「ライターになりたい」と思ったら読むnote——商業ライティング基礎の“き”

今年の2月に書いた「商業ライティング基礎の“き”——駆け出しライターがぶち当たる3つの課題」の「いいね」数が500を超えました。このタイミングで、内容を大幅に加筆し、有料記事に変更させていただきます(大好評をいただき、感謝です🙇‍♂️)。

はじめまして、株式会社Traimmuという代官山のスタートアップで広報PRをしているオバラ ミツフミと申します。

会社員になる前は、フリーランスでライターをしていました。学生時代にプロを目指し、大学を辞め、そのまま文筆業で飯を食っていました。

ライターとしてお金を稼ぐまでに、およそ2年くらいの時間がかかりました。モメンタム・ホース代表の長谷川リョーさん(当時はフリーランス)に弟子入りし、「本当にセンスがない」ところから、ブックライティングをまかせてもらえるまで面倒を見てもらいました。

当時を振り返ると、「ライターになりたい!」と思っているのにも関わらず、誰よりも文章が下手だったと思います。

幼い頃からほとんど書籍を読んだことがないし、書く文章もコミカルというか、商業的に優れたものではなかったのです。

ですが、一つ一つステップを踏み、懸命に書き続けていたら、お金が稼げるようになりました。きっと、誰よりも文章が下手くそだったからこそ、僕は誰よりも文章力向上のノウハウを持っている気がします(笑)。

今でも副業として書き仕事を続けているのですが、ちょっと本業にコミットしたくなり、しばらくライティングから身を置こうと思っています。このタイミングで、僕が学んできたことを一度棚卸しして、ライターを目指すみなさんに伝えたい。そう思って、「商業ライティング基礎の“き”」というタイトルでnoteを書いています。

気づけば1万字の超大作になってしまいましたが(笑)、きっと役に立つ内容になっているはずです。

商業ライティングの基本は、インタビュー記事の執筆

「ライター」とひとくちに言っても、ジャーナリスト、コラムニスト、ウェブライター、クラウドラター(クラウドソーシングでまとめ記事を書く)など、様々な職種があります。

その中で、ライターとして生計を立てる——つまり、商業ライティングで飯を食うなら、まずはインタビュー記事を書くウェブライターを目指すのが最短の道かなと思っています。

ということで、本noteでは、インタビュー記事を書くために覚えておきたい、「商業ライティング基礎の“き”」について、まとめていきます。

文章のクオリティは、文章を書く前に決まっている

基本的に、インタビュー記事であれば、記事を書き始める前に「構成」を作成します。構成とはいわば、記事のガイドラインです。

駆け出しのライターには、構成を作成せずに、いきなり記事を書き始めてしまう人が少なくありません。そして必ず、記事を書きながら路頭に迷います。

改めて読み直すと内容がイマイチなことに気づき、永遠堂々巡りの修正を繰り返してしまうのです。それもそのはずで、ガイドラインを作成せずに記事を書くことは、「道筋もゴールもないマラソンをひたすら走っているようなもの」だから。

インタビューを1時間すると、およそ2万字程度の文章になります。そのうち、記事になるのは平均3,000〜5,000字。「本当に大事な部分しか使わない」のがインタビュー記事です。

だからこそ、記事を書く前に「どの部分を利用して」「どのように配置するのか」を考える必要があります。私たちが常日頃目にする記事は、そうやって無駄を削ぎ落としたものです。ただただ書き連ねただけなら、改めて記事にする必要はありません。もっと言えば、いわゆる“素人の文章”になってしまいます。

また、記事のクオリティの大半は、この「構成」によって決まります。「構成力こそ、商業ライティングのすべて」だと思うほどです。

「自分なりの表現」や「相手の想いを伝える」といった、ライターとしての矜持があるかもしれませんが、そんなのラスト1%に注げばいい。

まずは、「どの部分を利用して」「どのように配置するのか」を徹底的に考え、無駄のない引き締まった文章に仕上げることに全力を尽くしましょう。

構成の作り方 - 文字起こしに段落をつけるマーキングする

構成でまずやることは、文字起こしに見出しをつけ、段落を分けることです。

インタビューでは話が逸れたり、想定質問とは異なる話題に触れることが多々あります。なので、「どの部分で、どんなことを話しているのか」を明確にすることからはじめましょう。

先に内容を把握しきることで、「記事に使う重要な部分」を整理でき、「場合によっては使える面白い話」を見逃さなくなります。

構成の作り方 - 文字起こしにマーキングする

文字起こしに見出しをつけたら、続いて「マーキング」を行います。記事に文字起こしの全てを利用する必要はないので、取材趣旨に合わせ、重要な点とそうではない点を色分けしてください。

桜井章一さんインタビュー「“運”ですら、支配する——20年間無敗、裏麻雀の世界を生き抜いた伝説の勝負師が若者に伝えたいこと」より

ちなみに僕は、青を利用する部分、黄色を利用するかもしれない部分でマーキングします。不必要な部分は赤でマーキングし、基本的に使いません。

見出しを入れる作業と、マーキングを入れる作業を行うことで、執筆前に文字起こしを2回読むことができます。

その時点で、記事のイメージが浮かびますし、内容の理解も深まる。最初に一手間加えると、迷わずに書けるだけでなく、クオリティを上げることにも役立ちます。

構成の作り方 - トピックを抜き出す

マーキングをして、使用する部分としようしない部分を分けたら、今度はトピックを抜き出し、順序を入れ替えていきます。これが、いわゆる「構成」です。

そもそもインタビュー記事は、特別なことがない限り、本人が話した内容をそっくりそのまま書く必要はないですし、順番を入れ替えても問題ありません。

相手が話したかったことを、綺麗にまとめ、より印象的に、よりかっこよく書くことが、ライターの仕事です。

僕は構成を、以下のように作成しています。

黒丸はトピック、白丸は要約したテキストです。できるだけ削ぎ落として簡潔に書き、流れを明確にする。論理的な構成になるよう順番を入れ替え、どの部分を厚くするかまで決められると完璧です。

ここまでできれば、あとは書き進めていくだけ。迷わずに一気に書き、その後リバイスを繰り返していくと、スピーディかつ内容の良い記事に仕上がります。

ライティング初心者は、必ず“3つの壁”にぶつかる

構成が終わったら、いよいよライティングです。すでに構成を立てているので、その構成に沿って文字起こしの文章を当てはめていくことで、記事のおおよそは完成します。

ただやはり、ここからが難しい……。ライティングスキルは、地頭の良さやこれまでに触れてきた文章量に左右されるので、属人的な部分も多く、なかなか教えるのが簡単ではないのです。

とはいえ僕は、そもそも学歴もなければ、幼い頃から文章に触れてきたわけでもない。つまり、ライターとしての素養はゼロだったわけです。

しかし、ライティング初心者が「必ず3つの壁にぶつかる」ことに気がついてから、スキルが急激に成長しました。

結論から言うと、3つの壁とは「文章が冗長」「リズムがない」「論理的でない」です。これらは、プロの文章を写経している際に、自分の文章と比較したことで気がつきました。

さらに、ある程度ライターとして経験を積んでから、人の文章を編集する機会も増えたのですが、ライティング初心者であれば、やはり3つの壁にぶつかるのです。

逆を言えば、この壁を超えることができれば、「ライターとして活躍するスタートラインに立った」とも言える。

そこから表現の質を高めたり、タイトルや見出しに切れ味を出したり、リード文でエモ全開で惹き込んだり締めの一文で深い考察を添えたりしていけば、自分の仕事になっていきます。

・・・

以下、480円の有料部分になります。実際に編集した記事を例示しつつ“3つの壁”について解説した上で、ライターとしての腕が分かれる「タイトルと見出しの付け方」を紹介。続いて、読者に最後まで読んでもらうためのリードの書き方を解説します。

教科書的に学べる内容になっており、繰り返し読むことで、ライターとしてお金を稼ぐための筆力が身につくはずです。

実践に勝る学びはないので、自分で書いた記事を編集者の方に直してもらい、ナレッジを蓄積していくことが最短の近道。ですが、最初の記事を書くまでのハードルが高い。ということで、最初の記事を書くためのステップとして、以下の有料部分を参考にしていただければと思います。

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「ライターになりたい」と思ったら読むnote——商業ライティング基礎の“き”

オバラミツフミ @ObaraMitsufumi

480円

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ハタチの備忘録

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コメント1件

メッセージ、送れるんですね、note。やり方が分からない…すでに私も投稿したので、シェアします。リンク、送れるのかな、これ。
https://note.mu/hirotakai/n/n80b78c9f67d8
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