ストローマン

悪性:☠️☠️☠️☠️

相手の主張を、その実態と異なるように捉えて、それに対して反論を行う態様一般を、ストローマンと呼ぶ。

藁人形論法と呼ばれることもある極めて有名な詭弁である。日常や論壇においても頻出する。

かなり抽象的に定義されるため、やり方によっては簡単にバレるようなものもあるが、その本質を考えると、“認識”そのものに附帯する原理的な性質があるし。実態を見ると、今も多くの人が悩まされているものも少なくない。そのため、本書ではこのストローマンの悪性を4と評価した。

対策としては個別の事案を具体的に網羅することは難しいが、一般的なそれは、自分の主張を明確にして、これと、相手が反論したつもりになっていることの内容とが矛盾しない(同一の論理体系に共存可能である)ことを説明すれば良い。

これはかなり強力な方法なのだが、より具体的には、『「自分の主張」かつ「相手がその反論として出したもの」』という命題が矛盾しないことを、タブローなどの完全な証明体系から説明すれば十分である。

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