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身動きできず困っていた10年続く未練が、急に消えた話

先日、10年も未練が消えない話をした。
当時付き合ってはいなかったけど、すごく好きだった人のことを今でも忘れられないという話だ。
朝までよく二人で飲んで、でも一度も体の関係はなくて、当時の彼女とその後結婚した人。
ずっと連絡もとっていないのに、忘れられなくて苦しかった。


急だけど、その未練が(たぶん)昇華できた
投稿した後結構すぐにだ。
驚きの展開でしかない。
だって10年だ。
自分で自分の対処がわからず困っていたのに。
まだ投稿して1ヶ月くらいだけど、ずっと残っていたわだかまりの芯みたいなものが自分の中から消えた。
ほんとか?と自分で自分が疑わしくて今日まで様子を見てみたけど(なんせ10年だ)、きっと成仏したんだと思う。
だから、今日はなぜ思いが昇華できたのか、何をしたのかを話していきたい。


まず、先日の投稿をする前、私は友人と話をしていた。
泊まりがけで友人の家に遊びにいき、たくさん話をした。
そこで話したことや思いを翌日にまとめたのが先日の投稿だ。


昇華した理由①当時を知る友人に洗いざらい話をし、受け止めてもらったこと

友人は、片思いの彼とも共通の友人だった。
複数人で一緒に遊んだり旅行したりもした仲だ。
当時は彼に彼女がいたこともあり、私は友人にさえ彼の話をあまりしていなかった。
今になってではあるが、彼のことが忘れられないという話をした。
お酒を飲みながら、たぶん2時とか3時まで話していたと思う。
最後は夜の公園(青春!)で号泣しながら当時のことを聞いてもらった。

まず、吐き出せたのが大きい。
やはり口から出さずに内に貯めておくと、思いや思考は発酵して凝縮して変質してしまうのだと思う。
当時したこと、言ったこと、思ったこと、今になって思うこと、苦しいこと。
聞いてもらっただけでかなりスッキリした。

あと、私の大きな不安・わだかまりのもとになっていたのは、私が勝手に盛り上がって勝手にこんなに好きになって引きずっているのではないか、ということだった。
自分が一人相撲な勘違いのストーカー気質なのではないかと自分に怯えていた節すらある。
彼は私に好意を言葉で伝えてくれたことはなかったのだから。
でも、友人が言ってくれた。
私にはして、その友人や他の女性にはしなかった言動があるんだから、そんなことはない。彼がずるかっただけ
その言葉に肩に入っていた力が抜けた。
その一言で10年続いたわだかまりが溶けたのだ。

私はただ、当時彼が同じような思いを持っていたというその事実を知りたかったのだ。
それを知りたくて、ずっと気持ちを大事に抱えていたんだと思う。
人間、矛盾した感情を同時に持つことだってあるし、複数持つことだってあると思っている。
今となっては、それが彼女と同時期だろうが、最終的に彼女と結婚し私が選ばれなかった事実は別にいい。
もちろん当時は苦しかったし、結婚すると聞いてショックだった。
いや、私は付き合ってもないし浮気相手ですらないんだけれども。
そんなこという権利のある立場ではなくとも、片思いだけどショックだった。
でもそれとは別に、彼が好意を持っていたということを信じたかったのだ。
その思いがずっと続く未練の大元だったのだと今になって思う。
それを当時を知る友人に認めてもらえたことで、もういいかな、とこの思いがやっと成仏した。


昇華した理由②思いを投稿したこと

私の思いは瞬間冷凍して投稿に書いた
それを世に放った。
もし今私が死んでも、その思いの軌跡は無くなることはない。
希望すれば、死んだ後に相手に読んでもらって、当時の私の思いや恨みみたいなものを伝えることだってできる(やらないけど)。

それができると思ったら、もう自分の中に留めておかなくていいや、と思った。
だって、感情は全てそこにある。
そこに瞬間冷凍した。
もし思い返したくなったら、そこへ戻ればいい。
投稿したことで、自分の中から記憶や思いを取り出して別メモリに保存できたのだ。
そうすることで、今の私の容量を使わなくてもいいやと思えるようになった。


投稿をする前、私の彼への思いは黒紫色の粘度の高いどろどろとしたものだった。
ちなみに別の時期に付き合っていた人の思い出は、透明感の高い水色のさらさらキラキラしているイメージだったり、濃い緑色の彩度の高い板みたいなイメージだったりする。
今の彼のイメージは、黒紫色なのは変わらないが、水のようなさらさらした、少し透過するものに変わってきている。

未練はつまり執着だ。
このイメージの変化は、執着が薄れてきた証のように感じている。

10年ずっとあったものが急になくなって、呆然とする心地はある。

でも、やっとこの思いから解放されそうで、ほっともしている。


今日は毎日投稿47日目でした。

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