YUKi_OZAWA

自分の気持ちを整理するために、過去を言葉にしてみたい。極めて個人的で、身勝手な行為かも…

YUKi_OZAWA

自分の気持ちを整理するために、過去を言葉にしてみたい。極めて個人的で、身勝手な行為かもしれませんが、その中に、もし誰かの役に立つことがあるのなら、それはまた、違う意味を持つのではないか。そう考えて、ここに書き記すことにしました。

最近の記事

不登校の息子と家族を救った、医師の話  〜 その3. K医師との出会い 〜

「まさか、自分の人生に、こんな景色をずっと見てる時間があるなんて、想像したこともなかったなぁ。」 畑の一角に建てられたトタン貼りの小屋の壁の前に、無造作に植えられ伸び放題に繁ったアカシアの枝を見つめて、夫がつぶやいた。 いま、そういうことを思うんだ。この人は。 夫婦といえども理解できないことは多いものだ。 息子のこともそうだけど。。。 車で片道3時間の診療所とはいえ、今日訪れているK医師の情報を持ってきてくれたのは、夫だった。知人のとある社長さんと話をしていて、実は自分の息

    • 不登校の息子と家族を救った、医師の話  〜 その2. 不毛な治療の果て 〜

      いじめを告白して部活をやめた後、息子の体調はどんどん悪化していった。 突然の嘔吐を機に、彼を救うため、私は本格的な病気の究明と治療を考えるようになった。精神的なものかもしれないが、脳の病気かもしれない。本来なら若く健康なはずの子どもに、可能な限りの検査を受けさせた。 とにかく、不安要素をできるだけ取り除くために。 幸い、どこにも異常はなかった。 じゃあ、何をどうしたらいいのか。それが次の悩みだった。 私は何度も息子に言った。 学校なんて行かなくていいんだよ、と。 いま思

      • 不登校の息子と家族を救った、医師の話  〜 その1. 混沌のはじまり 〜

        それは、ある日、突然にやってくる。 いや、そうではない。  実は少しづつ忍び寄っていたことに、私が気づかなかっただけだ。 息子はずっと苦しんでいたんだろう。 私は愚かな母だった。 自分は子どもの気持ちがわかる親だと思っていた。 既存の権力や古い慣習に囚われることはないと思っていた。 子どもたちは、健やかに成長していると思っていた。 告白 息子が中学1年の秋。学校の音楽祭が終わった。 私たちの興奮はまだ続いていた。 だって彼のピアノ伴奏は素晴らしかったから。 部活を

        • 防災と減災。今からできることのすべてを。

          我が家は一級河川のすぐ近く、水害の危険ゾーンに位置しています。 過去に河が氾濫した場所は護岸工事がされていますが、家のある地域は海抜が低いため、近年の集中的な豪雨では、近くの交差点が小さな池状態になることがあります。 防災と減災 幸いまだ、豪雨の被害もないのですが、TVで見るような線状降水帯に見舞われたら、あるいは大きな津波が海から河を逆流してきたら、おそらく二階の屋根あたりまで水に浸かるでしょう。正直なところ、もう防災という域を超えてしまいます。 情報収集や準備するもの

        不登校の息子と家族を救った、医師の話  〜 その3. K医師との出会い 〜

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          ぼーっと生きてると、死んじゃうよ。

          みなさんは、料理は好きですか。 野菜は好きですか。 健康のためには、野菜をたくさん摂らないとです。 もぎたて、丸かじり、いいですよね。 とはいえ、有機野菜はお高いし。 節約料理も大切です。 大根や人参の皮のきんぴらとか。 あれ、残留農薬の件、どこに行きました? 皮まで使うなら無農薬ですよね。 言葉は、ばらばらにされて、ひとり歩きします。 野菜の皮をむく、その理由はなんですか。 ・有機野菜は皮を剥かない ・農薬付きの野菜はよく洗い、皮をむく 誰かが教えてくれると思っ

          ぼーっと生きてると、死んじゃうよ。

          Laughter  気づいたら 風の中にいた....

          いろんなことに追われて、仕事に行き詰まって、もがいていた。 でも、考えていたのはあの子のこと。 そしてたら、あの子にぴったりの曲が流れてきて。 そこから少しづつ、何かが変わっていった。 車の中でくる日もくる日もその曲を聴き、口ずさんだ。その曲は、あの子の曲だと思っていたのに、いつの間にか自分のことみたいって思えてきて、いつの間にかその曲に励まされていた。 その曲の中で、一緒に空を飛んでいた。 そして、会社を辞めた。 先のことなんて考えていなかった。 おかしいな。あ

          Laughter  気づいたら 風の中にいた....

          プロフィール/私がうつむいていた理由

          ・・・そうか。 私はいままで、うつむいて生きてきたんだ。 タイトルを考えていて、そう思った。 何がしたいわけでもないのに note をはじめて、何を書こうかと想いあぐねていたら、人に対して自分の内側を公表しようと思った、その思いのルーツが甦ってきた。 『あんたがいま、そんなこと書いていいの?』 それは、夫の口から発せられた言葉だった。 私は癌になって、ステージ3で、様々な方法で癌と戦い、やっと普通の生活に戻ったばかりだった。いま思えば、まだ健全とは言い難かった私の

          プロフィール/私がうつむいていた理由