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森を歩く仕事をしてきました(森会議について)


僕の取り扱っているサービスに「森会議」というものがあります。僕が住んでいる北九州にあるとっておきの森を一緒に歩きながら、ライフコーチングセッションをします。僕のライフコーチングは「何を話してもいい雰囲気づくり」を大事にしていて、森に入る事でその「なんでもあり感」が加速します。


自然の力はすごいです。都会の喧騒を離れて、新幹線や飛行機に乗ってわざわざ小倉駅まで来て、僕の車に乗って、森に行つれていく。ゲートで受付をして、くぐって、電波も入らない、鳥がちゅんちゅん言うだけの空間を、「何を話してもいいよ」という雰囲気で歩く。ざくざく。舗装されていない道を歩く音がする。


このアイディアを思いついたときは頭の中にどかーん!と稲妻が走ったような感じがしました。最高じゃん。これ必要じゃん。僕にしかできない事だ。あまり大々的に告知しているわけではないのですが、「私も森を歩きたいです」というメッセージがたまに届くのです。どこからか森の素晴らしさが伝わっているのでしょうか。


今回もそんな人から公式LINEでメッセージをもらって、すこしお電話をして、「今週の日曜日空いてるから来ちゃいなよ」ということで、もちろんお仕事なのできちんと請求書も作って送らせてもらって、先週の日曜日に小倉駅で合流して森を一緒に歩いてきました。


今日はそのレポートというか、今週はまだもう一回森を歩く予定があるので、備忘録として写真やら載せておく感じで、書きます。よろしくお願いします。


今回の写真や資料(ふんいき伝わってくれ)


このあと電話して週末森を歩くことになりました



行きつけの森。入口は家族連れでごった返してましたが入り口だけでした。春ですね


ここを抜ければどうせすぐに人はいなくなるさ、と信じて歩きます


ゲートをくぐったら誰もいない、電波の届かない森です


ざっくざっく足音立てながら小高い丘を昇り降りします


春が落ちていました



話聞きながら写真撮ってたら「自由ですねw」ってツッコまれました


都会の喧騒を忘れて森の中へ


草を撮ったり石を拾って投げたりしてたのがよかったのかな


森会議について


僕はこの森歩きのお仕事が大好きなんです。だって森ですよ。森。電波も届かない、ゲートで手続きをして入る。こんなのワクワクしないわけないじゃないですか。初めてこの森に出会った時、僕は震えました。


なんだこれ。こんな場所があったのか。どうして今まで気が付かなかったんだろう。そのくらいこの空間が好きで、人もいないし、小川は流れてるし、もう最高なんです。自然も好き、散歩も好き、おはなしも好き、もうこれ以上ないんですよね。最高にリラックスして集中できる。ここを歩きながら仕事ができたら最高だなあって思ったんです。


僕はライフコーチとして6年、フリーランスとして人と対話する事を飯のタネにしてきた人間なんです。食えなくてアルバイトした時期もありました。今は妻と子供がいて、生活がかかっていますから、それなりに真剣に「対話支援とお金」にシビアに向き合ってきたつもりです。その中で最近、「やっぱりこれやな」って確信していることがあるんですよ。


それがね、「答えは個人的な話の中にしかない」ってことなんです。例えば僕がよく扱ってるテーマに「どうやって個人で稼いでいくか」という話があるんですけどね、そういう話を始めるとすぐに「SNSはどうやって伸ばすか」とか「PVを増やすには」とか、しまいには「毎日投稿すれば伸びるから継続させるためのコツは」みたいなテーマでワイワイ言い始めちゃう人がとても多い。


でもね、自分の仕事に集中できているで人はそんな話しないんです。どっちが大事か自分の中で答えが出たとしても、その段階では誰にも言わずに、自分の中で温めた過程を勝手に検証して勝手に成果に繋げてる。


「量か質か?」なんて議論が好きな人はいつだって量も質もどちらも及第点に達していないんです。人間の行動が変わる時に一般論は存在しません。たとえ正解があったとしても、誰の生活も変わりません。人間は個人的に納得した事でしか、行動を変えられないから。


だから自分が納得できるだけのロジックを、言葉を、自分の中に育てていかなきゃいけないんです。それが世間的にあってるとかまちがってるとか、そういう話じゃなくて、「あなたが納得しているのか」その一点のみに集中して、対話を重ねる必要がある。


僕のところにきてくれる人はね、「ずっと見てました」「ラジオを隅々まで聴いてます」「引くくらいファンです」なんて言ってくれる人がほとんどです。初見さんなんてこない。でも実際に僕と話すとね、「わかったつもりになっていたけれど、全然わかってなかったです」って言ってくれるんですよ。これはいい意味でね。


人のアウトプットを取り入れるのと、その本人時間を共有しながら対話をして一つ一つ納得させていくのとでは、学び方のプロセスに違いがあります。前者は子供の、後者は大人の学び方です。大人は子供と違って今までの人生で成功も失敗も学んできてますから、新しい事をそのまま綺麗に頭に収めることができません。いい意味でも悪い意味でも素直じゃない、生き物として頭が硬くなっていくんです。


だから納得するプロセスが大事。今までの知識を変容(トランスフォーミング)させていく工程、それこそが対話です。価値観をアップデートさせるには、知識だけ放り込んでもダメなんです。一緒に時間を共有して、歩いて、同じ景色を見て、関係ないかもしれないけど頭に浮かんだ事を延々と話して、それを聞いた僕から「それはこういうこと?」とフィードバックを受けて、またもんもんと考えて、話して。


僕のアウトプットを見てくれているあなたがもし、僕のアウトプットから何かを感じ取って、あなたの生き方に本気で取り入れたいとおもうのならば、そしてあなたが子供ではなく大人ならば、見ているだけじゃダメかもしれません。



あなたの「わかっているけど」はわかっていないかもしれないし、わかっているだけでは足りないのかもしれない。


「わかっているけど動けない」と悩んでいる人がいます。当たり前です。「わかる=動ける」は子供の特権です。大人になったらそれは通用しない。わかっても納得するまでは動けないのが普通だし、納得いくまでだれかが教えてくれる環境だって存在しないし、実際のところそれは「わかってない」のと同義です。それが大人の世界です。


もう僕たちは子供ではないのだから「いいからやれ」を自分に向けてはいけない。わかるまで、納得できるまで、時間を使える環境を自分に与えてあげましょうよ。いい大人っすよ、僕たち。複雑な世界を長く生きすぎたんです。


だからさ、わかってないことをわかってないままに、納得できないことを時間をかけて落とし込んで、遠回りしても納得していって、少しずつ自分の人生を良くしていくしか、ないんじゃないですかね。


そんなことを考えながら歩く森は最高です。本当はもっとながく書きたいんですけど、今日も夜行バスに乗って会いにきてくれた人との待ち合わせ時間が近づいてきているので、この辺で終わりにします。森会議についての問い合わせは公式LINEまで。値段は時価。森に関する関連記事を置いておきます。んでは!






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