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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:83 音楽大詰め4

2021/12/1 晴れ。今日もecho and cloud studioで録音だが、ここ以外でも録音作業は行われてきた。昨年からコロナのせいでミュージシャンはライブができない状態が続いていたが、ようやく活動が再開されはじめた。だからみなさん多忙で予定が合わない。仕方がないので個別に録音する。ギターの鬼怒無月さん、コーラスの野口郁子さん、菊地薫音さん、岡田麻子さんは、別々に吉野裕司音楽監督のスタジオで。ヴァイオリンの壺井彰久さんはご自宅のスタジオで録音して吉野さんにデータを送る。さらにecho and cloud studioの主であるベーシスト松井啓治さんも後日録音データを吉野さんに送るという状態で進めている。
 
そんな中で本日は、打楽器とヴィブラフォンの海沼正利さんの録音だ。海沼さんは前作『日本人の忘れもの』でも大活躍していただいた。録音ブースには見たことがない世界中の打楽器の数々が広げられて、さながら打楽器バザールという状態。実にいろんな音がする。ひとつひとつ叩いてもらって楽器を選ぶ。張られた皮の調子を整えたり、叩く箇所を変えたりと繊細な録音が続いてゆく。

海沼さんの演奏にびっくり仰天する自分

海沼さんはリズムキングだ。玉子みたいなマラカス?ひとつでもめっちゃノる。シンセの打ち込みだったデモからイキイキとした音楽に生まれ変わってゆく様に立ち会えるのは幸せだ。自分は映像の作り手ではあるが、一番好きな作業は音楽録りだ。要するに猛烈にミュージシャンに憧れている。

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