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論理的ホラー

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ホラー事象の解明をロジカルに。
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記事一覧

「ぼぎわんが、来る」澤村伊智

映画化もされたホラー小説。 映画では”ぼぎわんが、”は無くなってて、「来る」というタイトル。 小さい子供がいる夫婦の元に、怪異が襲って”来る”という話。 ピンクの髪の毛をした小松菜奈が、なんか可愛くてよかった。 映画はよくできていて、原作に描かれている人の闇が表現され、かつド派手な除霊シーンを加えることでアクション映画のようなエンターテイメントに仕上がっていた。 映画館で見ると迫力があって、でもストーリーもきちんとしているのでDVDでも楽しめました。 原作を語る前に、自分的

「変な絵」雨穴

雨穴の「変な家」、以前紹介記事を書いたドキュメンタリーチックなオカルトミステリー。 発売当初、書店でたまたま目にし、そのなんとも言えない怪しい雰囲気に惹かれてすぐに購入、その日のうちに一気に読破。 それからこの怪しさの虜となり、雨穴あさりを始めた。 TV放映されたドラマも見た。 こちらも中々面白かったよ。 ということで新作が出たと聞いてすぐさま購入、家に帰って読書体制?を整えて「読むぞ!!」と気合を入れてとりかかった。 そして、その日に読み終えてしまった。 もったいない。。

「変な家」雨穴

つい先日読み終わった本。 小説というのとはちょっと違う、インタビュー形式で書かれた本。 実話の体裁で書かれている。 真実は不明だが、そうだと思って読むことをお勧めする。 本屋に平積みされていて、興味はあったのだが読むつもりはなかった。 なんかのポイントをTポイントにすることができ、ポイントで買えるじゃんとなったのでTSUTAYAで購入した。 読む前は勝手にいくつかの変な家が紹介されて、それぞれ霊的な恐ろしさや人間の恐ろしさが解き明かされていくと思ってた。 予想に反して、取

「残穢」小野不由美

図書館で借りて読んだ。 家に置いときたくない、とまで言われていたホラー小説だからだ。 ”障る”という言葉の意味を教えてくれた作品だ。 呪いというのは誰かが能動的に他者に害を与えようとしてするもの、それによって被害者は”呪われる”。 ”障る”は能動的な他者の意志は存在しない。 ”障る”とは、そこにあった穢れに触れてしまったことによって起こる現象。 ”呪われる”ということは、逆恨みという言葉があるから一概には言えないが、被害者側にも非がある場合がある。 だが、”障る”の場合

「などらきの首」澤村伊智

夏も終わり、、、結局今年もスイカを食べなかったなぁ。。 外食では食べられない、家でしか食べられないものってあるよね。 スイカもその1つだと思う。 お店で食べるもんじゃないね。 あとは素麺とか、みかんとか。 手巻き寿司もかな? そんなスイカで思い出したのは“西瓜提灯”、本短編集に収録されている表題作「などらきの首」だ。 優しい田舎のおばあちゃんとおじいちゃん、西瓜提灯を飾る田舎の風習、のどかな世界にある1つの怪異なる言い伝え、夏の怪談で語られるテンプレートのような設定が、こ