ザ・ビートルズEIGHT DAYS A WEEK

身辺整理してたらちょっと前に書き殴った感想あったからこっちに置いておこうと。

1963年~1966年のBeatlesの全盛期といえる3年間の様子を映像とともに書き出したドキュメンタリー。

●観客の興奮具合が半端ない。
ライブ映像にまず驚いた。叫び倒してるし、卒倒しているし。ビートルズの人気っぷりが凄まじかったんだなーと。
アマゾンに合ったコメントを借りると、観客だけ見たらアイドルなのかな、と。若いし、新しいしルックスもよいで観客はほとんど女性。でも、映像から感じたのは彼らがプロミュージシャンである、ということ。レコーディングが楽しい、新しく生み出したものを自分たちで演奏する瞬間がたのしい、といった言葉から感じ取れた。

映像では、彼らが世界中を回った時のツアー映像から、レコーディングアーティストになっていく様子が描かれているんだけど、これがすごかった。人気過ぎて暴動みたいになってしまった観客たち、後半はアンチも増えてしまってそれこそ暴動が起こっていた。日本の講演の映像も衝撃的だった。観客8000人に対し警察が1700人ほど。
当時は神聖なる武道館でロックバンド(よくないイメージ)がライブをやるとは何事じゃーーって、右翼が大反対してたみたいです。ホテルからも出れなかったそうで、、
その後のフィリピン事件(なのかな?)で、「もうライブは嫌だ、観客は僕たちの音楽を聴きに来ているんじゃなくて、僕らを見世物として来ているんだ」というコメントと、ライブ終了後囚人護送車で移動する彼らでツアー映像が終了・


最初の頃のライブ映像では楽しそうに演奏している4人が、後半はどんどん苦しそうになっているのが、みててつらかった。。。

●ライブの楽しみ方について
私個人はライブやらフェスやらが大好きなので、上記の流れが結構つらいものがあった。昔はそれこそSNSもないし、今みたいにライブで全国全世界ツアーやスタジアムの講演も当時は初めてとかだったからそうなってしまうものなのかなと。
今は自分の好きなアーティスト(しかもメンバー個人単位でアカウントがあったりする)をフォローして身近に楽しむこともできるし、フェスとかもあっていろんな楽しみ方ができるから、そういう点では良い時代になったなあ。と。

ショッキングな感想が続いたのでハッピーな点も。
1964年、この時代のアメリカは公民権運動だったり、人種差別がすごい時代。(アメリカンヒストリー思い出した)
アメリカ南部にあるゲイターボウルでは黒人差別が顕著で、白人限定のライブハウスみたいな感じで黒人お断り、だったらしいんだけど、ビートルズが、人種差別のある会場では演奏しない、って。これをきっかけに差別による会場制限がなくなり、ほかのライブハウスも同様に撤廃。すばらしい!!
キティオリバーさんがその時の感動をお話してるんだけど、肌の色を関係なく、いろんな人が同じ会場で楽しんでるみたいなコメントされてて素敵だった。ビートルズのコメントもすてきだった。あの人達、この人達じゃない、僕たちは人々に向けて演奏しているんだーだって。いけめんだ。

観た直後に書き出してるから文章が興奮してる。笑

おわり。

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