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2023年の読書からオススメ 54冊と4シリーズ

 2023年に読んだ400冊から、「これは!」と思った本をピックアップしました。

 52冊と4シリーズ。
 だいたい、読んだ本の30%強がバリ良かったって感じですねー。

 多いのか、少ないのか。

 暇つぶしで読んで「まー暇潰せたな……」みたいなのはカウントされてないので、
 目的に適った冊数……といえば半分こえるのかもしれません。

 8分の1、50冊超えてる実録怪談とかピックアップに含みませんでしたしね……。

 去年の読書を振り返りながら、簡単に感想をつけていきます。

 気になった本はぜひ読んでみてくださいね。


小説 1〜22冊目と4シリーズ

 ライトノベルを除くと、小説は100冊行ってないんですよね。

 大体70冊弱。

 というわけで、小説の部、いきましょう。 

日本人作家の小説 1〜13冊目

1冊目『隣のずこずこ』

 ほのぼのファンタジーの皮を被ったダークなホラーですね。

 うん。

 ほのぼのだと思って図書館で借りてきて、なんかもー、じわじわくる不穏さがすごく印象に残ってます。


2冊目『地面師たち』

 不動産詐欺を描いた犯罪小説。

 ノワール系のトンプソンが好きなんですが、「日本の犯罪小説もいいよねー」と思えた一冊。

 最近、Youtubeで作家さんをみて、他の小説も読みたいと思ったりして。
 2024年読書につながる一冊になったかも。



3冊目『重力アルケミック』

 日本のSFあんまり読まないなーということで手を出した一冊。

 青春小説のような、そしてちゃんとSF。

 大学生が主人公で、地をいく青春小説なんですが、
 重力がちょっと特殊なIF世界で、飛行機を作る……というSFになっています。

 「飛行機作るフェーズが遅えよ」という感想も見かけるんですが、
 個人的には、「IF世界を大学生目線で描く」というSF要素をかなーり楽しみました。


4冊目『七回死んだ男』

 超能力とミステリ。

 一人称主人公の語り口が独特で、すごく面白い。

 結末は映像作品向けで、小説としては議論が分かれるところな感じ。

 だけど、それを差し置いても面白い!


5冊目『ダイナー』

 『地面師たち』に続く、日本の犯罪小説。

 「いやー、これは人気だわ!」と思えたんですが、一年立った今、あんまり内容を覚えていなかったり。


6冊目『コンビニ人間』

 23年は、村田さんにハマって1年経たずに飽きた年でもあります。

 初読は他のタイトルだった。
 で、面白いやん、となって芥川賞受賞作に手を出しました。

 うん、『コンビニ人間』だけを読むならおすすめ。
 村田さんの他タイトルは、「同じテーマ擦ってるだけじゃん……」と冷めてしまったんですよね。

 まぁ、たまーに読む、ならいいんでしょうけど。
 わたしの一気読み作家読みの読書スタイルには合わなかった、というところかなと。


7冊目『恋愛中毒』

 一気読みした。

 ストーリー自体はあんまり、結末が「は?」と受け入れなかった記憶がある。

 トンプソンはじめノワール系の犯罪小説が好きなので、破滅の結末が好きなんですよねー。


8冊目『傲慢と善良』

 はい、これも有名作。

 『ダイナー』『コンビニ人間』からこっち、「有名作ちゃんと面白いから読もうぜ」ムーブが来ていましたね。

 現代、大人の恋愛小説、って感じ。

 ちゃんとハピエンなのがよき。


9冊目『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』

 これはすごいオススメの一冊!!

 ちょっと違うレイワを六つ描いた短編集。

 あ違う未来に分岐した……ということで、SFとも言えると思う。

 ちゃんといろんな歴史を踏まえて、「こんな未来もあるかもー」と書いているのでかなりの高評価。

 動物裁判とか、中世ヨーロッパで「突進して人を殺した豚とかを真面目に裁判」って元ネタがちゃんとあったりするんで。

 いやはや、これはかなりオフザケ色も入ってるけど、結構ガチだなという感想を持ったり。

 これはもう、長くとっつきにくいタイトルを抜きにして、とりあえず読んでほしい一冊ですね。


10冊目『君のクイズ』

 これも結構、有名ですよねー。

 感想に「舞城王太郎ベースに、清涼院流水の厨二色が一滴」みたいな作風、と書いた記憶が。

 舞城王太郎さんの次世代、青春時代に舞城さん読んでたわたしの同世代が、
「作家さんとして台頭してきてんなー」と感じたり。

 YoutubeでQuizKnockとかみてるので、前提知識はなんとなくあったんですよね。
 読んだ当時も、QuizKnock視聴してるから、楽しめてるなーという部分があった。

 今、感想見てると結構「合わなかった……」というコメントが見られるので、
 クイズ界隈知っているかどうかが楽しめるか左右する小説かも。


11冊目『泣きかたをわすれていた』

 本の表紙や背表紙と「顔見知りになる」っていう感覚、わかりますか?

 SNSでよく表紙を見たり、あるいは、図書館や本屋さんで背表紙を見て立ち止まったり。

 それで、「あーこの本知ってるけど、まだ読んでないわー。いつか読むかな」となる。

 それを、「本と顔見知りになる」と形容しています。勝手に。

 で、顔見知りの本と思って図書館で借りてきたら、初対面だった、と出会いが印象的だった一冊。

 絵本書店を営む女性の、半自伝小説。

 世代が昭和ーなので、平成生まれとしてはちょっと知らない世界をのぞいている、不思議な感じで読了。


12冊目『レペゼン母』

 先の『泣きかたをわすれていた』は優しく嫋やかでしなやかって感じなんだけど、
 こっちはパワフル全開って感じ。

 どっちも、女の葛藤、社会への反発、ってテーマは共通してんだけど。

 農家オカンがドラ息子とラップバトルする、というタイトルだけでなくあらすじもパンチ効いてる一冊。

 このドラ息子がもーね。

 あらすじ読んだ時には引きこもりニートを想像してたんだけど、
 嫁を農家オカンのところに放置して失踪。借金あるわ前科あるわみたいな。

 これが、デビュー作って嘘だろって感じ。

 これも絶対読みですよ。


13冊目『まず牛を球とします』

 これも日本SF枠ですね。

 読書ハイライト拾うと、三冊も日本SF入ってるのがなんか、我ながら意外です。
 この三冊しか読んでない気がしますが。

 自分の読書の趣向に合うのなら、もっと読まなきゃ損かもしれませんね。

 この短編集は物足りなさを感じたので、まずこの作家さんの長編を読みたいかも。



海外の小説 14〜17冊目

14冊目『時計じかけのオレンジ』

 22年末から読んでいた『ビブリア古書堂の事件手帖』から。

 有名作読んどくかーという気分もあって手に取ったはず。

 いや、やっぱり犯罪小説好きだわ……。ここから『ダイナー』とかも読んだんですよね、確か。

 ちゃんと大人になる、というフェーズがあるぶん、最終章肯定派です。
 なんだろうな、そういうストーリー構成好きなんですよね。


15冊目『星を継ぐもの』

 海外SFでも有名作読んどくかという感じで。

 いや、なんだろ。
 想像つくんですよねストーリーが。

 それでも、読んでてめちゃ面白いという。

 続巻も読みたいんですが、SFってやっぱ、ハードで集中力を食うというか。

 なかなか読めてません。
 積んでる本もSFばっかなんよなー。


16冊目『宇宙の春』

 いや、やっぱり、ケン・リュウいいわ!

 って、読むたびに思ってる。

 これだけ読んでるのに、毎回期待超えてくるのがもーすごい。

 24年も未読を読んでいく予定の作家さん。


17冊目『探偵学入門』

 リューインのいろんなシリーズの短編を集めた、リューインアソートみたいな一冊。

 リューイン入門としてめちゃ良かった。

 その後、結構ハマって、『探偵家族』と『のら犬ローヴァー』を読んだんだよね。

 ミステリは、純ミステリというか『シャーロックホームズ』系統の正統派があんまり刺さらない。

 で、その周辺ジャンル、トンプソンやエルロイといったノワール系犯罪小説とか、ブロックとかのハードボイルド系ミステリが好きだったんですよ。

 まぁ、謎解きよりもストーリー優位というか。

 で、犯人探しパズル以外のミステリなら全然、楽しめるよなーと。
 逆に言えば、犯人探しパズルに特化した純ミステリはストーリーないんで楽しめないなー。

 なんて、自分の嗜好を深掘りした一年でもありました。


韓国小説、面白い 18〜20冊目

 韓国作家さんの小説って、そもそも読む機会がなかった。

 ファンタジー系を読んでいた小学生高学年〜中学生のあたりで、台湾かな、そっちの作家さんのシリーズを読んだ記憶があって、
 その時は、「ヤベェ、リズム感やばいイイぞ、言語ゆえか?」と思った記憶があったりするくらいで。

 アジア、と大きい括りで、そこらへんの作家さん読まないなって。
 いや、英米に偏ってて、アフリカとか南アメリカとかも読んだ経験ないっす。てゆーか、出版傾向というか、翻訳者さんがいないとか、そういう問題も延長線上にあるんだろうけど。

 で、韓国作家さんの、というか、正確には韓国の女性作家さんの本を三冊読んだんだけど、どれもすごく面白かった!!

 韓国作家さんイイじゃん、ということで手を出した男性作家さんのミステリは「え……なんだこのB級……」ってなって読むのをやめている。

 なんだろうな、小説読む限りでも、男尊女卑やばい国らしくて、そこらへんが女性作家さんにやっぱパワーを与えてると思う。

 英米のSFでも、女性作家さんは明らかに差別されてきてるんだけど、
 それでも、良作揃いだったりとか、やっぱり差別と小説は無関係ではない、と思う。

 そういえば、23年は『ギリシャSF傑作集』とかも読んだな。

 そういう意味では、今までの読書からちょい広がりを見せたのかもしれない。
 いろんな国の作家さんの小説を読んでみる、というのもなかなに面白いかも。
 今はなくなった国とか、あの国のあの時の、とか過去方向にも掘っていったら無限の広がりが……。

 24年読書は、そういう視点でも小説を探していこうかなー。


18冊目『アーモンド』

 感情がない青年の、青春小説。

 「本屋大賞、やっぱり合わねー」とか言いながら、それでも手に出して、ぶっ飛んだ。

 やばいじゃん、韓国小説……ってなった始まりの一冊。

 『時計じかけのオレンジ』とは違って、こっちは最終章いらないなってなりましたね。

 ラストが映像作品向けで、小説ならもうちょい含みを持たせてもイイんじゃないと思ったり。


19冊目『破果』

 岩波書店のKindle Unlimited対象作(当時)。

 いやいや、岩波さんの選書まじで神ですわ。

 65歳の女性殺し屋が主人公。

 っていう、この一行だけで読むっきゃないでしょ。

 女性として置いてきたもの、そして過去と老いが追いかけてくる。

 キラー小説としての王道の筋書きと、そして女性主人公としての葛藤。
 うまーく混ざり合ってて、めちゃくちゃ推せる!


20冊目『僕の狂ったフェミ彼女』

 小説として、っていうより、フェミ小説として格別。

 ミラーリングっていう手法が見どころかなと。

 ミラーリングっていうのは、行動対象主と、された側を入れ替えて「どう思う?」と問いかける手法。

 女性差別においては、男性のあるあるを女性がしたらこうなるけど、「あなたどう思うの?」みたいな。
 そういう描写がかなり多い。

 だから、そういう視点がなきゃ「えーと?」ってなっちゃうなーとは思う。



ライトノベル 21・22冊目と4シリーズ

 圧倒的に読破数が多いライトノベル。
 えーと、160冊くらいですかね、23年。

 23年も、自分で思っているよりシリーズ読破してました。
 これ、カウント冊じゃおかしいので、シリーズだけ別個で数えていきます。

1シリーズ目『スレイヤーズ』

 一月二月で読んだんですよねー。
 60何冊。

 正気じゃねえ……。

 いや、もー、評判通りに面白かった。

 この、文体がもうね、完成系!
 いや、すごい。感動。

 異世界ものが流行ってからの新シリーズ、二巻が出てないのがマジで惜しまれる。

 で、23年末、同時期の『オーフェンシリーズ』の二部まで読破するんですが、つい『スレイヤーズ』と比較してしまってあんまり楽しめなかったんですよね。

 まぁ、同じ名作でも、自分の好みがこんなにはっきりでるんだってのがちょっと衝撃的だったり。


2シリーズ目『ほうかご百物語』

 好き作家さん、峰守ひろかずさんのデビューシリーズ。

 Kindle Unlimited対象になるのを虎視眈々と狙ってました(買えよ、と)。

 いやー面白かった。

 この時期の電撃しかできないなーっていうノリではあるんですが。
 そこが好きなんだよなー。


21冊目『庭に穴ができた。ダンジョンかもしれないけど俺はゴミ捨て場にしてる』

 「星新一さんの穴がマジであれば、産廃業者としてチートだよなー」というのをガチでやった、というサイコホラー。

 こういう、攻め攻めのタイトルが、異世界もの中心のノベルスから出ていることに可能性を感じた。

 電撃とかのラノベも最近はなかなか攻めきってない感じがするし。

 このタイトルは次巻待機中。


22冊目『いま、n回目のカノジョ』

 タイトルアンマッチ系のタイトルで、感想コメントは結構荒れてますが、個人的にはかなり好みでした。

 日常系タイムループもの。

 何も考えずに腹を抱えて笑えるタイプのコメディです。
 そういう系のタイトル、結構好きだなー、週一くらいで読みたいんだけどそういうの、と思ったり。


3シリーズ目『空ろの箱と零のマリア』

 『いま、n回目のカノジョ』と同じく、「タイムループ」テーマで手に取った。

 いや、これはまじ良作……。

 なかなかチェックしきれてなかったんですが、「テーマごとにラノベ読むのいいな!」と思ったシリーズです。


4シリーズ目『サクラダリセット』

 これも「タイムループ」読書ですね。

 なんか聞いたことがある、有名なんでしょ、ってくらいの認識でした。

 いやー、『空ろの箱と零のマリア』と同じく、独特の雰囲気が良かった!

 文章の透明感、ストーリーの構成、何もかもいい。

 七冊というのも手頃でいい。

 24年は河野さんの他シリーズにも手を出していく予定です。


一般向け学術書 23〜49冊目

 大体、60冊強で小説と同数くらい読みました。

 圧倒的に生物学が多くて、あとは社会科学系でした。

 ざっくり社会科学と自然科学、ノンフィクションの三つに分けて見ていきます。

社会科学 23〜31冊目

23冊目『ことばの地理学 方言はなぜそこにあるのか』

 これは面白かった!

 別文化で交流があっても、ただの商いでは言葉は伝播せず、内陸部の塩など命に関わるような場合は伝播するーーってところから始まって。

 柳田國男の周圏論を、圧倒的なフィールドワークと研究で論破してたんだよね。

 ちょークールですよ。

 最近、図書館の新しく入った本コーナーで借りてきたのが、たまたま同著者だったんですよね!

 今回は、方言に焦点を当てた本らしい!

 超楽しみです。 


24冊目『呪いと日本人』

 小松和彦さんのファンです。

 マジで。

 地方に残った呪術から、呪いを読み解くみたいな始まりだった気がする。

 菅原道真とか呪いで有名な人たちもちゃんと出てくる。

 し、現代はケガレを払う儀式がないって、超飛躍する結論大好きすぎ。

 経済がどうのこうのではなくて、「不況」というケガレをさっさと払えよ! っていうのが日本民の感覚なんだなとか。

 だから、政治家へ不満が募るし、でも「ケガレを払えよ」とは現代人は言えないので、なかなか不満も表面化しない……みたいな?


25冊目『巫者のいる日常』

 可愛い表紙に惹かれて、図書館で借りてきたら、ガチの民俗宗教学だったやつな。

 東北のカミサマと呼ばれる巫者についての本。

 現代のカミサマ個々人や、それを取り巻く宗教的世界や、依頼者なんかがとても詳しく書いてある。

 論自体も面白いけど、具体例を知れるってだけで価値のある一冊。

 この本を通じて知った、『最後のイタコ』まだ読んでないんだよな……。


26冊目『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』

 これもめちゃくちゃ面白かったんですよね。

 文法重視の言語学から、会話を分析する言語学へ。

 ってのが、今、ブームらしい。

 23年、他にも同じ手法の言語学の本も読んだけど、この本のが良かった。

 読者に読みやすい、でも専門性を損ねないっていうのを、著者さんも翻訳者さんもすごーく配慮してくれてる。

 だから、どんどん読み進められて、ずーっと興味を掻き立てられたままだった。

 言語によって、疑問への回答の間は差がある。
 けど、否定の返事は、肯定の返事より間がある。

 日本語は、なんか知らないけど、肯定の返事の平均がマイナスってる。
 ⇧これ、言語学とか心理学とかやってる学生さん、深掘りして!!!

 って思ったのを覚えています笑


27冊目『今はじめる人のための短歌入門』

 結局、短歌とか全然してません笑

 文章がもうなんか、「短歌やってる人ってこうなのか!」ってくらい上品だった印象。
 その雰囲気だけで満足しちゃったんだよなー。

 マジで短歌を始めたい人は読んでみてください。


28冊目『刑法の時間』

 法学に興味あるんですよね。

 ただ、23年に読んだ法学の本はこれだけでした。

 朝読とかしてたんだよね、これ。
 一章が十分とかで読めて。

 うん、これ以降、朝読はしてないんですけど……。


29冊目『電源防衛戦争 電力をめぐる戦後史』

 工学系なんだけど、まぁ、日本の戦後がよくわかるので、わたしは歴史枠としたい。

 戦前の「発電所押収な!」ってのにも驚くところから始まった。

 で、冷戦とかレッドパージとか、最後には原発とか。

 戦後電力史なんだけど、電力という国家的事案だけに、当時の雰囲気がめちゃくちゃよくわかる。

 戦争は終わったけど、それに代わる苦境に憤った本。


30冊目『ぼくの村がゾウに襲われるわけ。 野生動物と共存するってどんなこと?』

 この直前に『鹿と日本人』を読んでたんだよね。

 で、鹿でさえ農業被害が出ていて問題になってるわけで。

 それが、ゾウなら。
 簡単に人が死ぬわ、畑は一回で全滅だわ。

 そして、さらに、アフリカの地。
 ゾウを狩って生きていた狩猟民への定住政策、外貨獲得の環境を織り込んだ国立公園化、農作物被害に苦しむ村民たちが現金につられて実行役をして弾圧される象牙密輸問題……。

 何年か前に、原住民問題の学術書を読んだ記憶があるんだけど、
 それではあんまり感じなかった、「リアル」をこの百数ページに感じた!

 中高の学校教材とかにもいいと思う。

 読書感想文とかにもぜひ。


31冊目『「正しい政策」がないならどうすべきか 政策のための哲学』

 結構難しいけど、これも良書。

 哲学っていうのは、理論ありきで、それを元に考える、ってことがされてきたけど、そうじゃなくて実際の現実問題がどういう理論で起きているのか分解するところから始めよう。
 それで、その矛盾点や、「問題が起こっているけど、どうしてそうなっているか?」を考えて、より良い解決策を見つけていこう。

 実際の政治問題に沿って、そんな哲学的手法が紹介されています。

 哲学者という、政治から遠いと思える人でも、これだけ真摯に真面目に向き合えば、政治をよりよく変えていけるパワーがあるんだと感動した。

 これだから日本は、というわけじゃないけど、いや、いうけど。
 作家とかを選出してるからあかんねんで。マジで。

 ガチ勢呼んでこいよ! というか。

 いやまぁ、うーん、『電源防衛戦争 電力をめぐる戦後史』の原発の項でも思ったけど。
 「世界をよりよく変えよう」って視野がないんだよね……。

 そこらへん、そういう姿勢が潜在的に強いキリスト圏が羨ましかったりする。

 なーんか、個人の利権と楽に流れていく感じがするんだよね、特に日本の政治的なとこ……。


自然科学 32〜42冊目

32冊目『ゲノム編集の衝撃 「神の領域」に迫るテクノロジー』

 NHK取材班の書籍化は結構、わかりやすくてガチでおすすめです。

 ちょっと出版から時が経っていますが、基本知識としては十分かと。


33冊目『遺伝子学者、レイシストに反論する 差別と偏見を止めるために知っておきたい人種のこと』

 選出しておいてナンですが、一時間半くらいで読めると見越していたのに、五時間くらいかかった記憶しかない……。

 いや、それだけガチでアツく真面目に論じていた本だったんだとは思うんですが、記憶がない……。


34冊目『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』

 23年読書感想文の中学生課題図書ですね。

 読書感想文の課題図書は、夏休み終わってから、現役学生に迷惑にならないように借りるのが習慣化してます。

 課題図書という部分に引かれて、「うわ、これ、読書感想文超書きやすいぞ……」ばかり思いながら読了した記憶が。

 河川、それも大きい、海へつながる河川ですね。

 この前、『流されて生きる生き物たちの生存戦略』で渓流の成り立ちを履修したんですよ……。

 河川の恵みと水害をどう防ぐか。
 昔から江戸、そして現代。

 荒川にフォーカスして述べられています。

 ちょっと文字や余白が大きいんで、大人は読みづらさを感じるとかとは思いますが、良書。


35冊目『ヒトデとクモヒトデ』

 ヒトデ触りたい。

 が、溢れてきて借りてきた一冊。

 誰かヒトデ触れる磯に連れて行ってください。


36冊目『クラゲのふしぎ』

 「クラゲが歌われている曲を数えました!」レベルのクラゲガチ勢によル、クラゲの入門書。

 結構ガチで面白かった記憶はありますが、えーと、すみません、具体的な内容を覚えてないです……。


37冊目『ハキリアリ』

 これは覚えてますよ!

 ハキリアリってそんなに研究されてるの!?

 どうやってこんなに写真を撮ったの!?

 という一冊。

 ハキリアリは、葉っぱで菌を育てて、菌を食べているアリ。

 生まれてからは巣内で子育て、年をとったら巣外で危険作業という分業をしているというのに、感動した。
 年をとった個体ほど、リスクのある仕事で命を落とす方が群れ全体として効率がいいかららしい。
 うぅ、ハキリアリに比べてホモサピエンスさんは……。若者ほど搾取されてません……?

 葉っぱをとりにいくために整備されている道の写真にも感動!!
 緑の中に、黒々とした道が伸びる。
 これが忽然とアフリカの熱帯林の中にあるなんて、人類が築いたローマ帝国の街道とか、それくらいのびっくり具合だと思うんですよね。

 23年に読んだ中では、実写絵本『アリのくらしに大接近』もすごく興味深かった。
 木と共に生きるツムギアリ、ハキリアリは農業だけど酪農もするよアミメアリ……などなど。

 特定種のアリを食べて移動していくようなアリもいて、一つのアリの群れが増えすぎて自然環境が行き詰まらないようにリセットしている……とか。 
 これ、社会性のある生物としては、アリの大きさがベストというか、自然への負荷負担としてはいいんじゃないかと思う。
 ホモサピエンスがどんだけ自然破壊して、それで自分たちの首を絞めるくらいに自然回復力が追いついてない現状とかさ。
 ヒトは大きいから、ホモサピエンス以外に生き残れなかったし、なんとか生き残るだろうけど、それでも崩壊の序章はもう聞こえてんじゃん?

 なんてことを、アリを通して考えた一年でした。


38冊目『都市で進化する生物たち ”ダーウィン”が街にやってくる』

 生物は環境に適応し、淘汰が働き、そして進化する。

 生物学は、意図的に人の手が入ってない自然を対象としてきたが、都市が誕生して数世紀が過ぎた今、生物は都市にも適応をはじめ、あるいはしている……。

 という都市生物学を具体例たっぷりに紹介する本。

 結構、慎重に理論を固める前半はちょっと退屈もしたけど。

 都市に生物種が少ないわけじゃないよ、庭にそれぞれ好きなものを植えていて、それに集まってくる虫とか生き物がいて。
 生物の種の数は、とても多い。
 それぞれの庭ごとに別の生態系がある、っていうのにちょーワクワク!
 やろうと思えば、オーダーメイド生態系とか作れるわけですよ。

 都市という特殊環境では、従来の生物学の常識と反する部分もある。
 今、公園とかを繋ぐ自然の回廊っていうのが流行ってるんだけど、これはちょっと考えもの。
 種の存続のため、遺伝子プールを確保するための取り組みだけど、個々の公園の環境はかなり異なる。
 遺伝子プールが小さいことで、急激な環境変化に適応する特徴が瞬時に群れに共有される利点もある。
 回廊で繋いで、他環境の遺伝子が入れば、奇跡的なバランスで保っているだけかもしれないその種が絶滅危機にさらされるかもしれない。

 印象に残ったのはこの二点かな。

 他にも、具体的な都市自然化への提言とか、色々盛りだくさんなので、ぜひとも読んでほしい一冊。


39冊目「クワガタムシの生物学 若手研究者が大解説! クワガタの未知の世界』

 この若手研究者さんたち、集まってYouTubeチャンネル開設してほしい。

 最新研究の紹介とか、今からクワガタ探しにどこそこへ行きますとか、採集で起こっている弊害と両立をガチ討論とか、採集とか飼育とかで絶対にしてはいけないこととか。

 小学生から大人まで楽しめるYouTube動画作ってほしい。

 で、動画の収益を研究に使ってほしい……。

 というわけで、小学生の頃から、カブトムシよりクワガタムシが好きだった女子です。

 菌嚢の発見と紹介の文章が一番面白かったかな。
 クワガタの成虫には、固有の菌を保有している袋があって、これを産卵時に膨らませて菌をかける。
 菌は、木を食う奴らで、菌自体や、菌が分解した木の栄養を食べて幼虫は育ち、成虫になるときには周辺にこの菌の袋を押し付けて菌を保有して飛び立つ。

 アリだけじゃねーじゃん、菌を利用してるの……。

 ムシではキクイムシが有名だけど、菌の利用というか共生というか。
 自然界では、フツーすぎることなのかもしれない。

 発酵とか、人類固有の文化みたいに語られるけど、菌類や酵母の利用という一点では、どの生物でもしてんだなーと広い世界を感じたり。


40冊目『フェルマーの最終定理』

 名作ですね。

 小説だけでなくて、ノンフィクションでも有名作をということで。

 いやもう、わざわざ、わたしが何か書くほどもないほど。

 同著者さんの『暗号解読』も気になっているので、これは24年に読んでいきたいですねー。


41冊目『おバカな答えもAIしてる 人工知能はどうやって学習してるのか?』

 AI系の研究者さんは、研究資金獲得もあるんでしょうけど、結構、過大に未来の可能性を喧伝する傾向があります。

 で、技術者さん側は、「いや、無理だよ! 限界しかないよ! でも、面白いけど!」みたいなスタンスでAIを描かれます。

 後者の方がスタンスとしては相性がいいので、この本は結構面白かったですね。

 「移動してみそ?」と機械学習をお願いすると、人間が期待する二足歩行には絶対にならない。
 蛇みたいに這って移動するのは、いい方。
 体を長くして倒れたら、ほら、移動できたよ! というアホの子っぷり。
 そして、最終的には、仮想現実のバグを突いて、床にのめり込んだら速度無視で移動できるんだけど爆速移動ーみたいなことをし始める。

 そんな奴らに、人間の仕事が代替できるか?
 うーん、危なくね?

 みたいな。

 AIと呼ばれている機械学習では何がおこわなれているか、実際に使う時点での注意点なんかが面白おかしく解説されています。

 AIとか機械学習とかを知りたいんだけど、と言われたらこの本を推しますね。


42冊目『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記』

 珍しく、当年刊行で手に取った本。

 内容はタイトルの通りなので省略。

 研究者さんの半生&研究史がすごく好きです。

 この本の推せるところは、壮年ほどの著者さんの研究がわかりすく書かれてるとこ!!

 研究者人生が長くなると、いろんな研究プロジェクトを並行されてるので、時系列で書かれても「?」と訳がわからなくなったりする。
 そして、結局、曖昧で何を言ってるかわからん……みたいな書籍になってしまったり。

 だけど、この本はそういうとこがないの!!
 最初から最後まで、わかりやすく面白く、クマやクマを取り巻く環境を学べる!!

 とりあえず、タイトルと表紙に惹かれるのなら、読んでほしい。



ノンフィクション 43〜48冊目

43冊目『砂と人類 いかにして砂が文明を変容させたか』

 なんか、YouTuberさんの書籍紹介本(と言えないほど中途半端な何か)で知った本。

 砂マフィアっていう、そのインパクトに惹かれて。

 コンクリ、アスファルト、ガラス。
 砂でできてます!

 加工に適した砂は有限です!

 そう、砂も、ありふれているように思えて、石油なんかと同じく、有限の資源なんです!

 だから、法整備されていない国なんかでは、不法侵入で砂を取ってきて、密輸されて、闇マーケットに砂が流れていて。
 これが砂マフィア。

 やべぇ……。

 読んで戦慄してたら、中国の高層ビル廃墟のニュースですよ。

 うわああああああ。
 「発展途上国でとられた違法砂 → 闇マーケット → 安価で中国に流れる → でも結局建築バブル弾けて無駄というか負の遺産になりました!」という地獄じゃねーだろーな!!


44冊目『結局、ウナギは食べていいのか問題』

 これはもー日本人なら誰もが興味を持っているトピックでは。

 KU対象(当時)で、岩波書店さんの選書マジ神。

 政府刊行物っぽいQ & A方式なんだけど、バリバリの政府批判という、そのスタイルがまず好き。

 とはいえ、ガチでウナギを思う研究者さんが、わかりやすく事実を教えてくれる……みたいな。

 ウナギ稚魚の漁獲量制限があるけど、これが漁獲量の二倍とか。

 密漁の稚魚と、正規の稚魚が同じ生簀に放たれるので、スーパーだろうが料亭だろうが、誰もが口にする何十%(七十くらいだった気がするが、半分だったっけ、覚えてない)が違法ウナギです! とか。

 ウナギ食べていいかという個人的な問題ではなくて、国際協力とか、業界の癒着とか、大規模な問題なんだよ、とわかる一冊。


45冊目『産業Gメンが見た 食品廃棄の裏側』

 23年は、実録怪談を50冊以上読んだんですが。

 23年で一番怖かった本はこれ。

 まじでやばい。

 本当に闇。

 正確性に疑問があるらしいけど、「もし起こっていたら」っていう可能性だけでやばいし、何も信じられなくなる。

 上流過程が花形で、下流過程に行くにつれ、報酬が安価とか無理難題な納期とか、色々問題が山積してくる。

 食品加工で、一番の下流が、食品廃棄。

 もちろん、やばい問題が山積していて……。

 そもそも、廃棄される食品は、パッケージされているので分別がえらく難しい。
 これを、家畜の餌や田畑の肥料などに資源化しようとなると、採算が取れるようにするのが超大変。
 だから、施設のガワだけ作って、認可取って、積めるだけ積んで、飛ぶ。
 ってのが横行。
 そして、廃棄した大手企業も含む業者、倒産した廃棄業者、そして認可とか出した自治体による、誰が始末つけるかという泥沼。

 ちゃんとした管理のされていない(冷凍されていない冷凍物とか)食品廃棄物を再加工に流す……みたいな吐き気を覚える事件さえもある。

 いや、もう、まじでやばいっす。

 スーパーで売っているものが信じられなくなちゃうリスクがあるので、読むのなら覚悟してページをめくってください。


46冊目『ストーカーとの七〇〇日戦争』

 田舎暮らし系ライターさんが、ストーカーと戦った記録。

 被害者救済も大事だけど、それよりも先に加害者を治療してほしい。

 自費による引越しなど理不尽に会いまくった著者さんの心からの訴え。

 だって、彼らは、またやるから。

 これは、まぁ、他の犯罪もそうなんですけど……。

 あんまり、日本では周知されてないんですよね。

 心から「加害者の方をなんとかしないと、被害者は安心して暮らせない!」というのが分かる一冊。

 ストーカーだけじゃなくて、他の犯罪にも思考を広げてほしい。


47冊目『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』

 社会科学枠かもしれませんが、最終的な示唆が、社会の闇を突いていると思うのでこっちで。

 SNS含め、一時期ネットで話題になっていた本。

 保育士とか、現場作業員とか、絶対になくなったら社会が成り立たない仕事。
 それよりも、なぜか、一日中暇してネットサーフィンしてるような仕事の方が、給料がいい。

 何が起きてるのか、というのを文化人類学者さんが鋭く突く一冊。

 余白が少ない紙面の上に、分厚いのでかなり読みにくくて、デザイナーさん仕事してくれ……とかも思った記憶が。

 ベーシックインカムという概念を知って、一気に推進派になったのもこの本。

 紹介しきれないし、ちょい陰謀論じみるので、実際に読んで判断してほしい。


48冊目『人口減少時代の土地問題 「所有者不明化」と相続、空き家、制度のゆくえ』

 登記の法整備が進んでいる現在。

 どうして法整備が必要だったか、どんな問題があったか、というのがわかる小論。

 東日本大震災で仮設住宅がなかなか立たなかった理由が、個人的には発見だった。

 日本社会の抱える問題の一つ。
 一般教養としても知っておくべきかもしれません。 



実用書 49〜52冊目

 実用書は20冊程度。

 もうちょっと読んでもいいかもしれない……。

49冊目『Wordで誰でもつくれる! 本当に使える業務マニュアル作成のルール』

 タイトル通りです。

 実際にマニュアルを作ることになったり、必要性が出てきたり。
 そんな時には頼れる一冊。


50冊目『はじめての人の電卓操作入門塾』

 少しずつ経理の勉強を始めているわけですが。

 日商簿記にはこの電卓が持ち込み可能で、みたいなネット記事はあるんだけど。

 肝心の電卓の使い方がわからん。

 RMとか、Mーとか、M+とか。どーやって使うの?

 というわけで手に取った一冊。

 電卓って意外と使いこなせてない……。


51冊目『普通の会社員のための超副業力』

 講師を副業としている著者さんなので、ノウハウ部分は副業講師寄りであまり参考にならなかった。

 ただ、「副業だから、どんなに目標は高くてもいい。失敗してもいい」という言葉が響いたので。


52冊目『誰が見ても「上手な字」 「クセ字」「丸文字」「幼く見える字」……も”3ポイント”で一変!』

 酷い癖字です。

 読んだだけで変わるわけないやろ、どうせ練習が必要やろ……と思ったんですが。

 マジでマシになりました。

 斜め上5度に線を引く。
 今まで何を言われても、カキカタで習字をしてもできなかった「まっすぐ線を引く」がこれを意識するだけでできるようになった!

 自分でびっくり。

 この本の前半部分は読まなくていいので。
 実際のノウハウのところだけでいいので。

 癖字に悩んでいる人は読んでほしい。

 それで、わたしみたいに救われてほしい。


さいごに 24年の読書は?

 というわけで、52冊と4シリーズを見てきました。

 気になる本はあったでしょうか。

 意外と読んだことを忘れていた本や、何を思ったかも忘れていたりして。

 見直して良かったと思います。

 ここに書いたことも忘れてしまいそうなので笑
 24年の読書はどんなものを読みたいかまとめておきたいと思います。

 小説について。

 今は、中高生時代に読んでいた電撃の女性作家さんの未読タイトルを読んでるんですよね。
 有川浩さん、竹宮ゆゆこさん、壁井ユカコさん、紅玉いづきさん。

 それで、『サクラダリセット』が面白かったので、河野裕さんのシリーズを読んでいきたいなーと思っています。

 これが、リアルタイムの話。

 23年の読書を見直してみて。

 「有名作やっぱり面白いのあるよねー」ってなっていましたね。
 同じくらい、ビミョーとかおもろないとかも言ってた気がしますが。

 まぁ、面白い小説に出会えるのでいいんじゃないですか。

 有名作読んでいきたいですねー。

 これは、あれですよ。
 ノンフィクションとかでもそうで。

 そして、23年は韓国小説とかギリシャSFとかに手を出したんですよね。

 いろんな国の作家さんの小説を読んでいくのはアリだなー。

 ラノベはまー、いつも通り、全巻KUになったのを読破していくだけですので。

 一般向け学術書について。  

 社会科学系や生物学系はともかく、他分野の本は全く内容覚えてなかったですね笑

 興味のないものって、記憶から抜けていくんだなー……と。

 面白そうだと思ったら、読む。

 23年に出来上がったこのスタイルで24年もどんどん読んでいく予定です。

 実用書は、必要に応じて。

 実録怪談はそうだなー……。
 また、夏になったら数冊は読むと思いますけど、23年みたいに50冊とかは読まないかな。

 流石にそこまで読むと飽きがきまして……。

 読書を楽しむっていう観点からもあんまり良くない。
 23年は400冊目指して、ってところがあったので、とりあえず冊数稼ぎで読まなきゃっていうのがあったんですよねー。

 その関連で、絵本も結構読んでまして。

 SF専門の図書館司書さんとか、ミステリ専門の図書館司書さんとかはあんまり聞かないわけですが、
 児童書専門の図書館司書さんはかなり存在するんですよね。
 児童書担当というのがあるので。

 で、司書さんの中でも専門性のある児童書担当さんってめっちゃ憧れるというか。

 というわけで、絵本や児童書も読んでいきたいなーと思っています。

 はい。

 まとめの言葉とか思いつかないんですけど……。

 そんな感じで。

 今年も読書を楽しんで参りましょう。

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