見出し画像

どうする?VIVANT続編。


「VIVANT」が終わりましたね。

印象的には最終回、ワニズ役の方

ツメアトのこしましたね、見事に。


わっるい顔して、イイ顔だなぁ。

いいハゲ具合だし、最近だと

大河で明智役をした酒向芳さん

あの系統で、重宝されそうですね。

酒向芳、好敵手出現でどうする?笑


あのツバ、ダッラ〜なのもいい笑

ツバって汚いですけど人間っぽさが

グワッと増して悔しさや怒りが

ちゃんと大きく見えるんですよ。


人間から出る液体は漏れても

盛れてなくても、もれなく感情。

キレイなところでは、涙もそうで。

鼻水もそうですよ、演技が映える。


ドラマだからキレイに撮るのも

いいっちゃあ、いいんですけど

内容によってはよりリアルなのも

印象に残りますからね。逆に。


不潔だとクレーム来るかも知れないが

まぁ無視でいいでしょ、作品は

そのくらい賛否あるほうが勝ち。

完全に脳裏に。ワニズ俳優の勝ち。


クレームの感情に寄り添いすぎると

作品の感情が死にますから。

ある程度、突き放して背負わず。

重くなりすぎて、完成度が落ちる。

ワタクスはそっち派ですね。



最終回、なんかいろんなことを

急いで詰め込んで落ち着きない

仕上がりだったように思います。


どうしてもいろんなことを削っても

時間内に収めたかったんだろう。

でもセワしなかったです、間がない。


ちゃんと、マを取って急がずに

3時間くらいやっても良かったよ笑

観てる方も急かされてた感覚だった。


堺もね、なんか途中微妙にFでなく

H(半沢)に憑依されてたからね笑

観る側の半沢刷り込みが強いのか?


どうしてもまくし立てたりとか

感情が昂ぶってる芝居になると堺は

Hが出てきますね、ちょっと笑った。


続編はワタクスは要らないと思う。

物語として最初の入りから

「実は別班」って流れの驚きが

もうないから。


結構、軽視されがちですけど

今回の最初のほうで実は別班でした

という衝撃、興奮にはもう及ばない。


誰が登場して何を演じようが

ツカミのどんでん返しを上回ることは

もうムリなんですよ。鮮度がないから。


みんなが知ってしまってる時点で

驚きの鮮度は大きく落ちてるから。

このまま終わったほうがいいんです笑


みんなが欲しがるところを

これだけ応えてきたんだから

ここは逆に、みんなを裏切れ笑

それが実は、一番面白いから。


余韻を残してあえて描かずが

歴史にノコルと思いますから。


いまの大衆はなんでも最後まで

納得する結果や理由、説明を

欲しがってしまう傾向がある。


だから異常なマニアック志向や

考察ブームの火の付き方になって

エスカレートしていくんです。


福澤は3部作までイケるというが

それはね、全部やっちゃうと

おもしろくないんだよ、絶対に。


映画化までいくと意外と失敗とか。

これまでたくさんあるし。


やっぱり半沢も最初のときほど

以降ボルテージは上がらなかった。

おなじみの、を所望したがってて。


やっぱり最初が、一番美味しい。

死ぬほど走ってなんでもない水が

一番、美味しい。


あれは美味しさでないか笑

二回目以降はすべての鮮度が落ちる。

それが普通ですよ、人間の。


でもビジネスでやらざるを

えなくなるんでしょうけどね笑


ビジネスで頭がいっぱいになると

作品のピーク感覚は落ちてきたことに

気づけなくなることが多い気がします。


周りのためにやるんでしょうけど

せっかくの評価を台無しにせず

腹八分目であえてやめとくってのも

ひとつの手法ではないですかね。


確実に期待値だけは上がってるし

それに応えるには、乃木が別班と

わかっている状態から、ノビシロは

ほとんどないんですよ。


乃木の活躍、別班の活躍をみたい

ってだけではワンパンチ足りない。

物足りずに続編は終わるでしょう。


諸々を考えるとやらざるをえないが

いいイメージを残したまま終わって

続編をつくらないほうがいいときも。


これはあとになって初めてわかるが

このパターンはおそらくこれ以上の

驚きはないと思うし。


驚きをムリにつくっても今度は

嘘くささが強くなってしまって

なんだよそれ!って流れに変わる。


ジャンルは違うけどSPECもそうで。

最後、なんか空飛んでったなぁって。

少し着地点が高くなりすぎてしまった。


現実離れが強いドラマでしたけど

映画になって、なんかちょっと

遠いところへ勝手に進んで

行ってしまった感があって。


パラレルワールド的な世界観とか。

マニアがマニアックな読みを重ねるほど

一般的な大衆の興味は冷めていくんで。


ただ、SPECは主人公の謎が

ドラマの最終回でまだ多い状態での

続編を映画化したんでね。


でも、VIVANTの場合は主人公含め

ある程度の謎がさらされてわかった。

そこから先、ということを考えると

大きな驚きはもうないんですよ。


違う事件を追う、乃木と野崎が。

未回収の考察のリクエストに応える

っていう展開だとしてもです。

もう出がらしになってる状態だから。


ただこれ以上、実は◯◯だった的な

裏切りはもう今度はフィクションが

強めになり、ウソ感が強めに

出てしまうんです。


そうなるとテンションも下がる。

これはおそらくどんな原作、脚本を

用意していようが、素晴らしい伏線と

回収を豪華に織り交ぜようが、です笑


作品のピークは今回が最高で

あとはサガルだけなんですよ。


どうしたってこれ以上は

ドラマの程よいフィクションを

上回るムリヤリ感が出てしまう。


先見の明があるのであれば

目先のビジネスに囚われずに

ここでやめとくのが一番いい。


どこかで温めておいて、いつか

福澤の子や孫なんかが数十年後に

父や祖父の夢の続きを実現した

みたいなほうが盛り上がるから笑


絶対、いま期待に応えるベキでない。

ベキやバトラカ、ピヨが生きていようが

ノコルが過剰に叫ぶ演出をしようが。


みんながやれやれ!というときは

意外とやっても、効果が薄い。


みんながやらないタイミングで

やったこと無いことをやるのが

それが一番効果があるんだから。


それ以降は残念ながら二番煎じ

レプリカ感が出てしまう。


福澤さんよ、家族の物語なら

ここはアンタの子や孫に託せ。

それが一番、作品にとっても

アンタにとっても良い選択ですよ。


寝かせたら寝かせた分だけ

VIVANTの価値も上がるから。


素人が偉そうにですが笑

続編やらないほうがいいです。

乃木並みに急所外してますから

致命傷にはならないですよ笑






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?