎日考えています。

ポイントは「完成した作品にストーリーを付けること」であり、「ストーリーに沿った作品を作ること」ではありません。